BOOKS 

野 鳥



 ワイドKC モーニング
とりぱん 22     著者 とりのなん子  講談社  619円+税
22巻目は冬から夏、第576羽から第603羽までを掲載しています。
表紙はハイタカ、表紙の裏はハイタカ、ツミの解説。今巻もヒヨちゃん、
つぐみん、アオゲラのポンちゃんなどの常連からテン、キツネタヌキ、
カモシカなど、それから著者が飼い始めたネコ、くーちゃん・なっちゃん
も新登場。
             〔 ISBN978-4-06-510449-1 〕2017/11/22


幸せの青い鳥     撮影・監修 真木広造  メイツ出版  1,250円+税
日本中の鳥を探す旅の中で出会った美しい青い鳥26種類を掲載しています。
表紙のクロヘラヒタキで始まりクロヘラヒタキで終わっていて、迷鳥が
ほとんどですが、普段見かけるカワセミ、イソヒヨドリ♂から夏鳥のオオルリ、
サンコウチョウ、ブッポウソウ、漂鳥のアオバト、ルリビタキなども載っています。
           〔 ISBN978-4-7804-1955-9 〕2017/11/17


 今すぐ使えるかんたんmini
魅力を引き出す 野鳥撮影 基本&応用ハンドブック
         著者 戸塚学 石丸 喜晴 Mosh books
                 技術評論社  1,480円+税
野鳥撮影の機材選びから、野鳥撮影のカメラの設定、身近な野鳥の
撮影、野鳥を魅力的に写すための撮影テクニック、野鳥別ピンポイント
撮影ガイドなどを詳しく解説しています。
            〔 ISBN978-4-7741-9357-1 〕2017/11/14


フィールドガイド日本の猛禽類 vol.04 ノスリ
  著者 渡辺靖夫 越山洋三 先崎啓究 伊関文隆
                フィールドデータ  1,000円+税
ノスリの概要と分布、鳴き声、換羽、生態、識別をイラストと写真で
詳しく解説しています。ノスリ亜種オガサワラノスリ、オオノスリ、
ケアシノスリについても写真9枚を使って説明しています。
 A4判28ページ 2017/11/04
https://www.studiokohoku.com/ にて標準配送料 450円でネット販売〕


 バードウォッチングでもっと楽しい毎日!
鳥さんぽをはじめよう     著者 ♪鳥くん(永井真人) 
                 主婦の友社  1,400円+税
鳥たちと出会うためのコツとヒントを1章 鳥さんぽで楽しむ1年
2章 鳥さんぽに出かけよう 3章 あると便利な鳥さんぽグッズ
4章 鳥が教えてくれること  5章 もっと楽しむ鳥さんぽ 
6章 鳥さんぽで会える鳥たち に分けて紹介しています。
         〔 ISBN978-4-07-425254-1 〕2017/10/27


なんでそうなの札幌のカラス     著者 中村 眞樹子
               北海道新聞社  1,400円+税
都会に生きるカラスに魅せられ、この18年ほどほぼ毎日札幌のカラスを
観察してきた著者が48の疑問に答える形式でカラスの基礎知識から
珍しい行動まで、きほん編、食べる編、珍しい行動編、子育て編、
困った編に分けて回答しています。
          〔 ISBN978-4-89453-878-8 〕2017/10/14


月刊 たくさんのふしぎ 2017年 11月号(第392号)
 水の番人 カワウ
     福音館書店  667円+税 
全国どこでも見られる水鳥のカワウ、その生態を水中での獲物の
捕り方から潜水後の羽の乾燥、コロニー、食性、子育てなどを
豊富な写真で紹介し、近年問題になっているカワウの食害にふれ
カワウの果たしている役割を述べています。 2017/10/03


カラスと人の巣づくり協定     著者 後藤 三千代
                   築地書館  1,600円+税
1990年からカラス問題に取り組み始めて四半世紀、自然と人間社会に
両足を置いて生きるカラスの世界をいろいろ見てきて、さまざまある
カラス問題の中で「カラスはなぜ電柱にたくさんの巣をつくるのか」
という問いに対して著者がカラスに代わって述べています。
         〔 ISBN978-4-8067-1540-5 〕2017/06/16


かわいい鳥の赤ちゃん     編集 ポンプラボ
                        徳間書店  1,400円+税
「凛々しい鳥、珍しい鳥」「人気の鳥」「スマートな鳥、水鳥」「ワイルドな
鳥、海鳥」「可憐な小鳥、身近な鳥」に分けて鳥の赤ちゃん95種類を
和名と英名のみ記載して紹介しています。親鳥と一緒にいる写真も
あるので対比してみるのもいいでしょう。
                      〔 ISBN978-4-19-864486-4 〕


鴛鴦 福田俊司写真集     著者 福田 俊司
                      文一総合出版  3,700円+税
世界でもっとも美しいカモ「オシドリ」の写真集です。春 水面を覆いつく
した桜の花びら中を泳ぐカップル、夏 10羽以上の雛を連れて泳ぐ雌、
秋 紅葉の中のオシドリ、冬 急流に佇むオシドリ など春前、春、夏、秋、
冬、シベリアに分けて掲載しています。
               〔 ISBN978-4-8299-7911-2 〕2017/09/11


エナガの一生     文 松原 卓二  絵 萩岩 睦美
                         東京書籍  1,600円+税
誕生、巣立ち、夏の大家族群、冬の小群、はじめての巣作り、2度目の春、
子育てに奮闘、3度目の春、命をつなぐ。あるエナガが生まれて成長し、
つがいになり子育てをして、死を迎えるまでの3年間の物語をカラーイラスト
を散りばめながら描いています。
                     〔 ISBN978-4-487-81104-5 〕


鳥・ストーリー ~鳥漫画家とその妻が北海道で鳥ざんまい~
         著者 よはきて・エウ  イーフェニックス  900円+税
北海道出身の著者が18歳の時に上京し紆余曲折のち30歳で漫画家を
志し、生計を立てられるようになったのち夫妻で北海道深川市に移住
した波乱万丈の引っ越しや、北海道での鳥との奇想天外な出会いや
ふれあいを描いたコミックです。
                    〔 ISBN978-4-908112-25-6 〕2017/8/31


蒼鷺 アオサギ     著者 内海 千樫
                      共同文化社  2,500円+税
春に渡って来て秋に本州以南に渡って行く北海道でのアオサギを
旭川、市江丹別、沼田町ウッカ、深川市鷹泊、名寄市中名寄で
撮影した写真集です。コロニーの写真を撮るためにアオサギが
飛来する2週間前に工事用の足場を使って12段の櫓を作っている
ことが凄いです。
                      〔 ISBN978-4-87739-299-4 〕


ワイドKCモーニング 862
◎とりぱん 21     著者 とりのなん子  講談社  619円+税
夏から冬の出来事、第547羽~575羽を収録。表紙はキジバト、
通り道に巣を張ったオニグモ、クルミを隠すリス、キジバトの仕草、
コゲラのコゲたん、明け方鳴くトラツグミ、かわいいセイタカシギ、
エナガの群れ、チョウゲンボウの狩り、かっこいいノスリなど面白い
話題が一杯です。
                      〔 ISBN978-4-06-337862-7 〕2017/05/23


鳥の巣つくろう     著者 鈴木まもる  岩崎書店  1,000円+税
鳥の巣をつくってみることで、鳥がどんな気持ちで巣をつくるのか感じて
もらう小学生向けの絵本です。鳥の巣とはなにかに始まり、鳥がどうやっ
て鳥の巣をつくるのか。鳥の巣づくりに必要なもの、鳥の巣をつくる。
卵をつくろう。鳥をつくろう。巣箱をつくろう。などカラーのイラストと写真で
紹介しています。
                 〔 ISBN978-4-265-83046-6 〕2017/04/22


鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。
              著者 川上和人  新潮社  1,400円+税
鳥とは無縁の子供時代を過ごし、大学3年の時に鳥類の研究を始めた
著者のエッセイ。自身が携わってきた研究での出来事をウィットに富ん
だ文章で書かれています。時にあざとく思えますが、主な調査地の
小笠原諸島から始まり、無人島の南硫黄島での話、ボルネオ島の
日常など鳥類学者らしからぬ体を張った研究・調査に驚きの連続です。
                 〔 ISBN978-4-10-350911-0 〕2017/04/18


わたり鳥     作・絵 鈴木 まもる  童心社  1,500円+税
毎年、春から夏、東南アジアなど暖かい地方から、巣作り子育てをしに
日本に来る鳥。冬、寒いシベリアなどから食べ物を求めて暖かい日本に
来る鳥。生きるために何千キロもの空を旅する、そんなわたり鳥のことを
描いた幼児 小学生向けの絵本です。
                  〔 ISBN978-4-494-01000-4 〕2017/03/1


 ハルキ文庫 ま15-1
カラス屋の双眼鏡   著者 松原 始  角川春樹事務所  660円+税
カラスを研究していて「カラスの教科書」などカラス関係の著書の多い著者の
エッセイ。序章 はじめまして、カラス屋です。第一章 やっぱりカラスがすき。
第二章 鳥屋のお仕事。第三章 カラス屋の日常。第四章 じつはこんなものが
好き。第五章 カラス屋の週末。終章 今日もカラスがそこにいる からなっています。
本書は、ハルキ文庫のための書き下ろしです。
                   〔 ISBN978-4-7584-4078-3 〕2017/03/14


フクロウとコミミズク 森の賢者たち    著者 斉藤 嶽堂  
                              彩流社  1,800円+税
山梨県と長野県の境に位置する八ヶ岳山麓に多く生息していたフクロウも
開発が進み、巣になる古木や餌場が減り、個体数が減少しています。
この本は、巣箱架設によるフクロウ繁殖支援活動とその啓蒙活動のために、
高原で暮らすフクロウの記録を十数年間撮影したものをまとめたものです。
                 〔 ISBN978-4-7791-2310-8 〕2017/03/07


BIRD CALL 光の中で     著者 中村 利和
                          青菁社  1,500円+税
珍しい鳥も決定的瞬間や貴重な生態写真もありませんが、ただ鳥たちと
同じ空間に身を置き、同じ時間を共有し、そしてその瞬間の鳥や光の表情、
空気感を表現できればとの思いから撮影された光あふれる写真集です。
                  〔 ISBN978-4-88350-188-5 〕2017/02/26


渡辺省亭 花鳥画の孤高なる輝き     監修 岡部 昌幸  
           執筆 植田 彩芳子ほか  東京美術  2,000円+税
幕末、1851年に江戸に生まれ、大正七年(1918)六十八歳で没した
日本画家「渡辺省亭」、没後百回忌を迎え、近代日本美術史のなかで
長らく回顧されてこなかった画家の生涯とその作品の全貌をとらえた
最初の試みとなる本です。
                  〔 ISBN978-4-8087-1076-7 〕2017/02/01


小鳥飛翔の科学    著者 野上 宏  築地書館  2,200円+税
小鳥はどの羽をどのように使って飛ぶのか? 著者の撮影した写真を
駆使して、翼の形態から始まり、巡航飛翔、下降と着地、さえずり飛翔、
高速飛翔、急制動、停空飛翔、波状飛翔、旋回飛翔など14種類の
飛び方を解説しています。
                〔 ISBN978-4-8067-1532-0 〕2017/01/30


江戸博物文庫
鳥の巻 天地に舞う     工作舎 編  工作舎  1,600円+税
江戸を代表する14篇の鳥類図譜〔『外国産鳥之図』『奇鳥生写図』
『百鳥図』『鳥類写生図』『水谷氏禽譜』『水谷禽譜』『水禽譜』
『啓蒙禽譜』『不忍禽譜』『梅園禽譜』『華鳥譜』『外国珍禽異鳥図』
『薩摩鳥譜図巻』『錦窼(きんか)禽譜』〕から選りすぐりの約180種を
オールカラーで収録しています。本のサイズは新書判で上製本です。
            〔 ISBN978-4-87502-480-4 〕2017/01/2


 フィールドの生物学 23
「幻の鳥」オオトラツグミはキョローンと鳴く     著者 水田 拓  
                   東海大学出版部  2,000円+税
タイ、マダガスカルでサンコウチョウの野外調査を行った大学院時代から、
奄美野生生物保護センターでオオトラツグミの保全に携わる研究者に応募
して奄美大島に移り住み、世界中で奄美大島だけに住む鳥「オオトラツグミ」
の研究を続けている現在までの出来事をまとめたものです。
          〔 ISBN978-4-486-02118-6 〕2016/12/14


鳥の正面顔 鳥の萌え顔172種!     著者 鳥くん
                            玄光社  1,600円+税
「鳥の特徴がよく分かる」図鑑用の写真をライフワークとして撮影して
いる著者が、種類によっては正面や後ろ姿に大きな特徴が出るものが
いることから、せっかくなら真正面から撮影しようとトライした写真を撮り
ためたもの。鳥のかわいらしさを表現するのに正面顔が一番かもしれ
ないと思うようになりこちらもライフワークとして続けていくようです。
          〔 ISBN978-4-7683-0782-3 〕2016/11/30


野外鳥類学を楽しむ     上田恵介  海游舎  4,200円+税
2016年3月に立教大学を退職した著者の上田研究室で一緒に鳥を研究
して学位を取った、または取りつつある21名の研究対象の鳥(コウモリ
・虫・植物)について、研究の面白さと鳥類の野外研究への取り組みを
自由に書いてもらったものを1冊にまとめたものです。
          〔 ISBN978-4-905930-83-9 〕2016/11/15


鷹狩りの書 鳥の本性と猛禽の馴らし     著者 フリードリッヒ二世
           訳者 吉越 英之  文一総合出版  2,800円+税
十三世紀半ば教皇庁と対立して破門された神聖ローマ皇帝 フリードリッヒ
二世が著わした「鳥による狩りの技術について」の全六巻の内、第一巻・
第二巻の訳書で第一巻「鳥の構造と習性」第二巻「狩りに用いる猛禽、
道具、世話、および人への馴らしについて」からなっています。
科学的思考が定着していない時代に著した本書は禁書となり封印されて、
長らく世に出なかった曰く付きの本です。
         〔 ISBN978-4-8299-7105-5 〕2016/08/05


鳥のいる地球はすばらしい 人と生き物の自然を守る     
      著者 国松 俊英  絵 関口 シュン  文渓堂  1,300円+税
児童文学作家でノンフィクションにも力を入れている著者が鳥や生き物を通じ、
長年自然に向き合ってきたこれまでの活動を描いた小学生向けに書かれた
本です。セイタカシギの巣の話からカラスの話まで11編からなっています。
                 〔 ISBN978-4-7999-0197-7 〕2016/11/22


すずめ日誌     著者 熊谷勝  青菁社  1,600円+税
初冬から春、巣作り、子育て、巣立ち、秋、そして冬、スズメの四季の
生活を綴った写真集です。雪の中のスズメ、竹にスズメ、つがいのスズメ、
スズメのヒナ、スズメの幼鳥など80枚の写真と説明文で構成されています。
                 〔 ISBN978-4-88350-313-1 〕2016/10/29


にっぽんスズメ歳時記 WE♥SUZUME!     著者 中野 さとる
                     カンゼン  1,400円+税
スズメたちの表情豊かな瞬間をとらえた写真を季節ごとにたっぷりと載せて
います。頭巻スペシャルとして「スズメのしぐさ」、そして「スズメの基礎
知識」、表題のスズメの四季を追った「にっぽんスズメ歳時記」と全国の
少なくないスズメ好きに贈る一冊です。
          〔 ISBN978-4-86255-377-5 〕2016/10/22


 ワイドKCモーニング858
とりぱん 20     著者 とりのなん子  講談社  619円+税
10年前に第1巻が発行されてはや20巻、今号の表紙はハクセキレイです。
頭巻カラーページに雪原のテンとキツネ。エサ台作り、シメの激突、
おなじみの「ポンちゃん(アオゲラ)」に「つぐみん(ツグミ)」「ペンちゃん
(アカゲラ)」の話など11月から7月までの出来事を描いています。
         〔 ISBN978-4-06-337853-5〕2016/10/21


美しき羽毛     著者 松原 卓二  東京書籍  1,600円+税
鳥の羽毛の美しさを鑑賞するための15cm×15cmの小さな写真集。
表紙のエナガをはじめスズメ、ヒヨドリ、キジバト、カワセミなど身近な
鳥たちや、体の部分おしり、かお、くびなどのアップ写真、クイズ形式
の「だれの羽?」もあります。
             〔 ISBN978-4-487-80833-5 〕 2016/07/04


見る聞くわかる 野鳥界 生態編 生息環境とわけあり行動の進化
                     監修 山岸 哲   著者 石塚 徹
                      信濃毎日新聞社  2,200円+税
3月に刊行された「見る聞くわかる野鳥界 識別編」の生態編です。
厚みは識別編の約1.7倍。鳥の食性、群れ、つがい形成、繁殖、
季節移動など、種や科などに普遍的な行動の生態を多くの写真と
ともに紹介しています。随所に散りばめられた38編の「トリのキモチ」
コーナーのイラストが面白いです。
             〔 ISBN978-4-7840-7285-9 〕 2016/06/23


猛禽探訪記 ワシ・タカ・ハヤブサ・フクロウ     著者 大田 眞也  
                            弦書房  2,000円+税
自然界の生態系ピラミッドの頂点に位置する猛禽類の生態や人との
関係を著者の50年におよぶ観察と文献から読み解き、猛禽類が自然界
で果たしている役目について理解が深まり、今後の猛禽類との共生に
役立てばと書かれた本です。頭巻にカラー写真10ページ(24種33枚)や
文中に白黒写真や図版など多数掲載されています。
              〔 ISBN978-4-86329-135-5 〕 2016/05/20


