宗政報告No13(2004年12月20日)


   
宗議会宗政調査会報告



●アップが遅くなりましたが、12月7日から9日にかけて、宗議会宗政調査会が開催されました。
そこで、中越地震支援に対する内局の対応を確認しましたが、ボランティア支援に関しましては、
現地の三条教区にすべて一任していると、直接担当する考えのない事が表明されました。
 そのこともあって、議会として次の各事項について、内局に強く要望しました。

                                   2004年12月9日
  宗務総長 熊 谷 宗 恵 殿
  宗議会議長 藤 田 智 賢 殿

                 要   望   書

 宗務ご尽励の段、大慶に存じます。
 下記の件、ご高配の上対応いただきますよう要望致します。

                         記
1 今回の中越地震に対して宗務所・各教区よりの義援金について、収支報告書を
  議会に報告されたい。
2 中越地震罹災寺院教会に対し、宗費賦課金についての減免も考慮されたい。
3 第2種共済復興共済金の給付のための共済審査会について、従来の宗務役員
  のみの審査でなく、審査委員に専門家・学識経験者等を加え、査定審査に異論が
  出ないように慎重を期されたい。
4 被災住民(被災門徒)の仮説住宅入居者のケアとボランティア活動の支援につい
  て充分な配慮をされたい。
5 福井・新潟・京都・四国等の水害に対する救済方法・被災状況・義援金配布金額
  等を議会に報告されたい。 

                                            以  上

                              
●避難所生活を余儀なくされていた人々も、仮説住宅に移られ、長岡・願興寺に開設されていた現地支部活動も一応の区切りを迎えたと言えます。
今後は、仮設住宅入居者への心のケアを中心にした活動を目指そうとしています。
ここで、今までの現地支部活動と三条教区青少年部門活動について報告すると共に、今後の方針についてお知らせします。

A.活動報告(10月31日から12月3日)
 1.延べ人数:413名
 2.活動内容:被災寺院の本堂等の後片付け・清掃   8ヶ寺 10日間
  避難所での炊き出し活動  小千谷市・越路町  計6回
  市町村のボランティア活動支援
 3.他教区からのボランティア:高田・富山・高岡・能登・東京・仙台・山形・奥羽
                     金沢・山陽・鹿児島

B.今後の方針
 1.活動内容:仮設住宅入居者へのケア 
  入居者の調査をする。雑巾を三枚づつ持っていって一週間後に洗濯した雑巾と交換す
  ることによって顔繋ぎをする。必要とされていることを聞きとる。
  手次の住職と連携をして法要等のお手伝いをする。
 2.対象:山古志村の人たちが入居している長岡市の仮設住宅を中心にピンポイントで。
 3.期間:二年間を目標に。

なお、宗議会は三条教区に義援金として百万円を、また、グループ恒沙は、五十万円を現地支部活動資金として拠出する事になりました。