1期工事

 2001年の5月の連休明けから工事に入りました。仕事が休みの時に少しずつしたので、出来上がったのは夏でした。
 

 
使用する木材

ホームセンターで安価で手に入るSPFの、2×6を使用しました。インターネットでいろいろ調べるとレッドシーダが良いらしいのですが、SPFと比べると値段が高い。また、レッドシーダもどのくらいもつのかわからない。「レッドシーダでも7年くらいしかもたない」(もちろん環境によるのでしょうが)と書いているホームページもありました。
「まあ、SPFでも何年かもてばいいんじゃない?腐ったらまた考えようよ。」

工具
 インパクトドライバー 
これはもう必需品です。電動ドライバーではコースレッドをうちこむのは無理。私はコードレスではなく、コード付き(100V電源)のインパクトドライバーを買いました。
充電の必要もなく、連続して使えるし、力も強い。自宅の周りで使うのであれば延長コードがあればだいたい間に合います。コードの取り回しが少し不便ですが。
 ねじくぎ(コースレッド)
ステンレスが良いと思います。値段が高いですが。
既設のウッドデッキを撤去したとき、1年しか使ってないデッキなのにインパクトドライバーで鉄のコースレッドを外すと半分くらいは折れてしまいました。サビてました。ステンレスだと外した後も再び使用できます。
 のこぎり
これも当然必需品です。SPF、レッドシーダ等は柔らかいので手のこでも切れます。私はほとんど手のこを使いました。
イエローパインはかなり堅いです。手のこではてこずるでしょう。
手のこで木材を直角に切るのは難しいです。木材にセットして、のこぎりの歯をぶれないように固定する工具も買ってみましたが、あまりうまくはいきませんでした。
私の場合、木材の上面と手前の面に軽くのこぎりで筋を入れ、木材の角からその両方の筋に従って切る様にした所、割とうまくいきました。コツは切る時に力を抜くことです。
電動丸のこもホームセンタで安いのを買ったのですが、うまく使えませんでした。どうやっても、切り口がうねった感じになるのです。電動工具は安物は駄目です。後で知ったのですが、電動丸のこは歯の前後に角度調整のあるタイプでないとこのように切り口がうねるようです。
また、電動丸のこは切った切れ端(歯の右側になる)が垂れてきて歯にあたると強烈なキックバックが起こります。初心者の私は非常に怖い思いをしました。

塗料
 木材を保護する塗料は最初キシラデコールを使おうと思っていましたが、ホームセンターで見かけた「エコウッド」にしました。「60年持つ」「北欧で実績がある」との文句にグラッときました。
木材がグレーになるのは暗い感じで嫌だったのですが、どうしても嫌になれば、上からキシラデコールを塗ればいいや。
でも、あとで知ったのですが、エコウッドの上からキシラデコールを塗ると、もっと暗くなります・・・。

ウッドデッキのサイズ
 これは相当悩みました。現在のウッドデッキのサイズが間口2.7m、出幅1.8mで小さめだったので、今度は出幅を2.4mと大きく取りました。間口は家の幅ほぼ一杯です。
 ウッドデッキの高さですが、既設のウッドデッキは掃き出し窓からすぐの高さでした。部屋の中との一体感という点ではいいのでしょうが、庭の方からウッドデッキに腰掛けるとやや高い感じがありました。
今度のウッドデッキは庭の方から腰掛けた時に丁度いいように高さを決めました。掃き出し窓からは少しさがりましたが、特に違和感はありませんでした。

 今までのウッドデッキを取り壊しました。

 もう後には引けません。ちょっと緊張。

 大丈夫かなあ。犬も掃き出し窓で心配そ
うに眺めています。

 基礎はとても大変でした。穴を掘り、砂
利を敷いて束石を乗せます。束石には前
もってポストを取り付けてあります。ポスト
の垂直を出すのに苦労しました。

水糸を張ってポストのラインを合わせています。    
 最後に束石の周りに速乾セメントをふ
りかけ、水を流し込みました。このポスト
は4×4のレッドシーダです。

 

途中の写真をあまり撮ってなかっ
たのでかなりとびますが、床板を貼
るところまできています。       
                      
 水準はペットボトルと10mm径の
ホースでとりました。          
                      
 足洗い場がウッドデッキの下に隠れて
しまいます。ごみで詰まったりしない
ようにあとで板でふさぎました。

床板がかなり貼られた状態。   
                     
 あまった分は最後にまとめて切り
そろえ、幕板を貼りました。床板も
幕板も2×6です。

 エアコンの室外機。後でなにか目隠し
を考えます。

 幕板を貼った状態。エゴの木のと
ころは四角くよけています。     
 その右のもうひとつの角は階段の
取り付け部です。階段は従来のウッ
ドデッキの踏み板だけを長い物に替
えてつけました。

 階段の横にあるのは勝手口前に
作った下駄箱です。          
  子供たちが勝手口から出入りす
る事が多いので、雨で靴が濡れない
ようにと作りましたが、ウッドデッキを作
った後の端材で作ったのでなにしろ
みっともない。             
 子供たちが大きくなるまでの何年
間かの間に合わせと割り切っていま
す。嫁さんからは大ブーイングです
が。

 水栓が床板ぎりぎりになってしまい
ました。                 
 後日移動する予定、といいつつこ
のまま何年もこのままでした・・・。

 西側の隣家との境にはラティスを
使いましたが嫁さんにはに不評で後
日ルーバー調に作り変えました。

 暑かったのでターフを掛けてみまし
た。かなり涼しい。          
 しかし雨の日はターフに雨水がた
まるのでたたまなければなりませ
ん。

 フェンスはクロスにするとウッド
デッキと庭との空間が遮断される
ような気がしたので斜めに1本だ
け入れました。
 

ポストの基礎について

ポストは基礎にしっかり固定した方が良いようです。下が犬走りのようなコンクリートでもポストを置くだけとかは駄目です。
床板が2×6だと、だんだん反ってきてポストまで持ち上げてしまい、きいきいと床鳴りの原因になります。


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