鳥の描き方マスターブック 骨格を理解していきいきとした姿を描く
              著者 ジョン・ミューア・ローズ 訳 森屋 利夫 
                           マール社  1,900円+税
骨格・生態を理解して描く手法により、スズメから猛禽まで魅力的な
動きの一瞬をとらえることができる、鳥の描き方を分かりやすく解説
した技法書。実は絵を描くという手法を使って、鳥のことを綿密に深く
追及し、研究する指南書でもある。
               〔 ISBN978-4-8373-0199-8 〕 2016/04/27


カッコウの托卵 進化論的だましのテクニック
           著者 ニック・デイヴィス  訳者 中村浩志・永山淳子
                             地人書館  2,800円+税
30年間にわたりカッコウと宿主間の進化の戦いを研究してきた著者が、
宿主の防衛とカッコウの騙しの技を、進化がどのようにデザインしてきたか
という発見の旅に読者を連れていきたいと書かれた本です。第1章から
第14章まで260ページに及び読み応え十分です。表紙カバーの写真は
吉野俊幸、一般の読者にも分かるように巻末に用語解説があります。
                 〔 ISBN978-4-8052-0899-1 〕 2016/04/15


見る聞くわかる 野鳥界 識別編 色と形、声としぐさでの見分け方 
          監修 山岸 哲  著者 石塚 徹  イラスト 水谷 高英
                        信濃毎日新聞社  2,000円+税
野山の鳥、水辺の鳥、見る機会の少ない鳥の順に掲載している写真と
イラストを織り交ぜた野鳥図鑑です。鳴き声は見開き2ページの掲載種を
まとめて「volce♪」欄に、鳥にまつわる色々を「トリセツ」(15編)として、
生態のスクープ写真を「撮りルポ」(17編)として随所に掲載。初夏に刊行
予定の姉妹編「生態編」とセツトで使えるように索引は識別編・生態編の
両方のページが記されています。
                 〔 ISBN978-4-7840-7281-1 〕 2016/03/30


 ワイドKCモーニング843
とりぱん 19     著者 とりのなん子  講談社  619円+税
第19巻は488羽から517羽(4月から11月)を収録。表紙は初登場の
ツキノワグマの親子、カラーページは巻頭の連載10周年&第500回と
蝶の羽化の8ページ。登場人物?はテン、カケス、キジ、キビタキ、
コムクドリ、キジバト、アカゲラ、オナガ、ミミズ、ウグイス、アシナガバチ
と今号も多彩です。  〔 ISBN978-4-06-337843-6 〕 2016/03/23


幻像のアオサギが飛ぶよ 日本人・西欧人と鷺
               著者 佐原 雄二  花伝社  1,500円+税
日本文学上に現れるアオサギのイメージを、西欧(イギリス・フランス)
文学上のそれと対比させ、日本人がアオサギをどのような動物として
表してきたか、シラサギ類との違いは何かを探り、サギ類と人とのもっと
即物的な関係を述べています。
              〔 ISBN978-4-7634-0767-2 〕 2016/02/27


 ヤマケイ新書 YS028
鳥ってすごい!     著者 樋口広芳  山と溪谷社  900円+税
第一章 なんと言ってもすごい鳥の飛行術、第二章 羽毛は鳥の命綱、
第三章 鳥はとってもおしゃれ、第四章 くちばしとつがいに見る鳥という
生き方、第五章 渡りの謎[その一]どこからどこへ?、第六章 渡りの謎
[その二]さらなる疑問を追って、第七章 カラスおそるべし!その知能の
秘密、第八章 ずるがしこさの極み――托卵、第九章 遊ぶ鳥たち からなり、
鳥たちがみせる「すごさ」に焦点をあてながら、鳥のくらしを知り、理解する
ことを目的に書かれています。
               〔 ISBN978-4-635-51034-9 〕 2016/02/19


鳥の不思議な生活 ハチドリのジェットエンジン,ニワトリの三角関係,
              全米記憶力チャンピオンvsホシガラス
   著者 ノア・ストリッカー 訳者 片岡 夏実 築地書館 2,400円+税
副題のほかに「ムクドリの群れの不思議」「シロフクロウの放浪癖」
「ペンギンの憂鬱」「鏡を見るカササギ」「アホウドリの愛は本物か」など
鳥類研究者の著者が鳥の不思議な生活と能力についての研究成果を、
自らの観察を交えて描いた13篇の鳥の物語です。
               〔 ISBN978-4-8067-1508-5 〕 2016/01/19 


 ちくま新書1157
身近な鳥の生活図鑑     著者 三上 修
                         筑摩書房  940円+税
鳥を見る楽しさを伝えることを目的としている初心者向けの本です。
町の中にいるスズメ(42ページ)、ハト(54ページ)、カラス(34ページ)、
ツバメ(15ページ)、ハクセキレイ、コゲラなど身近な鳥の生き様を
詳しくページを割いて紹介しています。紹介種は数種類ですが、
たくさんの発見があるでしょう。
            〔 ISBN978-4-480-06859-0 〕 2015/12/07


国をつなぐ奇跡の鳥 クロツラヘラサギ 日本・韓国・朝鮮の架け橋
                 著者 今関 信子  汐文社  1,400円+税
学校の近くでクロツラヘラサギが繁殖する韓国のテゴク小学校と越冬する
熊本県八代市立鏡西部小学校のクロツラヘラサギを観察する交流から
始まり、シベリアムクドリ・ツルの渡りに関して国境を越えた研究が進む
過程などを描いた小学生向けの本です。
               〔 ISBN978-4-8113-2265-0 〕 2015/12/07


ほんわか鳥日和     写真 叶内 拓哉
                       文一総合出版  1,500円+税
エナガ、シジュウカラ、スズメなどの小鳥を中心に、ほんわか楽しい気分に
なるような、思わず笑顔になってしまうむような写真をみんなに見てもらい
たいと思って作った写真集です。表紙はシマエナガ、巻末に種の解説と
撮影月・撮影場所が記載されています。
                 〔 ISBN978-4-8299-7907-5 〕 2015/11/01


フィールドガイド 日本の猛禽類 vol.03 ハイタカ 
     著 者: 渡辺靖夫、先崎啓究、伊関文隆、越山洋三
     発行所:西本眞理子植物画工房マカロン 
     〔ISBN978-4-908592-00-3〕 2015/10/31
     購入は http://www.studiokohoku.com/ 
告知から数ヶ月「ミサゴ」「サシバ」に続く第三弾「ハイタカ」
の発売日が10月31日(土)に決まりました。A4判21ページ
購入は上記サイトから価格700円+税+標準配送料450円


 BIRDER Spesial
秘伝!野鳥撮影術     BIRDER編集部・編
                       文一総合出版  1,600円+税
1.「身近な野鳥」種類別撮影講座 2. 野鳥撮影の苦手克服! 3. 憧れの
あの鳥を撮りたい! 4. 機材タイプ別 野鳥撮影虎の巻 5. 遠出してでも
行きたい、イチ押し撮影地ガイド の5項目に分けて野鳥撮影について
の極意を紹介しています。
               〔 ISBN978-4-8299-7505-3 〕 2015/10/28


 THE WING OF FALCON
ハヤブサ     著者 熊谷 勝  青菁社  1,500円+税
全82枚。第一章「電光石火の翼」第二章「翼の休息」第三章「狩りの翼」
第四章「若き翼の誕生」第五章「風雪に舞う翼」からなる北海道室蘭市の
地球岬で暮らすハヤブサを追った写真集です。
                〔 ISBN978-4-88350-185-4 〕 2015/10/15


 小学館の図鑑NEOの科学絵本
ノグチゲラの親子 沖縄やんばるの森にすむキツツキのおはなし
            写真と文 渡久地 豊  小学館  1,300円+税
沖縄島の北部、「やんばるの森」で暮らすノグチゲラの子育ての物語。
いつもより早くやってきた台風の強風で巣を作った古木が倒れてしま
いました。巣の中にいたひなたちは大丈夫でしょうか。
             〔 ISBN978-4-09-726585-6 〕 2015/07/01


 小学館の図鑑NEOの科学絵本
タンチョウのきずな 「日本の鶴」の一年     
           写真と文 久保 敬親  小学館  1,300円+税
北海道の釧路湿原で暮らすタンチョウの姿を追った写真絵本です。
厳寒の冬、春の求愛、交尾・子育て、家族でのくらしなどタンチョウの
一年を紹介しています。
               〔 ISBN978-4-09-726586-3 〕 2015/07/01


 ワイドKC モーニング831
とりぱん18     著者 とりの なん子  講談社  619円+税
表紙はゴジュウカラとシジュウカラ、口絵カラー4ページに可愛い
チョウゲンボウ♂、そしてホシガラスが初登場、第469~471羽に
「とりぱんin USA」(4ページカラー)、おなじみのつぐみん(ツグミ)や
ポンちゃん(アオゲラ)、ペロちゃん(アカゲラ)と盛り沢山です。
           〔 ISBN978-4-06-337831-3 〕 2015/06/23


オキノタユウの島で 無人島滞在“アホウドリ”調査日誌
             著者 長谷川 博  偕成社  1,800円+税
伊豆諸島の鳥島でオキノタユウ(アホウドリ)の保護研究を40年以上
続けてきた著者が第一章「鳥島での保護、長い道のり」第二章「鳥島
滞在調査日誌」(2013年4月4日から5月6日まで) 第三章「オキノタユウ
の未来」に分けて書かれています。
              〔 ISBN978-4-03-003410-5 〕 2015/05/18


 生きもの好きの自然ガイド このはNo.9
世界のフクロウがわかる本 とっておきの100種     
            著者 柴田 佳秀  文一総合出版  1,800円+税
フクロウの解説(分類・デザイン[顔盤・目・羽角・耳・嘴・翼・脚]・声・1年・
狩り・巣・渡り)とフクロウ図鑑(世界のフクロウ220種の内、100種)に分
けて紹介しています。巻末に動物園のフクロウ一覧、世界のフクロウ
全種リストが付いています。
               〔 ISBN978-4-8299-7388-2 〕 2015/04/27


日本の美しい鳥     監修 小宮 輝之
                    学研教育出版  1,800円+税
北海道から沖縄まで四季折々の美しい野鳥(外来種・野生絶滅種を
含む)が157mm×157mmの大きさで1~2ページを使って160点掲載
されています。中国・四国・九州地方で撮影されたのが3点(コノハズク・
鳥取県、マナヅル・鹿児島県、クロツラヘラサギ・佐賀県)だけなのが
残念です。      〔 ISBN978-4-05-406257-3 〕 2015/04/21


 岩波科学ライブラリー237
ハトはなぜ首を振って歩くのか     著者 藤田 祐樹
                          岩波書店  1,200円+税
鳥の歩行の研究をしている著者が、ハトが首を振って歩く理由を体の
構造や他の動物の歩き方との比較、頭の動きと眼の動き、首を振らず
に歩く鳥の観察、採食行動などから解き明かしています。P41~P87の
左下隅にハトが首を振るパラパラ写真つき。
              〔 ISBN978-4-00-029637-3 〕 2015/04/17


わたしの森林研究 鳥のタネまきに注目して     著者 直江 将司
                          さ・え・ら書房  1,400円+税
広葉樹の天然林を調べる目的で試験地に指定されている、茨城県北茨城市
関本町小川字の小川の森で、植物が動物に果実を食べてもらって種子を
運んでもらう動物散布についての調査・研究を行っている著者の記録です。
小川の森のとは、動物散布のいろいろ、どうやって調査するのか、研究で
分かったこと、カラスによる種子散布などを紹介しています。
                〔 ISBN978-4-378-03917-6 〕 2015/04/09


探鳥の山旅     著者 大津 雅光  白山書房  1,800円+税
鳥海山、高妻山、浅間山、七面山、伯耆大山など野鳥と共に全国各地の
山野を遍歴してきた著者の「探鳥の山旅」紀行六十編。頭巻に浅間山、
富士山と南アルプスの口絵スケッチやヤマガラ、オオルリ、ソウシチョウ
など自筆の野鳥イラスト32点が掲載されています。
                〔 ISBN978-4-89475-183-5 〕 2015/04/02


 玄光社MOOK
野鳥撮影のバイブル「追って逃げられる撮影法」からの脱却
               写真と解説 和田剛一  玄光社  1,800円+税
野鳥撮影を愉しみ、「本当に豊かな時間」を過ごすために、第一章 野鳥撮影
の本当の楽しさはここにある、第二章「追いかけて 追いかけて 逃げられる
撮影法」から脱却しよう、第三章 野鳥撮影の極意、第四章 Nikon1V3という
選択、第五章野鳥写真の「レタッチ術」に分けて紹介しています。
                 〔 ISBN978-4-7683-0607-9 〕 2015/03/24


世界一カワイイひな鳥、美しい親子鳥 
                     エクスナレッジ  1,600円+税
表紙はシロアジサシのひな鳥。帯には「愛らしいひな鳥に心癒やされ、
親鳥の愛に心が温まる!」「世界初! ひな鳥と親子そろった鳥の自然写真
だけを集めた図鑑。世界のカワイイひな鳥132種、美しい親子鳥109種」と
紹介されています。種名と撮影地(国名)以外に解説はありませんが、
解説不要の文句なしの可愛さです。
                〔 ISBN978-4-7678-1934-1 〕 2015/02/27


ツバメの謎 ツバメの繁殖行動は進化する!?     著者 北村 亘
                          誠文堂新光社  1,500円+税
身近な鳥なのにまだまだ謎だらけのツバメについて、長年研究をしてきた
著者がツバメを研究する過程で知ることができたさまざまなこと、ツバメを
知るためにどのようなことをしてきたのかをつづっています。
                〔 ISBN978-4-416-11409-4 〕 2015/02/12


 ワイドKCモーニング 808
とりぱん17     著者 とりの’なん子  講談社  619円+税
カバー表紙はカルガモの親子。とりぱんin京都をはじめ黒鳥、オオバン、
シメ、キジバト、ツグミン、初登場のホンドギツネ、カルガモ、モズ、ガムシ、
エナガのヒナ、ポンちゃんなど今号も盛り沢山の内容です。 
カバー裏そでの「とりぱんクッキング」はローストしないローストヒーフ。
                〔 ISBN978-4-06-337808-5 〕 2014/11/21


日本のクマゲラ     著者 藤井 忠志
                   北海道大学出版会  2,800円+税
日本のクマゲラについて、これまでの研究でわかっていることを総括し、
今後の課題について検討を加えることを目的としたもの。Ⅰ部 日本の
クマゲラ、ⅡⅢ部 資料編に分かれていて、日本のクマゲラでは第1章~
クマゲラの研究小史、第2章~クマゲラの生物学、第3章~クマゲラの
生態学、第4章~クマゲラと樹木の関係学、第5章~クマゲラの保護に
ついて書かれています。資料編が全176ページの内72ページを占めている。
                〔 ISBN978-4-8329-8220-8 〕 2014/11/12


 BIRDER SPECIAL
はじめよう! バードウォッチング     著者 秋山 幸也・神戸 宇孝
                           文一総合出版  1,500円+税
写真、イラストを多用してバードウォッチングの楽しみ方を解説したB5サイズの
入門書。何からはじめる?バードウォッチング・スタートガイド~楽しく見るなら
この道具で双眼鏡、図鑑、望遠鏡、三脚の選び方など、マイフィールドのすす
め~どうすれば鳥が見つかるの?、基本種図鑑60種などを紹介しています。
                  〔 ISBN978-4-8299-7502-2 〕 2014/11/10


凍る嘴 厳冬のハンター[ヤマセミ]     著者 嶋田 忠
                            平凡社  3,800円+税
北海道千歳市は1月初旬から2月中旬の最低気温は氷点下20℃。その
厳冬期に水中に飛び込んで魚を採取するヤマセミの姿を捉えた写真集
です。冬でも凍らない千歳川、水温は1~2度ですが、水面から出たとたん
水滴は瞬く間に凍り、表題の「凍る嘴」そのままの状態になります。厳冬期
にしぼることで、極限に生きるヤマセミの生命力を自分なりに表現しようと、
ヤマセミを厳寒期だけでまとめようと思った著者の渾身の一冊です。
                 〔 ISBN978-4-582-52974-6 〕 2014/11/05


 Birds of Hokkaido
野の鳥の四季     著者 熊谷 勝  青菁社  1,500円+税
おもに北海道室蘭市で撮影した野鳥をSpring、Summer、Fall、Winterに
分けて各シーズン20枚、解説文を添えて紹介しています。特に52~53ページ
のシマエナガの愛くるしさは必見です。
                  〔 ISBN978-4-88350-182-3 〕 2014/10/28


 唐沢流
自然観察の愉しみ方 自然を見る目が一変する     著者 唐沢孝一
                              地人書館  1,800円+税
月刊雑誌『BIRDER』に連載された「唐沢流・自然観察の愉しみ方」100回の
中から25篇を精選し、月刊誌の制約から割愛した部分など加筆や削除して
「新鮮な視点で自然を見る」「鳥の視線で自然を見る」「磯や漁港で海を楽
しむ」「虫の目で自然を楽しむ」「クモを見る楽しみ」のテーマ別にまとめたもの。
                 〔 ISBN978-4-8052-0878-6 〕2014/09/22


写真集「海ワシ物語」 Steller’s Sea Eagle & White‐tailed Eagle
                    著者 泊 和幸  源草社  2,600円+税
北海道天塩郡遠別町で農業のかたわら海ワシたち(オオワシ&オジロワシ)の
生態を追い続けて40年、撮りためた写真をまとめたもの。北国の自然の中で、
オジロワシの子育て、成鳥と旅立ち、狩と営み、生と死を見つめての各章ごと
に分けて海ワシの生態を生き生きととらえた写真集です。
                   〔 ISBN978-4-907892-01-2 〕 2014/09/20


