やっぱりどんよりした4日目、フランス国鉄に乗ってミュールーズ自動車博物館へ。
スイス国鉄バーゼル駅のフランス寄りにフランス国鉄の
バーゼル駅の自動ドアがあります。自動ドアの向こう側
にはパスポートコントロールと税関の事務所があります。
以前仕事で来たときはこのようなドアは無く、フランス
へはフリーパスでした。
切符の販売機がありますが、フランス国鉄の切符は
スイス国鉄の窓口でもスイスフランで買うことができます。
メカのこととか理解せずに、それでもなにやら憧れた
シトロエンのDS。
お隣の青いのはSM。
どちらもいまでもかっこいいです。
時代が前後しますが、手前が1995年の
ジョーダンプジョー195、エディー・アーバイン車。
その奥が、1983年のルノーRE40、アラン・プロスト車。
良いものをたくさん見せていただきました。
停留所が近づいたので、「降りますボタン」を押そうとしたら
他の誰かが先にボタンを押しました。でもバス停で降りたのは
私たち二人だけ・・・
おかしいなと思いながらバスの進行方向へ歩き始めたら
バスの乗車口が開いて運転手さんがなにやら言っている?
「博物館の入り口は逆方向だよ!」なんと、我々が逆方向へ
歩き始めたので、乗車口に来るまで待っていて教えて
くれたのでした。
そのとき気が付いたのですが、私たちのために「降りますボタン」
を押してくれたのは、駅でタバコ投げ捨ててバスに乗った
姉さんでした。駅では怖い感じだったけど、我々が乗るときの
会話を聞いていてくれて、ボタンを押してくれたのです。
右の2枚の写真はビデオからのものなのでボケボケですが、
二人がニコニコして手を振ってくれたのが、とても印象的でした。
モニュメントにはそれぞれの国の方向に、スイス、フランス、ドイツの
国旗が描かれています。
十分堪能した後は、 ミュールーズ駅の自販機で買った
MIKADOをつまみながら再びフランス国鉄でバーゼルへ。
運転手さんのおかげで博物館の入り口を発見!
もっと「はっくぶっつか〜ん」という感じの建物を想像していたので
見落としてしまいました。
道端って感じです。
当たり前ですがルノーもいました。
これは1924年製のLANDAULET Type NM というらしいです。
6気筒9121ccで最高速120km/hとパネルには書いてありました。
正直に告白しますと、この時点で私はあまりフランス車に興味が
ありませんでした。ですので、あまり写真が多くありません。
今回結構期待していたのは、ラリー車でした。なにせ
本場なので期待を膨らませていたのです。
プジョー205T16とルノーサンクターボ。
こちらもいまでもカッコいい。
海外版のWRCのビデオでしか見たことが無かったので
感動です。
暗い照明のブースに、いわゆるクラシックカーがいっぱい。
ビンテージの価値が高いものを別の部屋で展示しているようでした。
フランス車ではブガッティーが多く展示されていました。
おそらく右の写真もブガッティーだったような・・・
ベンツやロールスロイスも当然のように展示されています。
車内に貼ってある「携帯使わないでね」のステッカー。
その下の丸いのはなんだか分からないのですが、今回の旅で
フランス国鉄が一番おしゃれな内装でした。
ただ、この列車ではアナウンスがフランス語だけだったので、
「ミュールーズ」以外はさっぱり分かりませんでした。
私たちのスイス旅行はこれにて終了です。
最後の夕食はマルクト広場近くでフォンデュをいただきました。
夕暮れ、と言っても20時くらいの市庁舎前をトラムが行きかいます。
個人的には写真のLRTと呼ばれるトラムより、古いタイプのほうが
好みです。
というわけで、古いトラムの走行シーンを車内からどうぞ。
この日はあちらはお休みの日で、人通りも少なく、なにか寂しい感じに
なってしまいました。
また訪れる日を楽しみに、最後の夜は更けていきました。
さて、バーゼルに戻って今回の旅の最後の観光スポット
三国国境へ。スイス、フランス、ドイツの国境地点です。
トラムを乗りついだ最寄駅の近くが右の写真です。
なんの種類か分からないのですが、うすい皮をまとった
種がたくさんひらひら落ちていました。
ここから10分ちょっと歩くと、モニュメントに到着です。
これも時代の象徴、トラバント。
生まれて初めて実車を見ました。
そしてもう一台がフォードのRS200。これも憧れの1台です。
4連の補助灯が迫力です。
しかし、WRC関係の展示ではこの3台だけ。ちょっと拍子抜け
でした。
他にはラリーレイド用のポルシェが別の部屋に展示してあり
ましたが、もっとWRCの車があると思っていましたので、少し
残念です。
ミュールーズ駅です。
駅に着いたとき、なにやらおしゃれな音楽が・・・
フランス国鉄のいわゆるチャイムだと後から分かりました。
左の写真をクリックしてみてください。
このときはトラム工事の真っ最中。ずいぶん雰囲気が変わる
だろうなと想像しつつ、バスで自動車博物館へ移動です。
寒い中、バスを待っていると地元の姉さんがタバコを投げ
捨てて車内へ。ちょっと怖い感じがしつつ、運転手さんに
「博物館へ行きますか?」と確認しながらバスへ乗り込みました。
フランス国鉄のホームでは、Basel(ドイツ語)とBale
(フランス語)の2ヶ国語表示になっています。
9時17分発のストラスブール行きTERでミュールーズ(Mulhouse)へ
向かいます。
あちらの列車には、このような自転車ホルダー?が設備
されています。
日本だと輪行バッグに入れないといけないとか聞いた
ことがありますが、これだったら気軽に自転車で移動
できますね。
上の写真の右側に見えているのが、右の写真。
1997年プロスト無限、オリビエ・パニス車です。
翌98年からはエンジンがプジョーに変わったので、
そちらが展示してあるかと思いきや、日本製エンジン
搭載車でした。
このころはハイノーズが流行でした。
最後のコーナーには耐久レースなどの競技車両やF1が
ずらり。
やはりサーキットの競技のほうがメジャーなようです。
ゼッケン0はウィリアムズルノーのデーモン・ヒル車。
フランスに縁のあるマシンたちが並んでいます。
それでも自分と時代がかぶっている車は写真の対象に。
おなじみルノー4CVですね。
ひだりにいるのはシトロエンの2CV。
この時代は、この子達みたいな淡い色の車が結構多かった
ような気がします。
中はこんな感じ。平日なので人はあまりいません。
自動車の創世記から展示が始まっています。
この左側の壁の先には・・・
入場券を買って入っていくと、最初に出迎えてくれるのが、この
ブガッティーです。
カーグラフィックTVのオープニングテーマが頭の中で鳴り始め
ます。その勢いで中へ進むと・・・