社会民主党北海道連合

北海道電力プルサーマル計画における「道やらせ指示」問題についての要請書

　日夜おつかれさまです。
　さて、2008年８月および１０月の「プルサーマル計画に関するシンポジウム」における北海道電力による「やらせ」問題は現在も真相解明中ですが、当初は道の「関与はなかった」としながらも、現在、「道のやらせ指示」と言えるメモの存在が明らかとなり、同計画の安全性に関する道の有識者検討会議委員への工作すら取りざたされるという、極めて憂慮に堪えない問題となっています。
　こうしたことは、断じて容認できるものではなく、怒りを込めて強く抗議するものです。
　言うまでもなく、一連の組織的「やらせ」の事実は、公開シンポによる意図的な意思でプルサーマル推進という誤った判断がされており、取り返しのつかない重大な問題です。
　また、道民の生命と暮らしを守るべき行政自らの組織的意識的介入という事実は、その社会的責任すら放棄するものであり、知事自らの責任が厳しく根底から問われるものです。
　こうしたこと含め、以下の点について強く要請します。

１　北海道知事として、ことの重大さ含めて、事態解明と究明に努め、関係者への対応および知事自身の責任も含めて明らかにすること。
２　原発なしで暮らせる社会に向け、すみやかに泊原発３号機の営業運転中止と、プルサーマル計画の撤回を求めること。
３　泊原発周辺活断層の問題、瓦礫処理受け入れ問題など含め、道民の意見などを広範に聞く場と機会を設けること。