八ケ岳のフクロウ フクロウの産地を守る活動ルポ     著者 斉藤 嶽堂
                          東京図書出版  1,500円+税
八ヶ岳山麓では高原に道が作られ、建物が建築されるため森が切り開かれて
野生動物や野鳥が激減しています。フクロウも生息環境が減って繁殖場所と
なる樹洞を失い子育てが難しくなっていました。このままではいけないと巣箱を
増やしてフクロウの保護活動をしている「フクロウ学校」の活動ルポです。
活動ルポといっても人や破壊された森の写真は無いのでフクロウの生態
写真集としても楽しめます。  〔 ISBN978-4-86223-800-9 〕2014/09/10


日本の鳥の世界     著者 樋口 広芳  平凡社  3,000円+税
「日本の自然と鳥の世界」「日本を代表する鳥」「森のにぎわい、水辺の
にぎわい」「里山の四季」「たくましく生きる都市の鳥」「興味深い行動や
生態」「鳥の渡り――どこからどこへ」「現状と未来」など日本の鳥をめぐる
さまざまな話題を豊富な写真を使って紹介。日本の鳥たちの現状が分かり
ます。 第26回国際鳥類会議開催記念書籍なので本文の英訳を平凡社HP
で無料でダウンロードできます。
                 〔 ISBN978-4-582-52735-3 〕2014/08/26


鶴と暮らす山里の「野鶴監視員」の物語 
 本州に唯一残されたナベヅル越冬地・山口県八代盆地に生きる 
   著者 弘中 数實  編者 弘中数實遺稿・追悼集企画製作委員会
                          ダイヤモンド社  1,200円+税
ナベヅルの渡来地、山口県熊毛町(現在は合弁して周南市)八代地区で
1963年から1998年まで35年間、野鶴監視員としてツル見続けてきた著者
(2013年7月他界)が野鶴監視員を辞めて5年後から、忘れないうちにツルと
私のかかわりについて書きとめたものです。
                  〔 ISBN978-4-478-04626-5 〕 2014/07/24


鳥ビア ――♪鳥くんが教える―― ちょっと知的な鳥の世界。
                        著者 ♪鳥くん(永井真人) 
                         アスペクト  1,500円+税
鳥の基礎知識(31項目)から鳥に縁の深い人たちへのインタビュー(戸塚学・
松田道夫、他13名)、オモシロイ鳥の世界(16項目)、鳥くんからのお願い
(13項目)と常識問題から考えさせられる話まで鳥の世界を豊富な写真
(448点)で紹介しています。
               〔 ISBN978-4-7572-2302-8 〕2014/06/26


野生の猛禽を診る 獣医師・齊藤慶輔の365日     著者 齊藤 慶輔
                           北海道新聞社  1,667円+税
野生動物専門の獣医師として働き始めて20年目の著者が、野の者たちと
一緒に刻んできた自らの道のりを振り返り1章 猛禽類を守る、2章 鉛中毒、
3章 人間界との軋轢、4章 大量死防止と「野に返す」こと、5章 未来へ に
分けて、後輩諸君の道標として参考にしてくれることを期待して執筆したもの。
                 〔 ISBN978-4-89453-739-2 〕2014/06/03


猫の鳥談義     著者 四代目 江戸家猫八
                    文一総合出版  1,600円+税
動物のものまね芸でお馴染みの四代目江戸家猫八さんのバードウォッチング
エッセイ。日本鳥類保護連盟の機関誌「私たちの自然」に連載された「猫の
鳥談義」2007年10月~2014年3・4月を加筆訂正してまとめたもの、自身で
撮影した写真も加えている。鳥を求めて出かけた所が、表見返しに国内16
箇所、裏見返しに海外11箇所が示されています。特徴をよく捉えたカバー
イラストは著者の長男、二代目江戸屋小猫さんによるもの。
                 〔 ISBN978-4-8299-7101-7 〕2014/06/02


 ワイドKCモーニング797
とりぱん16     著者 とりの なん子  講談社  619円+税
16巻目突入のとりぱんは登場人物?!もナナフシ、サンショウウオ、コシアキ
トンボ、クサグモ、ネコ、キンギョと盛り沢山、鳥ではヤブサメ、キジバト、
キジ、アカゲラ、シメなど夏から冬にかけての面白エピソードがいっぱい
詰まっています。カバー表紙は「アカゲラ」、とりぱんクッキングは「しなしな
キュウリ漬け」    〔 ISBN978-4-06-337797-2 〕 2014/05/23


 ちしきのぽけっと17
ニワシドリのひみつ 庭師鳥は芸術家     文・絵 鈴木まもる
                            岩崎書店  1,600円+税
オーストラリアとニューギニアに生息するニワシドリ(漢字で書くと庭師鳥)の
雄は繁殖期が近づくと雌に求愛するために「あずまや」をつくります。
「あずまや」をつくるのはニワシドリ20種のうちでも17種類だけ、巣は別に
雌がつくるのにどうして雄は「あずまや」をつくるのかを現地取材で作者なり
に解き明かしています。  〔 ISBN978-4-265-04367-5 〕2014/04/11


うち、カラスいるんだけど来る? カラスの生態完全読本
                  監修 柴田 佳秀  漫画・イラスト 中川 学
                          実業之日本社  1,200円+税
カラスの生態を漫画・イラストを交えてPART1からPART6に分けて30項目を
解説しています。文中に「カラスのウソ!? ホント!? 」16篇、「カラスにまつわる
エトセトラ」25編、「柴田のカラスコラム」6編もあり、カラス好きにはたまらない
一冊でが、それほどでもない人にも、カラス嫌いの人にもお薦めです。
                 〔 ISBN978-4-408-45493-1 〕2014/03/12


かまくら鳥とりどり    著者 岡田 泰明  写真 梅田 孝
                            冬花社  1,800円+税
鎌倉の月刊タウン紙「鎌倉朝日」に2002年~2010年まで連載されたコラム
「鳥とりどり」に16種を追加してまとめたもの。鎌倉市内、もしくは近郊で記録
された春夏秋冬120種類の野鳥を見開き2ページで紹介しています。
                 〔 ISBN978-4-925236-92-8 〕 2014/02/28


 小学館の図鑑NEOの科学絵本
ヤンバルクイナ     文・写真 江口欣照  小学館  1,300円+税
絶滅が心配されている沖縄のヤンバルの森にだけ生息しているヤンバル
クイナの生態をなわばり争いからつがい、子育て、親離れまでを紹介した
写真絵本です。       〔 ISBN978-4-09-726526-9 〕 2014/2/26


 辻淳夫の干潟からの声
ちどりの叫び、しぎの夢     著者 辻 淳夫  編者 伊藤 昌尚
                         東銀座出版社  1,619円+税
1970年代から干潟や湿地の保全活動にたずさわってきた辻淳夫さんの
活動記録を整理しまとめた本です。辻さんの想いや情熱のあり処を探し、
辻さんの考え方、視点、提言などを中心に編纂しています。
                 〔 ISBN978-4-89469-163-6 〕 2013/12/21


エナガのねぐら     写真・文 松原 卓二  東京書籍  1,400円+税
野性のエナガたちに魅了されて2年間ほぼ毎日、住んでいる富士山麓で
群れの行動に密着してその生態を撮影した8万枚の記録からよりすぐりを
選んだ(170枚弱)エナガの写真集です。エナガの色々な表情が見れて
エナガ好きにはたまりません。帯紙は「とりぱん」のとりのなん子さんが
描かれています。     〔 ISBN978-4-487-80832-8 〕 2013/12/14


日本のタカ学 生態と保全     編者 樋口 広芳
                      東京大学出版会  5,000円+税
タカ類の魅力と保全の両方に焦点をあて、研究成果をわかりやすく伝える
ために企画された本で、最前線の研究成果を多数含めて大学の研究者
から民間の研究グループまで多彩な18名が記述していて大きく次の4部に
分かれていています。Ⅰ 分布と環境利用(イヌワシ・クマタカ・オオタカ・ツミ)、
Ⅱ 行動圏と資源利用(サシバ・オオタカ・ハチクマ・クマタカ・イヌワシ)、
Ⅲ 渡り(日本・極東、他)、Ⅳ 保全と管理(サシバ・イヌワシ・クマタカ、他)
                〔 ISBN978-4-13-060223-5 〕 2013/12/12


世界の美しい飛んでいる鳥     編者 澤井 聖一  解説 柴田 佳秀
                           エクスナレッジ  3,200円+税
帯には「翼や羽を広げ、空を飛んでいる生態写真だけを集めた鳥類図鑑」と
ありますが鳥の飛翔の場面を集めた写真集だと思います。しっかりした装幀
で色とりどり、140種の鳥たちが美しく舞っています。日本で観察できる鳥として
はウソ、アカショウビン、ヤツガシラ、キジ、カササギ、カワセミ、サンコウチョウ、
コサギ、オオハクチョウ、タンチョウ、シメ、マヒワ、キレンジャク、ツグミ、
ハクセキレイ、エナガ、ホシムクドリ、カケス、マガモ、カンムリカイツブリ、
セイタカシギ、ツバメ、イワツバメ、ショウドウツバメ、アオサギ、ミヤコドリ、
チュウサギ、アマサギが掲載されています。
                 〔 ISBN978-4-7678-1702-6 〕 2013/12/13


飛翔     著者 松木 鴻諮  青菁社  1,500円+税
ツバメ、イワツバメ、カワガラス、カワセミ、ヤマセミ、クロサギ、コミミズク、
ハイイロチュウヒ、ケアシノスリ、ミサゴ、ハヤブサ、コアジサシ、ミユビシと
ハマシギなどの野鳥の飛翔を題材にしたた写真集です。
                〔 ISBN978-4-88350-178-6 〕 2013/11/21


 るるぶDo!
図鑑と探鳥地ガイドでまるごとわかるバードウォッチング  
  監修・絵 谷口 高司  JTBパブリッシング  1,500円+税
野鳥150種、探鳥地55ヵ所を紹介した野鳥観察の入門書です。
野鳥図鑑は環境別に1ページに4種類、主に目につく色、食べ物、
見られる場所のアイコン表示など工夫されています。探鳥地ガイドは
見開き2ページで探鳥アドバイスや鳥MAP、探鳥コースなど分かり
やすく紹介されています。 
              〔 ISBN978-4-533-09376-0 〕 2013/10/24


野鳥手帖 2014     著者 特定非営利活動法人バードリサーチ
                            山と溪谷社  1,300円+税
野鳥たちと1年を過ごすために作られたダイアリー。カレンダー、月間予定、
週間ダイアリーの他、資料編として季節を告げる身近な野鳥26種、季節を
告げる水辺の野鳥12種、季節を告げるガン・カモの仲間14種、全国のおす
すめ探鳥地120、日本の鳥類チェックリストなどが載っていて豊富な内容に
なっています。       〔 ISBN978-4-635-44626-6 〕 2013/10/11


 ワイドKCモーニング786
とりぱん 15         著者 とりの なん子  講談社  619円+税
巻頭カラー4ページにシメにカワラヒワやつぐみん、そしてゴジュウカラが登場。
今巻は冬から夏までの379羽から404羽までを収録。珍しく鳥のエピソードが
多くオナガ、エナガ、ハクセキレイ、キジ、ツバメ、オオルリ、メジロといろいろ
登場しています。      〔 ISBN978-4-06-337786-6 〕 2013/10/23


 もっと知りたい!海の生きものシリーズ6
ペンギンはなぜ飛ばないのか? 海を選んだ鳥たちの姿 
             著者 綿貫 豊  恒星社厚生閣  2,600円+税
海鳥とはどんな「生きもの」なのかを紹介した中学生・高校生向けに書かれた
本です。アホウドリ、ウミガラス、ペンギン、ウなどの海鳥の特異な能力に驚く
ことでしょう。対象は中学生・高校生ですが大人でも十分楽しめます。
               〔 ISBN978-4-7699-1464-8 〕 2013/10/10


 岩波科学ライブラリー 213 <生きもの>
スズメ つかず・はなれず・二千年     著者 三上 修
                          岩波書店  1,500円+税
スズメとは何者か、どこからやってきたのか。知っていそうで知らない
スズメの本性を暴き、最近本当にスズメは減っているのかなど。人に
とってもっとも身近な野鳥「スズメ」を科学・文化の両者の視点から
綴っています。カバー・本文のイラストはとりの なん子さんです。
              〔 ISBN978-4-00-029613-7 〕 2013/10/05


デジタルカメラによる 野鳥の撮影テクニック     著者 中野 耕志
                          誠文堂新光社  1,600円+税
デジタルカメラが普及するにつれ、撮影マナーが低下している現状から、
できるだけ野鳥にストレスを与えず、かつ短いチャンスを確実に、しかも
美しく撮影できる方法を、少しでも共有したいとの思いから書かれていて、
01野鳥撮影のデジタルカメラ、02野鳥撮影の基本操作、03季節の野鳥と
生息環境、04野鳥撮影の基本、05実例で見る野鳥の撮影テクニック に
分けて解説しています。 〔 ISBN978-4-416-61389-4 〕 2013/09/18


オスカーの飼育日誌     著者 加藤 ひろ美  文芸社  900円+税
傷病野生鳥獣保護ボランティアの著者が保護を依頼されたカラスのヒナ、
大・中・小、3羽の48日間の飼育日記。小は14日目に亡くなり、中は47日
目に安楽死、最後まで残った大は保護した時点ですでに左足に故障があり、
野生に戻せない状態だったので「オスカー」と名づけて飼う事にしたようです。
巻頭に写真が6枚掲載されていて、あとはつたないイラストですが要所はとら
えていてカラスへの思いが伝わってきます。
                 〔 ISBN978-4-286-13997-5 〕 2013/07/01


鳥類学     著者 フランク・B.ギル  日本版監修 山岸 哲
             訳 山階鳥類研究所  新樹社  5,000円+税
今更ですが、4年前に刊行された書籍の紹介。原書はFrank B. Gill著
「Ornithology」第3版(2006/10/6)で、第1部「起源」から第2部「形態と
機能」、第3部「行動とコミュニケーション」、第4部「行動と環境」、第5部
「鳥類の生活史」、第6部「個体群の動態と保全」まて解説した本格的な
鳥類学の教科書。大きさが25cm×20cmで厚みが4.5cm、重さが2.2kgあり、
漬物石代わりに使えそう。ちゃんと机に置いて読むことをお薦めします。
                〔 ISBN978-4-7875-8596-7 〕 2009/11


フィールドガイド日本の猛禽類
 vol.02 サシバ
     著者 渡辺靖夫・先崎啓究・伊関文隆・越山洋三
                  西本眞理子植物画工房マカロン  
                   〔 ISBN978-4-9906148-2-9 〕 2013/09/13
「フィールドガイド 日本の猛禽類 vol01 ミサゴ」に続く2巻目A4、29ページ。
概要と分布、鳴き声、換羽、生殖、識別、特に年齢と雄雌の識別が詳しい。
購入は「湖北ワイルドライフアートスタジオ」 http://www.studiokohoku.com/
 価格900円+税+標準配送料450円

世界一賢い鳥、カラスの科学  著者 ジョン・マーズラフ・トニー・エンジェル
               訳者 東郷 えりか  河出書房新社  2,800円+税
カラスの脳の灰色質内を見ることができる脳のスキャン技術など使い、鳥の
脳の生態構造と生理機能を研究しながら、多方面にわたる情報を利用して、
カラス科のおもしろい行動に関する興味深い多くの話を紹介しています。
                   〔 ISBN978-4-309-25288-9 〕 2013/09/13


二万年の奇跡を生きた鳥 ライチョウ     著者 中村 浩志
                         農山漁村文化協会  2,500円+税
新たに解明された日本のライチョウの生態や進化について、詳しく紹介して
います。氷河期に日本列島に移りすみ、今では本州中部の高山帯のみに
生息しているライチョウは世界のほかのライチョウと異なり人を恐れないよう
です。温暖化によりますます生息域を狭められているライチョウ、コウノトリや
トキのように絶滅してほしくないものです。
                 〔 ISBN978-4-540-12118-0 〕 2013/08/02


銀座のツバメ     著者 金子 凱彦  写真 佐藤 信敏  
                          学芸みらい社  1,500円+税
第1章~調査でわかったツバメの“秘密”、第2章~広がった観察の輪、
第3章~銀座のツバメは生き残れるか、からなる銀座でツバメ発見して
から毎年3月下旬~8月まで長年続けてきた大都会でのツバメ観察30
年間の記録をまとめたものです。
               〔 ISBN978-4-905374-24-4 〕 2013/08/08


 進化が生みだした自然の奇跡     著者 ソーア・ハンソン  
                  訳者 黒沢 令子  白揚社  2,600円+税
ハゲワシのおかげで羽に興味を持った野外生物学者の著者が、羽について
「進化」「綿羽」「飛翔」 「装飾」 「機能」に分けて自身の研究や他の文献を織り
交ぜてシソチョウのことから換羽する理由、体温調整、飛行の原理、羽ペン
など、羽に関する事柄を網羅して書かれています。
                〔 ISBN978-4-8269-0169-7 〕 2013/04/26


この羽 だれの羽?     作・絵 おおたぐろ まり
                              偕成社  1,600円+税
見つけた羽の持ち主がわかる小学生向けの絵本図鑑。実物大のイラストで
キジバト、ヒヨドリ、スズメ、シジュウカラ、メジロ、ムクドリ、ハクセキレイ、
ツバメ、コゲラ、カワラヒワ、ツグミ、ハシブトガラス、ドバト、カワセミ、コサギ、
マガモ、キジ、チョウゲンボウ、フクロウが掲載されている。
                   〔 ISBN978-4-03-437340-8 〕 2013/04


 ベルソーブックス042
空飛ぶ漁師カワウとヒトとの上手な付き合い方 
   被害の真相とその解決策を探る
                   著者 坪井 潤一  監修 日本水産学会
                           成山堂書店  1,800円+税
最近、カワウが増えて漁業被害、コロニーでの糞害が問題になっていますが、
「カワウを悪者にする水産資源管理はもうやめよう」と水産技術センターで
カワウとアユを担当する著者がカワウに関する事柄を「水辺の住人カワウ」
「カワウはなぜ急に増えたか」 「カワウによる被害」 「カワウ被害対策」
「カワウを利用する」 「カワウと付き合う」の6章に分けて紹介しています。
                 〔 ISBN978-4-425-85411-0 〕 2013/04


 ワイドKCモーニング778
とりぱん 14     著者 とりの なん子  講談社  619円+税
カバー画はコゲラ、そでにダイサギとアオサギ、とりぱんクッキングは
「ほけフキのつくだ煮」。今号はカルガモ・スズメ・コムクドリ・ヒヨドリ・
ツバメとヒナの話が盛り沢山。他に金魚を描いた「うおぱん」や台湾
での4日間を描いた「とりぱんIN 台湾」も収録されています。
             〔 ISBN978-4-06-337778-1 〕 2013/03/22



鳥たちの驚異的な感覚世界
   著者 ティム・バークヘッド
         訳者 沼尻 由起子  河出書房新社  2,200円+税
最新の研究成果の他にも鳥類研究の遍歴を踏まえながら鳥類の感覚を
視覚~人間には見えない世界、聴覚~さえずりの謎と反響定位、触覚~
敏感なくちばしとオルガスムに達する鳥、味覚~グルメな鳥と毒を持つ鳥、
臭覚~匂いで食べ物を見つけ出す、磁気感覚~はるかなる旅路の羅針盤、
感情~鳥は市を悲しむか?など一章ずつ取り上げています。
                 〔 ISBN978-4-309-25278-0 〕 2013/03/08


自然保護世界一を目指す旅 野の鳥は野に生かせ 
                   著者 森脇 悦夫  文芸社  1,400円+税
小さい頃から野鳥に関心を持って鳥見をしてきた著者が時間に余裕のできた
定年後に、アメリカ、イギリス、韓国を旅をして考えさせられた日本と外国の
鳥獣保護行政の違い、自然保護の問題点を「野鳥を知ろう」「海外で日本の
環境行政を考える」「日本の環境保護を考える」に分けて述べています。
                〔 ISBN978-4-286-13380-5 〕 2013/03/01


鳥の自由研究1 町のまわりで観察 春夏     写真 吉野 俊幸
         文 寒竹 孝子  絵 高橋 和枝  アリス館  2,600円+税
身近な場所でも見ることができる生きもの「鳥」の観察方法を小学生向けに
まとめた全3巻の一冊目。町のまわりで見られる鳥を観察しようの春夏編、
「観察ノート」「なにをしているの?」「鳥のいろいろ自由研究」で構成されて
いる。見た鳥を観察してノートにつけることで色々なことが分かってくるでしょう。
                 〔 ISBN978-4-7520-0605-3 〕 2013/02/04


スズメの謎 身近な野鳥が減っている!?     著者 三上 修
                        誠文堂新光社  1,500円+税
鳥の研究者である著者が科学の立場から、スズメという鳥について、誰も
知らない答えを見つける方法を紹介していきたいという思いから1.スズメを
知っていますか 2.スズメは日本に何羽いる? 3.スズメの減少 
4.なぜスズメは減少しているのか 5.スズメが減少するとどんな問題があるのか
6.研究の世界 に分けて書かれています。
                〔 ISBN978-4-416-21269-1 〕 2012/12/21


カラスの教科書          著者 松原 始  雷鳥社  1,600円+税
第一章 カラス基礎知識、第二章 カラスと餌と博物学、第三章 カラスの取り
扱い説明書、第四章 カラスのQ&A に分けてカラス好きな著者が好き勝手な
ことを書き連ねたに「カラスの狂歌書」です。カラスの本らしくイラストもすべて
白黒の399ページ、厚さは33mm、この分厚さの中にカラスの魅力が詰まって
います。            〔 ISBN978-4-8441-3634-7 〕 2013/01
 〔2013/03/15 講談社文庫720円+税 ISBN978-4-06-293357-5〕


水上の狩人 ミサゴ大全     著者 平沢 修
                     宮帯出版社  2,000円+税
「肉眼では見えない野生の刹那を切り取る、ピンボケはゴミ箱へ」を
モットーに7年間にわたってミサゴを追い続けた記録。ホバリング、突入、
捕魚、浮上、凱旋、捌き場、営巣を網羅した写真集。
               〔 ISBN978-4-86366-863-8 〕 2012/11/19


 優美と神秘、鳥類の多様な形態と習性     著者 コリン・タッジ
            訳者 黒沢 令子  シーエムシー出版  3,000円+税
鳥のことが知りたいと友人に促されて執筆された本書は読み応えがある
492ページあり、鳥の賢さと謎にせまる、世界に鳥は何種類いるのか考える、
鳥の行動の種類、行動の理由、行動の仕方について考える、食物の入手
手段、性と繁殖、鳥と人とについて考察してみる など鳥について網羅した
内容になっています。   〔 ISBN978-4-7813-0522-6 〕 2012/10/24


身近な野鳥観察ガイド     著者 戸塚 学・箕輪 義隆
                          文一総合出版  2,000円+税
野鳥はただ漠然と見ていても面白くない「何をしているのか?」「どんな行動を
とるのか?」など、その生態と行動に注目すると新しい発見や驚きに出会える
と身近な野鳥を中心に観察の楽しみ方をまとめたもの。野鳥のユニークな色
や形、面白い生態を写真とイラストで紹介している「色と形に注目しよう」
「鳥の生活をのぞいてみよう!」と身近な場所で見られる野鳥99種を紹介した
「身近な野鳥図鑑」、「身近に起こっていること」の4部構成。
                 〔 ISBN978-4-8299-7200-7 〕 2012/11/09


フィールドガイド日本の猛禽類 vol.01 ミサゴ
         著者: 渡辺靖夫、越山洋三、先崎啓究、伊関文隆
         発行所:西本眞理子植物画工房マカロン
         〔 ISBN978-4-9906148-1-2 〕 2012/11/03
鳥見仲間4人により自費出版されたミサゴの生態と識別に関する
フィールドガイド。
A4判カラー13ページでイラストや写真を豊富に使っている。
購入はネットで湖北ワイルドライフアートスタジオ
  〔 http://www.studiokohoku.com/ 〕へ
 価格500円+税+標準配送料450円
直接購入は岡山県下では以下の2店舗で販売されています。
 ◎蟲文庫:倉敷市本町11-20 電話 086-425-8693
 ◎ サカイ画材:岡山市北区三野3-4-10 電話 086-221-8595


  BIRDER SPECIAL
  水彩色鉛筆で誰でも楽しく野鳥が描ける
新“タマゴ式”鳥絵塾     著者 谷口 高司・谷口 りつこ
                       文一総合出版  2,000円(税込)
タマゴのかたちを2つ繋げ、角度や、長さに注意をはらい描くと、バランス
よく鳥が描けることから“タマゴ式”と名づけられた絵はちょっと苦手な人
にも不思議とバランスの整った鳥が描けてしまうタマゴ式の鳥描きガイド
の新版です。       〔 ISBN978-4-8299-7500-8 〕 2012/10/31


 写真集
ハヤブサを追って 500日にわたる調査記録     著者 三谷 康則
                 神戸新聞総合出版センター  2,000円+税
500日にわたり調査したハヤブサの生態を1月から12月まで月毎に選び
抜かれた150点の写真で綴った写真集。採食、羽づくろい、オスからメス
への給餌、交尾、抱卵、ヒナへの給餌、外敵への威嚇、巣立ち、独り立ち
させるための巣立ったヒナへの攻撃、求愛行動などハヤブサの暮らしが
わかる一冊です。    〔 ISBN978-4-343-00706-3 〕 2012/10


 つながってるよ いのちのWA!
ハクチョウ 水べに生きる     文 嶋田 哲郎  写真 伊藤 利喜雄
             イラスト 松原 巌樹  小峰書店  1,400円+税
宮城県北東部にある伊豆沼・内沼には秋になるとロシア北東部の湿原で
暮らしているコハクチョウ、オオハクチョウが渡ってきます。そのハクチョウ
の生きる姿を10月から3月まで豊富な写真を使って分かり易く書かれた
小学生向けの本です。  〔 ISBN978-4-338-27002-1 〕 2012/09/24


 日本鳥学会100周年記念
鳥学の100年 鳥に魅せられた人々     著者 井田 徹治
                 協力 日本鳥学会・山階鳥類研究所
                          平凡社  2,500円+税
日本鳥学会が100周年を迎えるにあたって一般市民向けに書かれた
鳥学の本。第一章「鳥学を築いた人々」第二章「鳥学100年の軌跡」
第三章「鳥を守る研究」第四章「これからの鳥学」とからなり日本の
鳥研究の100年を振り返り、明日への展望を探り、鳥と鳥学に対する
一般の方々の理解を少しでも高め、鳥と人間の望ましい関係の構築に
貢献できたらとの思いで書かれている。
             〔 ISBN978-4-582-52733-9 〕 2012/09/14


 365日出会う大自然
野鳥         著者 叶内 拓哉  誠文堂新光社  2,400円+税
野鳥が大好きで毎日撮影している著者が、野鳥を身近に感じ興味を持って
くれる人が少しでも増えたらうれしいと、カレンダー形式で日々撮影した
野鳥と、その月ごとに関連性のある野鳥の生態や特徴を豊富な写真で
紹介しています。すべての漢字にルビがふってあるので大人はもちろん、
小学生でもでも楽しめます。
               〔 ISBN978-4-416-21261-5 〕 2012/09/19


 ワイドKCモーニング750
とりぱん 13      著者 とりの なん子  講談社  600円+税
13号の表紙はカワラヒワ。元旦から七夕まで著者の周りで起こった事を
面白く描いた「モーニング」連載中の単行本。交通事故もどきの話から、
おなじみのつぐみんをはじめエナガにミソサザイ、らんぼう者のヒヨちゃんに
オオバンと白鳥の餌の取り合い、ベニマシコにハクセキレイなど今号は鳥の
話題が満載です。     〔 ISBN978-4-06-337750-7 〕 2012/07/23


アカショウビン 琉球の紅    写真・文 福田 啓人
                            雷鳥社  1,600円+税
南西諸島に夏鳥として飛来するリュウキュウアカショウビンの姿を石垣島で
4月から8月頃まで3年間撮り続けた写真集。躍動感あふれる採餌の瞬間や
微笑ましい求愛給餌の様子、水粒が飛び散る水浴びなどがアップで撮られて
いて感動ものです。交尾からヒナへの給餌、そして巣立ちも素晴らしい瞬間を
とらえています。美しい写真に劣らず形だけのシルエットも風情があり味わい
深いです。         〔 ISBN978-4-8441-3592-0 〕 2012/07


 自然スケッチ絵本館
猛きん類のこと      文 キャスリン・シル  絵 ジョン・シル
          訳 鈴木 有子  玉川大学出版部  1,700円+税
フクロウやハヤブサなどの猛きん類はどんな生き物かを美しい細密画を
もちいて小学生向けに書かれた生態絵本。特徴から獲物の捕り方、
巣の様子など18枚描かれていて絵ごとに簡素な説明と巻末に登場した
生き物の解説があります。
               〔 ISBN978-4-472-05925-4 〕 2011/06/01


横浜・猛禽の里     著者 市橋 徹
                        かまくら春秋社  2,000円+税
著者が9年間観察している横浜市内の特定地域で2008年9月から2012年
3月まで撮影された写真集。すぐ近くに民家がある小規模な林や芝生、
雑草の生えている場所でも狩をしている猛禽類の姿を撮影することで、
身近な環境を守る大切さを伝えたいと、ハヤブサ・オオタカ・ハイタカ・ツミ・
ノスリ・チョウゲンボウ・その他の鳥類・植物・昆虫等に分けて掲載している。
               〔 ISBN978-4-7740-0563-8 〕 2012/06/20

ぼくとりなんだ       作・絵 和歌山静子
                        日本野鳥の会  1,400円+税
巣立ったばかりの鳥の雛が、雛を拾おうとした男の子に語りかけるかたちで
描かれた幼児向けの絵本。繁殖の時期に上手に飛べない状態で巣立つ
ことが多い雛を拾わないでとの願いで「なぜ雛を拾ってはいけないのか」が
分かりやすく書かれています。
                 〔 ISBN978-4-931150-51-5 〕 2012/04/20


 科学のアルバム・かがやくいのち12
ツバメ 春にくる渡り鳥     著者 亀田 龍吉  監修 西海 功
                         あかね書房  2,500円+税
第1章「ツバメがやってきた」~飛来から巣作りまで、第2章「いろいろな
渡り鳥」、第3章「ツバメの子育て」~産卵から旅立ちまで からなり人と
共に生きてきたツバメの生態を豊富な写真で紹介している。
               〔 ISBN978-4-251-06712-8 〕 2012/03/29


 田んぼの生きものたち
ツバメ     文 神山 和夫・佐藤 信敏・渡辺 仁  写真 佐藤 信敏
                     農山漁村文化協会  2,500円+税
人と共に生きてきたツバメ、子育てをする日本の環境が変わって
困っています。豊富な写真を交えてツバメの生態を紹介し如何に
したら共に暮らしていけるかを考える分かりやすく書かれた小学生
向けの生きもの絵本シリーズの一冊。
              〔 ISBN978-4-540-09268-8 〕 2012/01


Birds Note(バーズ・ノート) 野生の不思議を追いかけて
             著者 山岸 哲  信濃毎日新聞社  1,400円+税
山階鳥類研究所名誉会長の著者が書き下ろしを含めて山信濃毎日新聞、
文藝春秋、中央公論、神戸新聞などに掲載されたエッセイをまとめたもの。
「よみがえれ野生のいのち」「したたかな野生のいのち」「野生のいのち
いつまでも」「対談コラム」に分けて55篇が収められている。
巻末に「トキ・コウノトリ野生復帰への道のり比較表」を収録。
                〔 ISBN978-4-7840-7184-5 〕 2012/01/24


 輸入された鳥、身近にいた鳥
江戸時代に描かれた鳥たち     著者 細川博昭
              ソフトバンククリエイティブ  2,800円+税
江戸時代に作られた図譜「外国産鳥之図」「百鳥図」「鳥類写生図」
「水谷禽譜」「梅園禽譜」「外国産珍禽異図」「薩摩鳥譜図巻」の史料
から鳥の絵を選び種を同定して、輸入された鳥と日本の鳥に分けて
約200点を掲載している。鎖国時代にも多くの鳥が飼育のため輸入され、
それが公式な輸入記録として詳細な絵で残されていたのは驚きです。
               〔 ISBN978-4-7973-5256-6 〕 2012/02


駒ちゃんは片翼のオオハクチョウ     作者 浜田 実弥子
       画家 ひろの みずえ  新日本出版社  1,400円+税
何らかの事故で右翼を失ったオオハクチョウがひたむきに生きる姿を
描いた物語。作者が駒ちゃんと名づけた片翼のオオハクチョウは新潟県
新発田市五十公野公園の湖で10年以上暮らしています。
飛べないため仲間に会えるのは冬の間だけ、秋に向かえて春に見送る。
天敵や猛暑の日々など過酷な状況、そんなオオハクチョウを見守る
地域の方々の活動など、作者の駒ちゃんへの愛情が伝わってきます。
                〔 ISBN978-4-406-05544-4 〕 2012/02


東京秋川鳥紀行     著者 西原 健治  文芸の森社  1,800円+税
東京都西多摩郡檜原村を源流域として、あきる野市、八王子市、福生市、
昭島市の4市の境界付近で多摩川に合流する秋川の流域に暮らす野鳥の
姿をとらえた写真集。檜原村、旧五日市町、旧秋川市に分けて掲載されて
いる。流域の景色、風土なども織り交ぜていて、著者の郷土への強い思いが
込められていて見応えのある一冊になっています。
                  〔 ISBN978-4-902183-51-1 〕 2011/12


 しぜんにタッチ!
とりを よぼう!     監修 大久保茂徳  写真 川又利彦・榎本功
        イラスト ひやまゆみ  ひさかたチャイルド  1,200円+税
庭やベランダに鳥を呼ぶ方法を紹介した幼児・低学年用向けに書かれた
科学絵本。スズメにメジロ、ムクドリやツグミ、シジュウカラにヒヨドり、食べ物
の少ない冬に、鳥が食べる食べ物や飲み物を用意して、鳥を身近で観察して
みませんか。          〔 ISBN978-4-89325-386-6 〕 2011/12/01


 ワイドKCモーニング738
とりぱん 12     著者 とりの なん子  講談社  600円+税
12巻の表紙はオオハクチョウ。巻頭カラーページは「赤いものなぁに」で
キジやリンゴ、イチゴなどが登場。定番のヒヨドリとコムクドリの何とも
面白いやり取りや300羽記念?のイメチェン作画、アリのけんか、カルガモの
子育て、子スズメのことなど笑えること請け合いです。とりぱんクッキングは
なっとう汁と20分で作るラーメンスープ 初夏発売予定の13巻も楽しみです。 
                 〔 ISBN978-4-06-337738-5 〕 2011/12


冬鳥の行動記     著者 八木 力  文芸社  1,800円+税
マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、
ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモなどのカモの行動様式を分類した
写真集。食べる・飛ぶ・頭掻き・水浴び・羽づくろい・体振りと羽ばたき・
転位行動・眠る・伸び・闘争・求愛行動・交尾の項目に分けて解説されて
います。           〔 ISBN978-4-286-10903-9 〕 2011/10


クマタカ     著者 若尾 親  平凡社  4,400円+税
南アルプスの山麓に暮らすクマタカの生態を追った写真集。 
クマタカの力強さと美しさを紹介した 第1章「王者クマタカ」。飛翔シーンを
中心に厳冬期の繁殖活動などを紹介した 第2章「南アルプス 長野 源流域」。
クマタカの子育て成長過程を紹介した 第3章「南アルプス 山梨北麓 楓谷」
の3部構成に加えて末尾にクマタカとの出会いからクマタカへの思いなどが
記された「クマタカの姿を追い続けて」が収録されている。
                 〔 ISBN978-4-582-27784-5 〕 2011/10


 自然と生きる 
赤い卵のひみつ     著者 樋口 広芳  絵 鈴木 まもる
                       小峰書店  1,400円+税
他の鳥の巣に卵を産み、巣の親に子育てをまかせる「托卵」をする
カッコウのなかま。日本にはカッコウ、ツツドリ、ホトトギス、ジュウイチの
4種類が渡ってきます。この物語はホトトギスのいない北海道の旭川で
ホトトギスの卵によく似た赤い卵のひみつを解くと共に托卵をめぐるなぞを
野外観察と研究で解き明かしています。
                  〔 ISBN 978-4-338-24802-0 〕 2011/07


岩波科学ライブラリー182
ペンギンのしらべかた     著者 上田 一生
                         岩波書店  1,200円+税
飛べない鳥ペンギン、その可愛さゆえに動物園や水族館では人気者
ですが、その生態はよく分かっていませんでしたがこの二十数年データ
ロガー(超小型電子記録計)の開発などにより海中での生態が徐々に明ら
かになりつつあります。この書籍は「泳ぎかた」「食べかた」「暮らしかた」
などの研究過程を通してペンギンに関する新しい知見を紹介しています。
               〔 ISBN978-4-00-029582-6 〕 2011/07/16


動物の鳴き声 鳥の世界 音がでるとびだししかけえほん
   ぶん バレリー・デイビス え モーリス・プレジャー やく むらかみ りか
                            大日本絵画  2,500円+税
「夜明けのコーラス」「荒れ野や山に住む鳥たち」「湿地帯で見かける鳥たち」
「砂漠にて」「熱帯雨林の森で」の5つの場面でページを広げると鳥の絵が
とびだし鳴き声が流れる幼児向けのしかけえほん。
                 〔 ISBN978-4-499-28363-2 〕 2011/08/03


 えほんのぼうけん30
ちいさな鳥の地球たび     写真・文 藤原 幸一
                            岩崎書店  1,400円+税
夏の北極で子育てをして南極まで旅するキョクアジサシを追った写真絵本。
北極に暮らすセイウチやタテゴトアザラシ、トナカイやシロクマ、旅の途中に
出会ったアラスカの森のブラックベア、赤道付近のザトウクジラにガラバゴス
諸島のウミイグアナ、熱帯の森のヤドクガエル、オオハシ、ナマケモノ。
そして南極大陸のアデリーペンギンが登場します。人間が捨てたゴミを
あさるブラックベアや切り開かれた熱帯の森、巣営地に帰る途中に岩場の
ゴミの中を歩いているアデリーペンギンなど痛々しい場面もあり考えさせ
られます。     〔 ISBN978-4-265-07050-3 〕 2011/08/06


タンチョウの四季     著者 梨木 寛  文芸社  2,000円+税
北海道東部に暮らすタンチョウを撮り続けてきた著者の3冊目の写真集。
第一景 春から 第4景 冬 まで季節ごとにタンチョウの姿を綴っている。
写真に説明文がないことが、かえって場景への思いをめぐらせる。
            〔 ISBN978-4-286-10739-4 〕 2011/08/01


干潟のくちばしじまん     文 今宮 則子  絵 小島 祥子
                 監修 今泉 忠明  星の環会  1,300円+税
干潟で餌を捕るシロチドリ、ミヤコドリ、コアジサシ、ヘラサギ、ダイシャクシギ、
トビを題材にした幼児向け絵本。それぞれ餌を捕りやすい形態に進化した
鳥のくちばしを通して生命豊かな干潟を描いています。
                〔 ISBN978-4-89294-510-6 〕 2011/09


 NEST BOX MANUAL
巣箱づくりから自然保護へ     著者 飯田 知彦
                          創森社  1,800円+税
鳥の巣箱の作り方についての本はあっても、かけ方について詳しく
書かれた書籍がないことから、日本の鳥たちに合った巣箱とその
かけ方を調べてきた著者が、これまでの本に書かれていた基本的
なことをふまえた上で、さらに発展させた巣箱や巣箱作りの考え方、
巣箱のかけ方に力点をおき、巣箱作りから自然保護の入り口になる
ことを願って書かれた本です。
                〔 ISBN978-4-88340-258-8 〕 2011/04


 BIRDER SPECIAL
野鳥フィールドスケッチ     著者 水谷 高英
                       文一総合出版  2,200円+税
驚きと発見に満ちているフィールドでの体験をスケッチで再現した一冊。
どこに行けばどんな野鳥に出会えるのか。春・夏の野鳥図鑑、秋・冬の
野鳥図鑑。月々の鳥見カレンダーや『BIRDER』に連載された「Field
Sketch」を2006年10月~2010年9月分までが収録されています。 
               〔 ISBN978-4-8299-1132-7 〕 2011/06


 ワイドKCモーニング727
とりぱん 11     著者 とりの なん子  講談社  600円+税
11冊めの表紙を飾るのはメジメのつがい。昨冬の始めからこの春までの
出来事が描かれています。オオバンから飼っている金魚のことや、常連
のヒヨちゃんも弱気キャラのつぐみんと名コンビ。アルビノの白スズメや
ハイタカとの遭遇と多彩な登場人物?が笑いを誘います。東北地方の
北東部に在住している著者が体験した震災編は巻末にまとめて収録
されています。     〔 ISBN978-4-06-337727-9 〕 2011/06/23

 ワイドKC726
とりぱん大図鑑     著者 とりのなん子ととりぱん研究会
                            講談社  1,200円+税
「とりぱん」に出てきた鳥をカラーで見たいとの読者の要望で作られた
大図鑑。オールカラー、撮り下ろし、野鳥に限れば63種類が掲載されて
いてアゲハやカマキリ、ツキノワグマにニホンカモシカなど、「とりぱん」に
登場した鳥以外の主要メンバーも収録されています。
              〔 ISBN978-4-06-337726-2 〕 2013/06/23
 この本の印税は、東日本大震災の被災者のために寄付されます。


森のハヤブサ ナニワの空に舞う    写真・解説 与名 正三
                         東方出版  1,500円+税
ハヤブサのつがいの求愛や交尾、狩りの様子、縄張り争い、巣営地の
岩棚での子育て、ヒナの巣立ち、その後独り立ちするまで、交野市の
森に暮らすハヤブサの生態を追った写真集。 
            〔 ISBN978-4-86249-172-5 〕 2011/01/25


リンゴの老木とフクロウ カメラマンが見つけた人と野鳥の共生
                著者 浜田 尚子  文芸社  1,100円+税
人が育てるリンゴ畑でネズミなどを捕って暮らし、リンゴの老木にできた
ウロで子育てするフクロウ。青森市盛岡のリンゴ畑で暮らすフクロウの
写真撮影を通してフクロウと人との共生の道を探るカメラマンの姿を描く
小学生高学年向けに書かれたノンフィクション。
                〔 ISBN978-4-286-10136-1 〕2011/03


 エコ育絵本ちきゅうのなかまたち10
はくちょうがやってきた!     写真 飯村 茂樹  文 井上 こみち
                       チャイルド本社  857円+税
来始めから食事の様子、羽づくろい、ゴミ問題などを交えて北の国に
飛び立つまで冬に琵琶湖に渡ってくるコハクチョウの生態を描いた
幼児向けの写真絵本。  〔 ISBN978-4-8054-3453-6 〕2011/01


鳥あそび 野鳥おもしろ手帖     著者 小宮 輝之
                         二見書房  1,600円+税
自宅や職場の周辺でも楽しむことができる野鳥を、多摩動物公園の
飼育係、上野動物園の飼育課長から園長と趣味と仕事で鳥と関わっ
て50年の筆者が、「我が家の庭から」「多摩の里山フィールド」「水辺
のフィールド」など身近なバードウォッチングの楽しみ方を綴り、「いろ
鳥どり帖」で長年撮りためた野鳥の写真を赤、橙、黄、緑、青、藍、紫色
に分類して紹介しています。
               〔 ISBN978-4-576-10191-0 〕 2011/02


スズメはなぜ人里が好きなのか    著者 大田 眞也
                          弦書房  1,900円+税
スズメが減少していることに気を揉んでいる著者が、スズメを知って
もらうために「スズメの生活」「スズメの仲間」「人はスズメをどう認識し、
どう接してきたか」に分けて人と共に暮らしてきたスズメとの共生の
ありかたを考えるきっかけになればとの願いで書かれた10年前の
「スズメ百態面白帳」に続く著書。 
             〔 ISBN978-4-86329-048-8 〕 2010/10/08


タンチョウ いとこちたきさまなれど     著者 正富 宏之
                      北海道新聞社  1,900円+税
前著「タンチョウ そのすべて」から10年、本書は日本人とタンチョウの
かかわりを古来の文献よりひもとく「歴史の中で」と、タンチョウの観察を
通してその生態に迫る「自然に生きる」からなる。タンチョウがどのように
描かれてきたか、掲載されている絵や図に写真も美しい。末尾に掲載され
ている参考文献もタンチョウのことをもっと調べる参考になるだろう。 
                 〔 ISBN978-4-89453-567-1 〕 2010/10


  ワイドKCモーニング 76
とりぱん 10     著者 とりの なん子  講談社  590円+税
06年から春と秋に発行してきた本書もはや10巻目、表紙は本編と違って
とても可愛く描かれたハシボソガラスとハシブトガラス。今巻も登場人物は
オナガにネコ、ヒヨちゃんにコムクドリ、ニホンカモシカにモズ、金魚にリス、
イモムシハンドブックが出てきたりと豊富です。自然豊かな所で暮らして
いる作者の家の近くにクマが出没したりとか、仕事は週3日で週4日は
ネタ探しをしている作者の生態も分かります。
               〔 ISBN978-4-06-337706-4 〕 2010/11/22


  サイエンス・アイ新書 SIS-164
身近な鳥のふしぎ
 庭にくる鳥から街中、水辺、野山の鳥まで、魅惑的なさえずりと生態を
楽しもう  著者 細川 博昭  ソフトバンククリエイティブ  952円+税
見開き2ページで身近な鳥、水辺の鳥、山野の鳥に分けてイラストと写真を
添えて約90種類の鳥を紹介している。変わった楽しみ方としてイラストの鳥の
とまり方、体形など実際に観察した鳥と見比べたら面白いだろう。
               〔 ISBN978-4-7973-5145-3 〕 2010/05/19


トキ物語 佐渡島から     著者 大山 文兄
                         産経新聞出版  1,500円+税
新聞社の報道カメラマンの筆者が佐渡で放鳥されたトキとの出会い、その
生態を1年半にわたって撮影してきた写真集。食事の様子、水浴び、求愛
シーンなどトキの暮らしぶりが分かります。
               〔 ISBN978-4-8191-1099-0 〕 2011/04/30


 ワイドKCモーニング695
とりぱん 9     著者 とりの なん子  講談社  600円+税
「とりぱん」もはや9巻目、今巻の表紙はコムクドリのペア。お馴染みの気の
弱いつぐみんや乱暴ものヒヨちゃんに「帝王」ポンちゃん、ツキノワグマの
親子にオオスズメバチ、コゲラもなかなか面白くて登場人物も盛り沢山、
どこからもでも読めて笑えるコミックす。
               〔 ISBN978-4-06-337695-1 〕 2010/05/21


  ちいさなかがくのとも
ウグイス ホケキョ     福音館書店  390円+税
春になって生まれてはじめてうたい始めたウグイス、最初はなかなか
うまく鳴けません。ウグイスの鳴きはじめから「ホオー ホケキョ」とうまく
鳴けるまでを描いた幼児向けの絵本です。
                   〔 雑誌 06105-03 〕 2010/03/01


  酒田で生まれた
白鳥3兄弟     写真 小林 隆  歴史春秋出版  1,238円+税
山形県酒田市、土門拳記念館の拳湖に傷ついて飛ぶことができない白鳥が
はなされてから番になり4個の卵を産みました。飛べない白鳥から生まれた
3兄弟の成長を写真で綴った物語。
                  〔 ISBN978-4-89757-745-6 〕 2010/01


かえっておいでアホウドリ おはなしのほん     文 竹下 文子
             絵 鈴木 まもる  ハッピーオウル社  1,400円+税
絶滅しかけていたアホウドリを増やすために繁殖場所にススキを植えたり、
安全な場所にアホウドリを移動させるためにデコイを使ったりとアホウドリを
守るために行われてきたことを描いたノンフィクション絵本です。
                   〔 ISBN978-4-902528-35-0 〕 2010/01


カラスのお宅拝見!     著者 宮崎 学  新樹社  2,000円+税
人間と深く関わって生活しているカラス。カラスの事を知りたい、見てやりたい
との思いから卵がどんな色をしているのかと、北海道から九州までカラスの
巣を探して撮影した中から100巣を選んで紹介した写真集。
                 〔 ISBN978-4-7875-8593-6 〕 2009/12


カワセミ  ある日、カワセミに出会いました。
               写真・文 福田 啓人  雷鳥社  1,600円+税
カワセミに出会い、一目惚れして、カワセミを撮りたいと思い、無我夢中で
カワセミを撮影し続けて7年、カワセミに魅せられ写真家の道を歩み始めた
作者の最初の写真集。瑠璃色に輝くカワセミの美しさが54枚の写真に凝縮
されています。         〔 ISBN978-4-8441-3533-3 〕 2009/10


 詩集
カワセミ 助六日記から     著者 権田 助六
                           明石書店  1,500税+税
巣が蛇に襲われたカワセミの悲しみ、息子さんが救急車で運ばれたこと、
カワセミの雛の誕生の喜びなど、野鳥を撮影していて感じたことや日常の
出来事を素直に綴った著者の第三詩集。
2005年から2009年までの55篇が収められています。
                 〔 ISBN978-4-7503-3086-0 〕 2009/10


枯野の猛禽 笠岡湾干拓     著者 鶴 いしい  自費出版
2007年9月に出版された「枯野の猛禽 笠岡 阿知須 平田」に続く
枯野の猛禽がテーマの第三弾写真集。第二弾が出来上がった後、
笠岡湾干拓地に現れたアカアシチョウゲンボウ、ケアシノスリ、
オオノスリ、ノスリを題材にしています。      2009/10


カワセミの子育て 自然教育園での繁殖生態と保護飼育
                著者 矢野 亮  地人書館  2,600円+税
東京都港区白金台にある国立科学博物館付属自然教育園で勤務して
いた著者が一般の方々が、カワセミという鳥に関心を持ち、カワセミの
生態に興味を持ち、ひいては自然環境の大切さを感じてくださるように
との願って書かれたカワセミ調査21年間の集大成。
               〔 ISBN978-4-8052-0814-4 〕 2009/10


 ワイドKCモーニング679
とりぱん 8     著者 とりのなん子  講談社  590円+税
春と秋頃の発売を楽しみにしてきた「とりぱん」もはや8冊目、時節
がらか直江兼続の「愛」という字の前立らしきものやマイマイガの
大発生、そしてアサギマダラや絶滅危惧種のニラの話、コムクドリの
つがいなど登場人物?!も盛り沢山です。
カバー裏見返し部分のとりぱんクッキングのレシピは「赤カブ漬け」
           〔 ISBN978-4-06-337679-1 〕 2009/11/20


  趣味の教科書
バードウォッチングの楽しみ方  How to enjoy Bird watching
         鳥くん(永井真人) 著   枻出版社  1,300円+税
お気に入りの鳥を見つけよう、バードウォッチングのスタイルから道具、
野鳥の見つけ方教えます、季節のおすすめ、鳥見旅行へ出かけよう、
まだまだある楽しみ方、鳥見のマナーまで解説した初心者向けの
バードウォッチングのハウツー本 
             〔 ISBN978-4-7779-1450-0 〕 2009/08/27


鳥の骨探 (トリノホネタン)   総指揮 松岡 廣繁  編集 安部 みき子
                      エヌ・ティー・エス  2,800円+税
副題の「ダチョウ・ペンギン・アホウドリ・ツル・タカ・ペリカンからフクロウ・
カッコウ・カワセミ・スズメに至る日本産および外国産主要鳥類の全身
骨格標本と頭骨・胸骨・翼の骨・足の骨等の分解骨カラー写真からみる
骨格バードウォッチング」とある通り鳥の骨格による鳥見ですが、これが
見慣れていないだけに難しいです。
               〔 ISBN978-4-86043-276-8 〕 2009/06


 ワイドKCモーニング671
とりぱん 7    著者 とりの なん子   講談社  590円+税
野鳥や植物、昆虫など自然を題材にした四コマ漫画。第7巻の表紙は
干拓地でもよく観察できた「シメ」です。カッコウとタヌキが初登場。
常連のアオゲラのポンちゃんやヒヨちゃんも好調、特にツグミのつぐみん
は笑いをさそいます。 〔 ISBN978-4-06-337671-5 〕 2009/05/22


ちびっこぴいた     こばやし えりこ 作  こぐま社  1,400円+税
カイツブリのひな「ぴいた」の成長を描いた幼児向けの絵本。三つの卵の
うち最後に孵ったぴいたはまだ小さいけれど好奇心いっぱい、おとうさんと
おねえさん、おにいさんについて初めての遠出に出かけました。
いろんなものが珍しくて夢中になり、おとうさんたちとはぐれてしまいました。
さてどうなることでしょう。  〔 ISBN978-4-7721-0193-6 〕 2009/02


ことりのゆうびんやさん    原作 ニコライ・スラトコフ  ぶん 松谷 さやか
               え はた こうしろう  福音館書店  800円+税
「ぼくの うちには、きで できた ふるい ゆうびんうけが あります」… 
木製の古い郵便受けの受け取り口にコゲラが小さな穴をあけた その郵便
受けに巣を作ったハクセキレイの子育てを描いた幼児向け絵本。
                  〔 ISBN978-4-8340-2396-1 〕 2008/03


鳥の仏教     著者 中沢 新一   新潮社  1,400円+税
仏教の専門用語の使用を最小限に抑えてふつうの人にも読み通せる
ように書かれたチベット語の仏教経典を翻訳したもの。随所に語り手で
ある鳥の絵が挿入されているが、著者がこの本の美しさを伝えるために
選んだというように動物学的事実に対応していない絵もあり思わずツッコミ
を入れたくなることもある。あなたも鳥たちの語らいを聞いてみませんか?
                〔 ISBN978-4-10-365902-0 〕 2008/11


琵琶湖の水鳥     著者 今森 洋輔   偕成社  2,200円+税
画家・イラストレーターである著者が琵琶湖に暮らす140種類の野鳥から、
サギやカモ、シギ・チドリなどの水鳥56種を描いた細密画集。「魚を捕る
カイツブリ」「カッコウのヒナを育てるオオヨシキリ」など生息環境を入れて
生き生きと描かれたものや、日ごろ見慣れないカイツブリ、バン、コアジサシ
の雛なども子育てのシーンとして描いていて観察するさいの参考になるで
しょう。            〔 ISBN978-4-03-971160-1 〕 2008/12


散歩で楽しむ野鳥の本 街中篇    著者 大橋 弘一 + Naturally
                           山と溪谷社  1,800円+税
野鳥の大きさがより分かるように原寸から0.25倍の写真を使用して街中や
川原で観察できる身近な野鳥78種を紹介しています。
                〔 ISBN978-4-635-59620-6 〕 2008/10/21


 日本の野鳥 
カワセミ 青い鳥見つけた   文・写真 嶋田 忠
                      新日本出版社  1,500円+税
1979年に出版された「カワセミー清流に翔ぶ」からカワセミのハンティングの
瞬間などをの写真を選んで説明文を加えて小学生向けに編集し直した
写真絵本。           〔 ISBN978-4-406-05181-1 〕 2008/11


 日本の野鳥 
アカショウビン 火の鳥に出会った  嶋田 忠文・写真
                 新日本出版社  1,500円+税
1985年に出版された「火の鳥 アカショウビン」の写真の中から
アカショウビンの生態を分かりやすく紹介しています。
小学生向けに編集し直した写真絵本。
           〔 ISBN978-4-406-05182-8 〕 2008/11


盤洲・富津干潟周辺の野鳥 田村 満 写真集     田村 満 著
                           うらべ書房  2,000円+税
東京湾東部に位置する盤洲干潟、富津干潟などで撮りためた著者の
お気に入りばかりを集めて解説した写真集です。野鳥は132種類がシギ・
チドリ類、カモメ類、サギ類、カモ類、タカ類ごとに分けられ、他に干潟の
生きものや景観など合わせて308枚が著者の解説とともに掲載されて
います。        〔 ISBN978-4-87230-084-0 〕 2008/02


俳句と詩歌であるく鳥のくに     著者 風信子  
                        写真 中野 泰敬・戸塚 学
                        文一総合出版  2,200円+税
俳句や詩歌に詠みこまれた野鳥を美しい写真と共に紹介。鳥の異名や
季語も充実させ、鳥に関する文化、文学、歴史だけでなく、その生態も
記述して豊富な写真は鳥の識別にも役立つでしょう。
                〔 ISBN978-4-8299-0128-1 〕 2008/02


ノンフィクション☆キラリ 2
テクテク観察 ツバメ日記     七尾 純 著 どい まき絵
                         あかね書房  1,300円+税
人家の軒下に巣を作ってくらすツバメを先入観にとらわれず「ふしぎ」や
「おどろき」を大切にしながら観察した日記。ツバメの飛来から巣作り、
子育てなど身近な存在でも気づかないツバメの姿を紹介しています。
             〔 ISBN 978-4-251-04272-9 〕 2008/04


邂逅 小さな命の物語     写真 城戸 秀夫  文 道丸 摩耶
                         産經新聞出版  1,905円+税
産経新聞山梨県版に連載された「八ヶ岳に舞う」「甲斐に舞う」を書籍化、
山梨に生きる鳥類59種類とホンドリス、イノシシ、ホンシュウジカ、ホンド
ギツネ、ハクビシンを紹介している。背景にもこだわった写真と紹介文で
生き物たちの息吹を感じてほしい。
              〔 ISBN978-4-86306-032-6 〕 2007/11


絶滅危惧の野鳥事典     著者 川上 洋一
                        東京堂出版  2,900円+税
2002年発行の「改訂・日本の絶滅のおそれがある野生生物-鳥類」より
100種類をピックアップして見開き2ページに種名、全長、分布、生息環境、
出現期、減少の原因、生息域地図を掲載、詳しく生息環境の現状を紹介
している。           〔 ISBN978-4-490-10730-2 〕 2008/01


ふしぎな鳥の巣     文・絵 鈴木 まもる  偕成社  1,400円+税
キムネコウヨウジャクやシャカイハタオリなど変わった形の巣や大きな巣など
ほとんど日本では見ることが出来ない巣が、カラーで巣の材料から構造、
作り方まで野鳥が作る不思議な巣を20種類紹介しています。 
                   〔 ISBN978-4-03-437370-5 〕 2007/10


鳥の巣ものがたり     鈴木 まもる文・絵
                           偕成社  1,400円+税
小さな命が生まれ育ち巣立っていく鳥の巣、いろいろな鳥がそれぞれの
環境に合わせて懸命に巣を作り、子育てをしています。13種類の巣を
見開きカラー絵で紹介、巣だけでなく広々とした草原や里山などの周りの
環境まで描かれていて見ていると心が和みます。   
               〔 ISBN978-4-03-437380-4 〕 2007/10


   バサラ山スケッチ通信
 世界の鳥の巣をもとめて   
              鈴木 まもる作  小峰書店  1,600円+税
鳥の巣に魅せられた筆者が、日本だけでなく世界の鳥の巣を求めて
めぐる物語。世界有数の鳥の巣と卵が集められたロスアンゼルにある
鳥の研究施設を始め、マレーシア、タイ、南アフリカと鳥の巣を求めて
世界中を訪ねています。口絵15ページはカラー。文中はモノクロの
挿絵多数あり、どんな人に会い、どんな巣を見たかがよく分かります。
              〔 ISBN978-4-338-21603-6 〕 2007/11


 フクロウ   その生態と行動の神秘を解き明かす
     編集 BIRDER編集部 執筆 石川 勉ほか
                      文一総合出版  1,600円+税
古来から人々に親しまれてきたフクロウの生態と行動をを豊富な写真を
使って解説。日本で記録のある12種類のフクロウを紹介していて、フクロウ・
トラフズク・コミミズク・オオコノハズク・アオバズクは原寸大で描かれた図が
掲載されています。    〔 ISBN978-4-8299-1011-5 〕 2007/11/15


   古里再発見・1
 岡山でみた野鳥  中塚通孝写真集 
             写真 中塚 通孝  吉備人出版  3,000円+税
写暦57年、津山市在住の著者が岡山県内で写した撮影した野鳥67種類の
写真集。それぞれの写真にタイトルと種類、撮影場所・撮影年月が記載され
ていますのでどのような状況で撮影されたか想像してみましょう。
                〔 ISBN978-4-86069-186-8 〕 2007/11


   原寸大
庭で楽しむ野鳥の本     著者 大橋 弘一  ・ Naturally
                         山と溪谷社  1,800円+税
都会の住宅街でも数多くの野鳥が生息していてそれに気づかない人が
多いということで、庭のバードウォッチングのすすめようと原寸大で庭に
来る鳥58種類の紹介と、野鳥が来る庭づくり、家の近くで見られる水辺
の鳥18種類を紹介しています。
               〔 ISBN978-4-635-59619-0 〕 2007/11/01


オオタカ観察記 
      鳥類画家が見続けた都市近郊での九年間の繁殖記録
               氏原 巨雄  文一総合出版  2,600円+税
1998年3月から2007年2月まで著者のフィールドに巣を作ったオオタカを
観察、スケッチしながら見守った観察記。巣作り、抱卵、子育て、狩りと
オオタカの繁殖期の日々の生活が描かれていてオオタカの生態がよく
分かります。      〔 ISBN978-4-8299-0158-8 〕 2007/07/19


    森の写真動物記 3
ワシ・タカの巣     著者 宮崎 学  偕成社  2,000円+税
ワシやタカ、フクロウなどの猛禽類の巣を場所ごとに岩場・樹上・地上・
洞窟に分けて紹介しています。イヌワシ、ミサゴ、チュウヒ、フクロウなど
の巣作りから子育ての様子をとおして、なぜその場所に巣を作るのかを
考えてください。       〔 ISBN978-4-03-526830-7 〕 2007/03


   福音館のかがくのほん
どうぐはなくても    V.ビアンキ 原作
     田中 友子 文 N.チャルーシナ 絵  福音館書店  1,200円+税
人は道具がないと家を建てられませんが、鳥はくちばしを使って上手に巣を
作ります。カササギ、ツリスガラ、ツバメ、アカゲラなどの巣作りの様子を紹介
した絵本。          〔 ISBN978-4-8340-2262-9 〕 2007/04/20


   BIRDER SPECIAL
野鳥フィールドノート スケッチで楽しむバードウォッチング
            著者 水谷 高英  文一総合出版  2,000円+税
野鳥との出会いを書き留めるフィールドノートに簡単なスケッチでも加えれば
後にページを開けたときに記憶がよみがえるということで、著者の2年間の
フィールドノートを掲載してフィールドノートをつける楽しみを紹介しています。
                〔 ISBN978-4-8299-0126-7 〕 2007/05/22


   ワイドKCモーニング 619
とりぱん 3       著者 とりのなん子  講談社  600円+税
作者と周りの生き物たちとの出来事を綴った漫画ですが、のほほんとした
なんとなく笑えてしまう不思議魅力に引き込まれてしまいます。待ち遠しい
第4巻は2007年秋発売予定。
             〔 ISBN978-4-06-337619-7 〕 2007/05/23


セッカの子育て日記     著者 春田 行夫
                           文芸社  1,500円+税
セッカの巣作りから、産卵、ヒナの巣立ちまでの40日間を丹念に観察し
記録した写真日記。懸命に子育てをする親鳥とえさをねだるヒナの姿は
感動ものです。     〔 ISBN978-4-286-02893-4 〕 2007/06/01


   知りたい!サイエンス
やっぱりペンギンは飛んでいる!! 
    ― 拝啓、ホントに「鳥」ですか?―
                    著者 いとう 良一 監修 佐藤 克文
                          技術評論社  1,580円+税
17種いるペンギンの見分け方から体の不思議、ペンギンの一生、潜水の
なぞなど、空を捨てて海で暮らすことを選んだかわいいだけではない、
魅力的な生物としてのペンギンを広く知ってもらうために書かれた本です。
                〔 ISBN978-4-7741-3064-4 〕 2007/04


  ちしきのぽけっと
鳥のくちばし図鑑 たべる・はこぶ・つくる 
        文 国松 俊英  絵 水谷 高英  岩崎書店1,400円+税
食べる、巣材を運ぶ、巣を作るなど、鳥はすべてくちばしを使って行って
います。長い、短い、大きく曲がっているものと、食べるものによってさま
ざまな形に進化した鳥のくちばしには興味がつきません。表・裏の見返し
に12種の原寸大くちばしの長さくらべもあり大きさの比較に役立ちます。
              〔 ISBN978-4-265-04354-5 〕 2007/03/15


   北国からの動物記
ハクチョウ    文・写真 竹田津 実  アリス館  1,400円+税
冬の間、日本で過ごす、オオハクチョウ、コハクチョウの渡り始めから旅立ち
までの日常の姿を愛情あふれる文面と写真でつづった動物紀。水浴びは
早朝の一番寒いときに集中するとか、集団で暮らしているハクチョウも実は
夫婦、家族単位で行動しているなど、日々観察していないと分からない
ハクチョウの生活が紹介されています。
                 〔 ISBN978-4-7520-0363-2 〕 2007/02


   寺子屋新書023
カラスの常識     著者 柴田 佳秀 
                    子どもの未来社  838円+税
クマが生息している山辺で暮らすのにクマの知識が必要なように、
ハシブトガラスが多く暮らす都会ではカラスに対する知識が必要です。
カラスとうまく付き合うために、カラスの習性知りましょう。カラスが怖い
と思われた方に一読をお薦めします。
             〔 ISBN978-4-901330-73-2 〕 2007/02/24


   がんばれ野生のいのちシリーズ①
   写真絵本 四万十川流域に飛来する森の妖精
ヤイロチョウの子そだて     写真 岡田 光男  文 たきたろう
                         生態系トラスト協会 1,000円+税
日本で一番美しいといわれるヤイロチョウの飛来から子育て、旅立ちまでの
様子を写真で紹介しています。   〔 ISBN4-903691-00-4 〕 2006/11


こうのとりのカータ     絵 大田黒 摩利 文 かわべ ひな
                      コウノトリブック倶楽部  952円+税
1986年に野生飼育個体が絶滅してから人工繁殖により飼育した個体を
2005年に放鳥して再び野生に戻すことが試みられているコウノトリの求愛、
巣作り、子育て、巣立ちまでを描いた葉書サイズの絵本。
                     〔 ISBN4-88622-557-8 〕 2006/12


東京湾にガンがいた頃  ――鳥・ひと・干潟 どこへ―― 
            塚本 洋三 著  文一総合出版  1,800円+税
1960年代はじめまで東京湾で越冬していたガン、まだ豊かな自然環境
が残っていた古き良き時代のバードウォッチングを、鳥見スタイル、
識別ひとすじ、鳥たちとの出会いに分けて著者と鳥たちとの関わりを
描いて、自然環境の大切さ、人間が自然と共存できることを願って書
かれた本です。         〔 ISBN4-8299-0023-7 〕 2006/11


  バサラ山スケッチ通信
ぼくの鳥の巣探検      作 鈴木 まもる
                     小峰書店  1,600円+税
バサラ山とは作者の住む伊豆半島にある婆娑羅山のことです。
鳥の巣との出会い、巣の不思議に始まり、鳥の巣のことが
スケッチ画とともに語られています。カバー表紙のサンコウ
チョウの巣から口絵11ページにわたり19種類の巣がカラーで
描かれ、本文にも随所に絵が挿入してあり文面の理解を助けて
くれています。      〔 ISBN4-338-21602-6 〕
2006/10


カラスはなぜ東京が好きなのか
      松田 道生 著
                水谷 高英 挿画  平凡社 1,800円+税
建物が立ち並ぶ都会を木々が生い茂る森林同様に生息するハシブト
ガラス、東京で暮らすハシボソガラスの営巣から巣立ちまでを観察して、
まだまだ謎の多いハシブトカラスの生態に迫ります。  
                 〔 ISBN4-582-52731-0 〕 2006/10/19


  ネイチャー・ストーリーズ
雷鳥が語りかけるもの       中村 浩志 著
                          山と渓谷社  1,500円+税
高山の厳しい環境に生息している日本のライチョウ。その生い立ちから、
生息数調査や標識調査から分かってきたライチョウの生態、地球温暖化
や野生動物の高山進出で狭められている生息環境、ライチョウを絶滅させ
ないための保護の必要性を問いかけています。
                    〔 ISBN4-635-23006-6 〕 2006/08/01


 ハヤブサ日記     日光自然博物館 編著
                         下野新聞社  1,200円+税
日本三大名瀑のひとつ、年間百万人以上が訪れる華厳滝のすぐ脇で
繁殖するハヤブサの様子を2005年3月から6月まで抱卵から巣立ちまで
観察したもの。元は栃木県立日光自然博物館のホームページに掲載
された「ハヤブサ日記」で現在は「ハヤブサ成長記録2006」も掲載されて
います。            〔 ISBN4-88286-306-5 〕 2006/08/04


鳥の巣いろいろ          作・絵 鈴木 まもる
                          偕成社  1,200円+税
枯れ葉、木の枝、コケ、羽根、土を固めてと鳥の巣の材料はさまざま、
形もおわん型、円形、横長などいろいろ、大きさもマメハチドリの3cmの
小さな巣からシャカイハタオリが共同で作った9メートルの巨大な巣まで
千差万別、卵が外敵から見つからないように、生まれてくるヒナを守る
ために工夫して作られた鳥の巣、さてあなたはいくつ知っているでしょうか。
                    〔 ISBN4-03-437360-1 〕 2006/04


仏法僧の不思議     著者 笠井 湧二
                    幻冬舎ルネッサンス  1,500円+税
仏法僧といってもハトぐらいの大きさで体が緑色のブッボウソウでは無く、
「プッ・ポ・ソウ」と鳴くコノハズクのお話です。「プッ・ポ・ソウ」と鳴かない
鳥に間違ってブッポウソウと名付けたことが昭和10年に明らかになりまし
たが鳥名の変更はしなかったことの経緯を読むと改めて一度決められた
鳥名の変更がいかに難しい事か分かりましたが、今後も変わらないので
しょうか。コノハズクの鳴き声を収録したミニCD付
                   〔 ISBN4-7790-0060-2 〕 2006/08/04


  ワイドKCモーニング606
とりぱん 2            著者 とりの なん子
                            講談社  600円+税
鳥が主役のマンガ本第二弾、とにかく面白いし読み応え(見ごたえ?)
あります。口絵4ページがカラー、著者が撮影したおなじみのオナガ軍団
やアオゲラのポンちゃんも載っています。
このシリーズはまだまだ続くようで来春が楽しみです。
                  〔 ISBN4-06-337606-0 〕 2006/09/22


   ワイドKCモーニング594
とりぱん 1          著者 とりの なん子
                            講談社  600円+税
週刊漫画雑誌「モーニング」に連載された作品を単行本化したものの
第1巻。マンガではあまり取り上げられていなかった野鳥を題材として
描いている。主に4コママンガなのでどこから見ても面白く読めます。
秋頃発売予定の第2巻が楽しみです。
                 〔 ISBN4-06-337594-3 〕 2006/03/23


フクロウの大研究 知恵と学問の神といわれる鳥   文 国松 俊英
                絵 関口 シュン PHP研究所  1,250円+税
東京の池袋駅にあるフクロウの石像の話から始まり日本のおもなフクロウ、
世界のユニークなフクロウ、フクロウの言い伝え、昔話、保護など、親しみ
のある顔つきで、古くから人々に愛されてきたフクロウの魅力と不思議を
解き明かす一冊。         〔 ISBN4-569-68593-5 〕 2006/03


   ノンフィクション科学の扉
アホウドリに夢中       著者 長谷川 博
                      新日本出版社  1,500円+税
絶滅の危機から1,850羽を数えるまでに至ったアホウドリの30年に
わたる保護研究活動の記録。終章で人間によりひどい名前を付けら
れたアホウドリを「オキノタユウと呼ぼう」と提案することに筆者の
アホウドリへの思い入れが感じられます。
                 〔 ISBN4-406-03244-4 〕 2006/04


野鳥の子育て         著者 谷口 秀子
                       今井出版  1,238円+税
ドイツで30年間暮らしてきた著者が夫の転勤で自然豊かな鳥取県の
大山山麓に暮らし始めて、家の周りに訪れたツバメやキセキレイの
巣作り・子育ての様子を観察したことを絵と写真を織り交ぜながら
優しい眼差しで見つめた文で紹介しています。
                 〔 ISBN4-901951-20-3 〕 2006/03


知ってるかな? カラスの生活     監修 今泉 忠明 絵 サンパール
          文 アラン・M・ベルジュロン ミシェル・カンタン/サンパール
                     訳 金谷 武洋  旺文社  1,500円+税
カナダで人気の「知ってるかな?」シリーズの一冊。カラスの食性からねぐら、
子育てまで描かれていて、ユーモラスに描かれたカラスがなんとも人間的に
みえてきます。           〔 ISBN4-01-071901-X 〕 2006/04


   ポケット図解
鳥の雑学がよ~くわかる本     著者 柴田 佳秀
                          秀和システム  1,600円+税
「トビがくるりと輪を描くのはなぜ?」とか「イスカの嘴が食い違っているわけ」
など鳥の身体的機能、食生活、すみか、恋愛・結婚、飼育の各章別に分けて
76の鳥の雑学を紹介しています。
                   〔 ISBN4-7980-1287-4 〕 2006/04/23


カモメ観察ノート     文・写真 永井 真人 編集 BIRDER編集部
                          文一総合出版  2,500円+税
日本で見られるカモメ類を2年かけてデジスコ(デジタルカメラとフィールド
スコープを組み合わせて拡大写真を撮ること)で撮影しただけあって掲載
しているカモメの写真の多さは特筆物。識別が難しいカモメ類の観察には
役立ちそうです。        〔 ISBN4-8299-0169-1 〕 2006/04

  ソフトバンク新書 012
スズメの少子化、カラスのいじめ  身近な鳥の不思議な世界 
         著者 安西 英明  ソフトバンククリエイティブ  700円+税
初心者向けに書かれた読みやすい野鳥観察入門書。スズメ、カラス、ハト
など身近で観察できる野鳥を例に野鳥の何気ない仕草、行動に目を向ける
面白さ、大切さを語りかけます。初心者でない方にも日頃の観察の大事さを
再認識させられる一冊です。  〔 ISBN4-7973-3564-5 〕 2006/06


都市鳥からフォークロアへ フィールドエッセイ・自然観察の視点 
                   唐沢 孝一 著  百水社  1,300円+税
高校の生物教師だった著者がそのかたわら、都市鳥や自然について
書きためたエッセイの中から自然の見方、都市鳥の生態、被災樹木、
鳥のフォークロア、高校での生物教育、老後のゆったり人生などを
キーワードに一冊にまとめたもの。 
                 〔 ISBN4-434-07485-7 〕 2006/02


雁よ渡れ    呉地 正行 著    どうぶつ社  1,800円+税
35年前に雁と出会った著者が雁の魅力や、これまでの研究成果や保護・
共生を目指した運動などをまとめたもの。表紙に「日本に飛来する九種の
ガンをすべて解説」とあるようにこれ一冊で過去から現在のガンの置か
れた状況がわかります。   〔 ISBN4-88622-329-X 〕 2006/02


 コウノトリ 再び空へ      神戸新聞総合出版センター
                                  1,143円+税
1971年、国内種最後のコウノトリが死んで、「コウノトリをもう一度大空へ
戻そう」と地域ぐるみでウノトリが再び生息できる環境を再生に取り組み、
農薬や化学肥料に頼らない農業、水田や河川、里山林の整備などを経て
2005年9月に5羽のコウノトリを放鳥にいたるドキュメント。
                  〔 ISBN4-343-00344-2 〕 2006/01


     PHPノンフィクション
 ツルの大研究  人に幸せをはこぶ鳥のひみつ  国松 俊英 文 
                関口 シュン絵  PHP研究所 1,250円+税
古くからめでたい鳥と愛され親しまれてきたツル。そんなツルの種類と
暮らし、保護の歴史、人との関わりなど、ツルのことをいろいろと知ること
ができる一冊です。      〔 ISBN4-569-68582-X 〕 2006/02


    福音館文庫 N-16
 箱船にのった鳥たち ある野鳥病院の物語  キット・チャブ 作・画
                    黒沢 優子 訳 福音館書店 700円+税
1978年にカナダのオンタリオ州に通称「鳥の箱舟」と呼ばれる野鳥病院を
開説した夫妻がけがや病気で運びこまれた野鳥たちを治療し再び自然
にも返すまでの記録。2001年4月に刊行された同書の文庫版。
                 〔 ISBN4-8340-2127-0 〕 2005/10/20


    NHKブックス1038
 鳥たちの旅  渡り鳥の衛星追跡       樋口 広芳著
                    日本放送出版協会  1,160円+税
なぜ鳥たちは何千、何万キロもの長い距離を毎年決まって移動するの
だろうか。どこをどう通って目的地に着くのだろうか。など鳥の渡り関する
謎を人工衛星を利用した渡りの追跡研究の成果から明らかにして減りつ
つある渡りの保全を考える。 〔 ISBN4-14-091038-0 〕 2005/09/30


 クジャクの雄はなぜ美しい? 増補改訂版    長谷川 眞理子著
                           紀伊国屋書店  1,800円+税
「雌による選り好みで雄は美しくなる」と本書には記しています。 単に雌は
子育てのために地味な色合いをしていると思っていましたがなかなかそう
単純なことでもないようです。 新しい研究成果を加えての13年振りの
大幅改訂版。           〔 ISBN4-314-00994-2 〕 2005/09


     富田桂子写真集 
 カルガモちゃん 1     富田 桂子 著
                          いしずえ 1,300円+税
 花を撮影するためにたびたび訪れていた場所で見つけた生まれたての
カルガモの雛たち、その成長を暖かい目で見つめて記録していった写真集。
                     〔 ISBN4-86131-011-3 〕 2005/09


 柳生博 鳥と語る     柳生 博 著
                        ぺんぎん書房  1,700円+税
役者でありナチュラリストでもある昨年4月に日本野鳥の会の会長になら
れた柳生博さんのエッセイ集。 絶滅したコウノトリを復活させる経緯や
タンチョウ、ナベヅル・マナヅルの飛来地の保護、シマフクロウ、オオタカの
保護など日本野鳥の会会長ならではの話も散りばめられています。
                   〔 ISBN4-901978-65-9 〕 2005/09


     Birder special
1年で120種類の野鳥と出会える本   中野 泰敬 写真・文
            BIRDER編集部編集 文一総合出版 1,600円+税
初心者向けに季節や環境によってどんな野鳥が見られるのか解説して
います。月ごとに出かけるところ、その場所での観察ポイントや野鳥の
見分け方を紹介していてその数144種類。あなたも1年で120種類に挑戦
してみませんか?         〔 ISBN4-8299-0168-3 〕 2005/05


    水彩色鉛筆で楽しく野鳥が描ける
 “タマゴ式”鳥絵塾       谷口 高司 著
                           文一総合出版 1,800円+税
2Bの鉛筆、水彩色鉛筆12色+白、水筆を使っての野鳥の描き方のガイド
本です。タマゴ式とはタマゴの形を組み合わせて野鳥を描いていく方法で
ちゃんと型紙も付いているのでこれから野鳥を見るだけでなく姿も描きたい
と思われている方必見の一冊です。 〔 ISBN4-8299-0167-5 〕 2005/05
〔2012/12/31新“タマゴ式”鳥絵塾2,000円+税 ISBN978-4-8299-7500-8〕


 ツバメのくらし百科     大田 真也 著 弦書房 1,800 円+税
古くから人と共存してきたツバメですがそのくらしについては分からない事、
誤解している事も多々あります。この本は生息環境が年々悪化している
ツバメについて関心と理解の深まりに少しでも役立ち、ツバメとの共生の
手助けとなればとの願いで書かれています。 
                  〔 ISBN4-902116-31-6 〕 2005/03/10


野鳥を録る 野鳥録音の方法と楽しみ方     松田 道生 著 蒲谷 鶴彦監修
                           東洋館出版社  2,800 円+税
録音のための機材から録音の実際、その後の編集方法などが書かれていて
野鳥の鳴声に興味のある方にとっての必読書です。鳴声による識別の仕方
なども紹介されていて、要所に書かれている野鳥録音の第一人者である
蒲谷氏による「鶴彦の一言」も参考になります。
                    〔 ISBN4-491-02035-3 〕 2004/10


   ― 湖国の美しい自然よ、野鳥よ、人々よ、ありがとう ―
 湖国野鳥散歩 (続おじいちゃんからの贈り物)     口分田 政博 著
                        サンライズ出版 1,600円+税
著者が長浜市のタウン誌「長浜み~な」に連載していた「湖国野鳥散歩」を
中心に、琵琶湖は水鳥のふるさと、水辺は鳥たちのふるさと、身のまわりは
鳥たちのふるさと、里山は鳥たちのふるさとに分けて琵琶湖に暮らす40種の
鳥たちをえがいています。     〔 ISBN4-88325-242-6 〕 2008/08


   地球ふしぎはっけんシリーズ 8
 なぞの渡りを追う オオヒシクイの繁殖地をさがして     池内 俊雄 著
                      岩崎 保宏 絵 ポプラ社 950円+税
日本に来るガンの仲間ではもっとも大きいオオヒシクイがどこで卵を産み、
子育てをしているのかという疑問をロシアの研究者と共に調べて標識調査
により分かった繁殖地、カムチャツカ半島に行ってヒナを見つけるまでの
物語りです。            〔 ISBN4-591-08252-0 〕 2005/09


 カラス狂騒曲 行動と生態の不思議  著者 今泉 忠明  今泉 勇人
          イラスト・資料画 平野めぐみ 東京堂出版 1,700円+税
都会で増えて問題になっているカラスを排除するのではなく深く知ることで
共存することができないものかと「カラスの種類から」「行動のQ&A」
「形態のQ&A」「生態のQ&A」「カラスとヒトと」の5章にわけて書かれた
カラスの何でも百科ですが、鳥全般にもいえることが多く書かれていて
カラスが嫌いな方でも読んで何か得るところがあると思います。 
                     〔 ISBN4-490-20529-5 〕 2004/07


アオバトのふしぎ     こまたん 著
                       エッチエスケー 1,600円+税
森林性の鳥でありながら夏には海水を飲みに磯に群れでやって来る
奇妙な習性をしている緑色の美しいアオバトに魅せられ、その生態の
調査研究しているグループ「こまたん」によるアオバトの生態記録第2弾。
                   〔 ISBN4-902424-00-2 〕 2004/04


甦れ、ブッポウソウ     中村 浩志 著
                          山と渓谷社 1,500円+税
青色がかった緑色の美しい鳥ブッポウソウ、生息環境の変化でこのまま
では絶滅が心配されているブッポウソウの謎に満ちた生態を調査研究し、
巣箱に依存して繁殖している現状を危ぶみ、プッポウソウが住める里山
環境とり戻す必要性を訴えています。
                 〔 ISBN4-635-23000-7 〕 2004/05/13


   おもしろくてためになる
鳥の雑学事典
      山階鳥類研究所 著
                       日本実業出版社 1,400円+税
第1章入門「鳥」の世界」で鳥はどんな動物か、第2章これが鳥たちの
生きる知恵で鳥はどのように生活しているのか、第3章鳥たちの歴史
と未来で鳥たちがたどってきた進化と将来の展望、第4章知って楽しい
鳥のトリビアで本題の雑学が書かれていて、知っているようで知らな
かったことが分かる一冊です。
                  〔 ISBN4-534-03709-0 〕 2004/02


   月刊たくさんのふしぎ 2004年4月号
 鳥の巣      鈴木まもる 文・絵 福音館書店 667円+税
変わった巣を作る鳥、集団で巣作りをする鳥、大きな巣を作る鳥など
20種類の鳥の巣を紹介しています。親鳥が卵やヒナを安全に育て、
守れるように工夫した重さ数百kgにもなるトュモクドリの巣、直径10m
のツカツクリの巣など鳥の大きさから考えれば驚きです。日本に生息
しているエナガ、セッカ、ツリスガラの巣載せてあります。
                   〔 雑誌 15923-04 〕 2004/04/01



鳥の名前      文・写真 大橋 弘一  東京書籍 2,500円+税
野鳥のことわざ、鳥にちなんだ語句があちこちに散りばめられた鳥の
名前に関する言葉と種名のいわれの解説付き野鳥写真集。野鳥の
写真は見開きからカット判で216種類が「鷺、鴨、鷹の章」「雉、鶴、
鴫の章」「鳩、梟、啄木鳥の章」「燕、鶫、鶯の章」「鶸、雀、烏の章」の
別に掲載されています。   〔 ISBN4-487-79882-5 〕 2003/10


鳥の生命の不思議     アドルフ・ポルトマン 著
                長谷川 博 監訳  どうぶつ社  1,800+税
鳥の起源に始まり、羽根の謎、羽根の不思議、なぜ空を飛ぶのか、産卵と
抱卵、最初のヒナ、親と子の不思議な関係、季節の変化と鳥の生活、渡り
の謎など15章に分けて鳥の進化についてまとめたもの。 特に羽根、ヒナ
に関する記述は詳しく20年前に出版された日本語訳とはいえ一読する
価値はあります。         〔 ISBN4-88622-322-2 〕 2003/10


50羽から5000羽へ アホウドリの完全復活をめざして
               長谷川 博 著  どうぶつ社  1,500円+税
乱獲により絶滅が心配されていたアホウドリの保護に取り組んだ著者の
アホウドリとの出会いから現在までの記録と、今後取り組むべき事が
書かれています。         〔 ISBN4-88622-320-6 〕 2003/02


俳句の鳥         辻 桃子 監修  吉田 巧 写真
                            創元社  1,600円+税
俳句で季語として使われている鳥を春・夏・秋・冬・新年・無季に分けて
主季語の鳥130種が紹介されています。例句、作句ポイントなどもあり
写真も美しく、日頃見慣れたカタカナの種名も漢字で見ると新鮮に感じ
ました。               〔 ISBN4-422-73118-1〕 2003/01


   親と子の写真絵本⑨
コアホウドリはかぜとともだち  写真・文 戸塚 学
                            ポプラ社  1,000円+税
太平洋のまんなかミッドウェイ環礁の小さな島で繁殖するコアホウドリの
11月から7月までの子育てを写し取った写真絵本。
                   〔 ISBN4-591-07350-5 〕 2002/09


   講談社+α新書
野鳥売買 メジロたちの悲劇        遠藤 公男 著
                            講談社  800円+税
日本での野鳥を不正に販売し飼うカラクリ、中国での大量に捕獲されて
いる野鳥の悲惨な状況、また盛んになってきているメジロの鳴き合わせ
会の問題など今まで筆者が野鳥保護に取り組んできたことや取材から
得られた事柄をまとめたもの。  〔 ISBN4-06-272163-5 〕 2002/11


鳥の詩 黒田長久・鳥画集     黒田 長久 著
                              木星舎  3,400円+税
鳥学者でもある著者の画集。海に生きる、水辺の情景、陸に鳴く、空の狩人、
鳥の季節、鳥と人、野鳥を描くの7つの章に分けて水彩画99点、ペン画52点が
掲載されています。       〔 ISBN4-901483-04-8 〕 2002/09


ふくろうの森     横田 雅博 著  青菁社  1,600円+税
フクロウの雛の巣立ちから独り立ちまで春から冬にかけての写真集。
愛くるしい雛が成長していく様子が季節の変化と共にみごとに写し
撮られています。   〔 ISBN4-88350-032-2 〕 2002/11/12


   新潮選書 
カラスの早起き、スズメの寝坊 文化鳥類学のおもしろさ 
                     柴田 敏隆 著 新潮社  1,100円+税
鳥の生態の不思議、驚異の体のつくり、などについて3ページずつ60篇から
なっているので、どこからでも読み始められます。欧米との自然観の違いが
参考になりました。故・藪内正幸さんの精細な野鳥画が20枚載せてあります。
                      〔 ISBN4-10-603515-4 〕 2002/07


   たのしい自然観察
野鳥博士入門     唐沢 孝一 著 平野 伸明 写真
                     全国農村教育協会 1,500円+税
数多くの生態写真を使って野鳥の観察と調査、鳥たちの繁殖、野鳥の
体と飛ぶしくみ、野鳥の観察ポイント、野鳥博士をめざして、に分けて
野鳥をわかりやすく、楽しく観察できるようにと考えられた一冊です。
                   〔 ISBN4-88137-091-X 〕 2002/08


  現代日本生物誌 3
フクロウとタヌキ   里の自然に生きる
         波多野 鷹 金子 弥生 著 岩波書店  1,900円+税
人との関わりが深いゆえに、フクロウの巣営場所の大木が少なくなり、
タヌキは車にはねられて死んでいるのをよく見かけます。そんな動物が
生き続けるにはどうすればよいのか、その生態を理解して考えましょう。
                   〔 ISBN4-00-006723-0 〕 2002/08


鳥の巣みつけた    文と絵 鈴木 まもる
                        あすなろ書房  1,200円+税
山のなかの小さな家に住んでいた少年が古い鳥の巣をみつけた事で鳥の
巣に興味を持ち日本では巣をつくらない鳥は「どこで」「どんな巣を」つくるの
かとシベリア、オーストラリア、アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、南極と
世界中の鳥の巣をしらべてまわる絵本です。 
                     〔 ISBN4-7515-1988-3 〕 2002/04


鳥と歌えば      作 者 村上 康成
                         PHP研究所  1,100円+税
ほんものより愛らしい目つきのウソ、アカショウビン、ヒレンジャクなど四季折々
12種類の野鳥がお出迎え、さあ鳥たちがどんな話をしているのか聞いてみま
しょう。 簡略化されたイラストがとっても素敵な絵本です。
                     〔 ISBN4-569-62154-6 〕 2002/04


愛鳥譜          著 者 黒田 長久
                        世界文化社  1,600円+税
日本を代表する鳥学者で山階鳥類研究所所長、日本野鳥の会会長でも
あった著者の八十有余年の総決算。これまで書き溜めた記事や研究発表
を基に「私の歩んだ道」「鳥たちのこと」「自然保護について」「愛と知と和」の
四章にまとめています。     〔 ISBN4-418-02212-0 〕 2002/05


 鳥界戯話     著者  川辺 潤   日本図書刊行会  1,200円+税
野鳥の習性、特徴などが擬人化して描かれているのでしょうか? 鳥の言葉が
聞けるようになった少年が鳥の国で見たり聞いたりした出来事の数々を 
書き止めた15編の不可思議な物語。 〔ISBN4-8231-0611-3〕 2002/02


     地球ふしぎはっけんシリーズ 3
ヤイロチョウ 深い森でくらす妖精        
                 中村滝男 著  ポプラ社  950円+税
 高知県の県鳥に指定され、幻の鳥といわれている8つの体色を持つ
ヤイロチョウを30年間おいかけてきた著者がときあかしたヤイロチョウの
生態を写真と絵を織り交ぜて分かりやすく紹介しています。
                      〔ISBN4-591-06898-6〕 2001/11


 (フクロウ)     大沢八州 叶内拓哉 山本純郎
                        文一総合出版  4,200円+税
フクロウは見ていてなぜか心が落ち着きます。 3名の共著によるフクロウ、
トラフズク、コミミズク、オオコノハズク、コノハズク、リュウキュウコノハズク、
アオバズク、シマフクロウが収録されたフクロウ類の写真集。 
                     〔ISBN4-8299-1165-4〕 2001/11


ふくちゃんはふくろう     絵と文 あるが たかね
                        文芸社  1,200円+税
ふくちゃんは巣立ちまぢかに巣から落ちたらしいフクロウの雛です。
著者ははじめ見つけたときはそのままにして帰りましたが、次の日も
いたのでほっておけず連れて帰り育てはじめます。ふくちゃんへの
愛情が伝わってくる日記風に綴られた飼育・観察記です。
                  〔ISBN4-8355-3091-8〕 2002/01


ふる~る 小鳥の時間  本若博次イラスト集
                     文一総合出版  1,500円+税
それぞれの鳥の特徴をよくとらえた約60種類の野鳥のイラストが、明るい
色使いと愛らしい眼の表情で描かれていて、思わず笑ってしまう可愛い
鳥達に出会えます。  〔ISBN978-4-8299-2155-5〕 2001/07/10


   谷津干潟を楽しむ
干潟の鳥ウォッチング      写真・文 石川 勉
                     文一総合出版  1,600円+税
都会の中に残された野鳥のオアシス、谷津干潟に訪れる野鳥たちの
生態を豊富な写真で紹介しています。
                  〔ISBN4-8299-2156-0〕 2001/08


三番瀬・四季の野鳥たち     著者  田久保晴考
                       文一総合出版  1,700円+税
東京湾、千葉県の三番瀬にやって来る、四季折々の野鳥たちを観察し
続けてきた著者の撮りためた写真の中から厳選したものを春・夏・秋・
冬にわけてのせている写真集です。
                   〔ISBN4-89219-207-4〕 2001/09


 月刊たくさんのふしぎ 2001年12月号 コウテイペンギン撮影記
             内山 晟 文・写真 福音館書店  667円+税
ほとんどのペンギンが氷の上で生活していると思われていますが、
実はコウテイベ゜ンギンだけが氷の上で生活しているようです。その
コウテイペンギンを撮影するため南極にまで行った作者が写真で綴る
撮影記。                          2001/12/01


  【子ども科学図書館】
これがカモ!  カモなんでも図鑑    大畑孝二 文と写真
           山本浩伸 絵  大日本図書  1,400円+税
子供向けに写真と絵でカモのいろいろ、どこにすんでいるの?
なぜ浮かぶの? なにを食べているの? などカモのことが分り
やすく書かれています。
              〔ISBN4-477-01222-5〕 2002/10


虫食う鳥、鳥食う虫 生存の自然誌
       著者 ギルバート・ワルドバウアー  訳者 長野 敬/野村尚子
                               青土社  2,800円+税
鳥に食べられないために有毒物質や擬態で自衛してきた虫。鳥に寄生して
生きる虫など、古くから鳥と虫は厳しい自然界で生き延びるために闘ってきま
した。そんな鳥と虫との関係を豊富な事例で書いています。 鳥に食べられて
ばかりだと思っていた虫ですが、中には鳥を食べる虫もいたのに驚きました。
                      〔ISBN4-7917-5915-X〕 2001/10


だれがコックロビンを殺したの?   ジーン・クレイグッド・ジョージ 著
             グループ・ロビン 訳  発行 ゆうエージェンシー
                      発売元 学陽書房  1,600円+税
市長の庭で子育てしていたコックロビン(ツグミの一種)が突然死んでしまい
ました。ロビンの死の原因の真相究明を頼まれた少年は…・。なぜロビンは
死んだのか? DDT、PCB、水銀??? 人が自然界に与えている影響は思わぬ
ところまで及んでいると考えさせられる物語です。
                       〔ISBN4-313-87007-5〕 2000/11


箱船にのった鳥たち  ―― ある野鳥病院の物語 ―― 
                   キット・チャブ 文・絵 黒沢優子 訳
                        福音館書店  1,600円+税
カナダで1978年に創立された野鳥病院「鳥の箱船」の創設者でもある
作者が長年にわたって続けてきたケガや病気になった野鳥の治療・保護
したことの語り物。300ページぐらいありますが続き物ではないので何所
から読んでもよく、読みやすい文章で治療で得た知識や鳥の生態が豊富
に紹介されていて思わず引き込まれてしまいます。
                      〔ISBN4-8340-1731-1〕 2001/04
〔2005/10福音館文庫700円+税 ISBN:978-4-8340-2127-1〕


カワセミ物語     若尾 親 写真集
                        河出書房新社  1,600円+税
背中の瑠璃色がきれいな、「飛ぶ宝石」カワセミの生態を見事にとらえた
写真集です。 小魚の捕食の瞬間、雄の雌への求愛行動・巣穴掘り、
子育て、巣立ちなどの四季折々のカワセミの姿が垣間見えます。
                  〔ISBN4309264786〕 2007/07/20


あかちゃんフクロウ拾っちゃった   ― ピーヤを森に帰すまで ― 
                 黒川晶子 文・絵   講談社  1,200円+税
買い物の帰りに用水路に落ちて弱っていたフクロウのひなを、そのままに
しておけなくて拾ってきた夫とともに夫婦で育てて森に帰すまでの4ヶ月間を
綴った物語。随所にわかり易いイラストが描いてありフクロウのヒナにたい
する愛情が伝わってきます。    〔ISBN4-06-210818-6〕 2001/08


世界の鳥の巣の本      著者 鈴木まもる
                       岩崎書店  2,200円+税
世界各地にすむ約250種の鳥の巣と卵の形状を丁寧なイラストで描いています。
鳥が嘴だけて巧妙に巣づくりをする事も驚きですが、巣の形状も千差万別、
鳥の姿も一緒に描いてあるので生態も分り思わぬ発見もあることでしょう。
                    〔ISBN4-265-02922-1〕 2001/08


 鳥の博物誌   伝承と文化の世界に舞う  著者 国松俊英 
                          河出書房新社  1,900円+税
人との生活に古くからつき合ってきた鳥、その鳥に関する神話・伝説や文献
などからホトトギス、ツル、タカ、ハクチョウ、トキ、ウ、フクロウ、ウグイス、
カラスを取りあげ、人と鳥との関わり書いたもの。
                    〔ISBN4-309-25143-9〕 2001/09


おじいちゃんからの贈り物   ― 美しい湖国の自然を22世紀に ― 
             著者 口分田 政博  サンライズ出版  1,500円+税
美しい湖国の自然を22世紀にまで伝えようと湖の国、滋賀県で長く愛鳥活動に
携わってきた著者が、その活動や今までに書き残した自然や環境に関する
エッセイや愛する孫たちと共にふるさとの自然にふれあった記録をまとめたもの。
                    〔ISBN4-88325-074-1〕 2000/07


 学校は小鳥のレストラン   著者 漆原 智良
                           アリス舘   税込 1,300円+税
ゼグロセキレイを校鳥に投票で選んだ栃木県芳賀町の上稲毛小学校は
コウチョウ先生がふたりいる学校です。子どもたちは校舎の東側の林に
小鳥のために巣箱を作り「小鳥のレストラン」の看板をかかげて野鳥たち
を見守ってきました。 子どもたちと小鳥とお年よりの交流を描いた物語です。
                    〔ISBN4-7520-0169-1〕 2000/10


ツルはどこからやってくるのか     著者 鴨川 誠
                           葦書房  1,800円+税
鹿児島県の出水平野にやって来るナベヅルやマナヅルの渡りのルート上に
ある長崎県平戸市に生まれた著者が、ツルはどこから、どんなルートをたどっ
てやってくるのかのを解明するため、ツルに送信機を付けて人口衛星で観測
したり、実際に飛行機やヘリコプターを使い追跡するなどの調査のことをまとめ
た本です。                 〔ISBN4-7512-0795-4〕 2001/02


タンチョウそのすべて     著者 正富 宏之
                        北海道新聞社  ,2,500円+税
タンチョウは冬鳥だと思っていたら北海道の東部に一年中棲んでいる留鳥で
した。そんなタンチョウの1年の暮らし春・夏・秋・冬、分布と個体数、タンチョウ
が生息するための問題点など長年タンチョウの研究と保護を続けてきた著者の
集大成です。                 〔ISBN4-89453-120-8〕2000/11


スズメ百態面白帳        著者 大田 真也著
                            葦書房  1,800円+税
どこにでも居そうで、実は人の住んでいる所にしかいなくて身近に居ながら
あまり知られていないスズメの食性、天敵、子育て、巣づくり、群のことなどの
生態を紹介しています。          〔ISBN4-7512-0790-3〕 2000/12


空飛ぶガチョウはなぜ太らないか   ヒトと動物の進化戦略
    E・P・ウィドマイアー 著 今福道夫 訳 化学同人 1,600円+税
空飛ぶガチョウとは野生のガンのことです。渡りをする鳥は渡りの前に沢山
食べて脂肪を蓄積しても渡りを終えるころには元に戻る。人の場合は脂肪が
増えれば肥満で体には害なのに、鳥の場合は脂肪太りでもなぜ健康でいら
れるのか、人との違いはどこかあるのかなどの疑問に答えています。
                        〔ISBN4-7598-0857-4〕 2000/07


ぼくの鳥の巣コレクション       絵と文 鈴木まもる
                               岩崎書店   2,100円+税
鳥の巣に魅せられた画家、鈴木まもるさんの4冊目の「鳥の巣」の本で33種の
鳥の巣の絵がありエナガ、アオジ、メジロ、カワセミ、オオルリ、サンコウチョウ
などは巣だけでなく鳥も一緒に描いていて、とても綺麗です。
                        〔ISBN4-265-94441-8〕 2000/09


まんが 小学生の自由研究6 小鳥の体重はなんグラム?  
   佐塚京市=作 かわうちやよい=絵 大日本図書 1,300円+税
秋に渡ってきたジョウビタキのえさやりから、えさはどれぐらい食るの?
体重はどれくらいあるのかな? などの疑問に思った事を、どうやって
計るのかまんがで、楽しく分かり易く説明しています。図鑑などには
鳥の体重も載っていますが実際に鳥の体重を計った方は少ないと
思います。一度試してみては如何でしょうか。
                    〔ISBN4-477-01076-1〕 2000/03


カラスの大研究  都会の悪者か 神さまの使いか
      国松俊英・文  関口シュン・絵  PHP研究所  1,200円+税
すっかり都会の生活に適合して数が増えて、きらわれ者のカラスですが
昔はどうだったのでしょうか。岡山城の|別名に「烏(からす)城」と名付けた
くらいですから昔から嫌われていたのではないようですね。カラスって
どんな鳥なの? 人との付き合いが長いわりには知らない事が多いそんな
カラスの事が分かる子供向けに書かれた本です。
                    〔ISBN4-569-68212-X〕 2000/03


恋の動物行動学  モテるモテないは、何で決まる? 
            原嘉昭 著  日本経済新聞社 1,300円+税
 アリ、ミツバチからライオン、チンパンジーまで昆虫類、魚類、鳥類、
哺乳類など約40種類の動物の行動を紹介しています。動物の世界
でも人と同じように裏切りや不倫があるのは驚きですが、動物の
行動は基本的には人間の行動の反映と考えていいと言っている
著者からすれば当然の事のようです。
                    〔ISBN4-532-16339-0〕 2000/04


図説 日本の野鳥     京極 徹 編  山階鳥類研究所 協力
                         河出書房新社 1,800円+税
知っている様で知らない事「鳥の飛ぶメカニズム」「日本にしか棲んでいない鳥」
「絶滅した鳥、しそうな鳥」やまだまだよく分かっていない「鳥の分布と渡りの謎」
など初心者には鳥の世界の面白さ、ベテランには興味をもっと深く掘り下げられ
るようにと企画された本です。  〔ISBN4-309-72636-4〕 2000/05


カラス、なぜ襲う  都市に棲む野生     松田道生 著
                          河出書房新社  1,600円+税
帯に「予期せぬ事故が起きてしまう前に知っておきたい生態と対策 最大の
防御策とは何か」とある通り今都会で問題になっているハシブトガラスの
習性を詳しく紹介し、なぜ増えたか、カラス対策のことなどが書かれています。
カラスの問題を考える時読んでおきたい一冊です。
                    〔ISBN4-309-25126-9〕 2000/05


 オールド・ブルー ― 世界で1羽の母鳥 ―      メアリ・テイラー作
              百々 佑利子訳 さ・え・ら書房   1,400円+税
絶滅の危機にさらされたニュジーランドのチャタム諸島にしか生息して
いない黒い小鳥「ブラックロビン」を救うために力をつくした人々の記録
です。題名のオールド・ブルーとは足に認識用のブルーのバンドを付け
られたことからブルーと呼ばれ、普通4、5年しか生きないところを13年も
生きて復活の奇跡をおこしたメスのロビンのことです。小学校初級以上
向けの感動的なうつくしい絵本です。
                    〔ISBN4-378-00107-1〕 1999/12


 鳥と飛行機どこがちがうか   飛行の科学入門
       ヘンク・テネケス 著  高橋健治 訳  草思社  1,900円+税
小さいものはハエから大きいものはボーイング747まで空を飛ぶものには
どんな力が働いているのか分かり易く具体的な数値を上げながら説明して
います。燃量を沢山使うと思っていたジャンボジェット機が車などよりも燃費
がいい事に驚きました。航空工学から飛行の原理を解説した文句無く面白い
本です。                〔ISBN4-7942-0918-5〕 1999/10


 世界の渡り鳥アトラス      ジョナサン・エルフィック 編
                    ニュートン プレス   2,500円+税
野鳥の半数が年2回の渡りをしています。 どうして渡りをするのか、
いつ渡るのか、飛行のテクニック、定位と航法、どのくらいの高度を
飛ぶのか、ルート・中継地はなどの説明の他、北アメリカ大陸、
ユーラシア大陸、北極地方、南半球など地域ごとに大きな種類別に
渡りについて解説しています。
                   〔ISBN:4-315-51544-2〕 2000/01


 オオタカの森  都市林 「の森公園」 創生への道   新保國弘 著
                             崙書房出版  1,300円+税
オオタカの住む千葉県流山市の市野谷の森の近くを鉄道が通る事になった
為に沿線開発により森が住宅地に取り込まれようとした時に「オオタカの保護
を通して、市野谷の森とその周辺の農地などの自然を丸ごと守ろう」と保護に
取り組み、市野谷の森が自然環境をそのまま残せる新しい種類の都市公園
「都市林」として保全・県立公園化されるまでの物語です。
                      〔ISBN4-8455-0173-2〕 2000/02


 知床の鳥類      斜里町立知床博物館編  
                      北海道新聞社  1,800円+税
知床博物館開設20年を期に知床の自然や歴史を多くの方々に知って
いただくシリーズの第一巻で知床に生息している鳥たちの暮らしを紹介
しています。シマフクロウ、オジロワシ、オオワシの解説は特に詳しく
各40ページ以上使っています。
                   〔ISBN4-89453-020-1〕 1999/05


大江戸 川柳でバードウォッチング         著者 松田道生
                      河出書房新社  2,000円+税
江戸時代は文献・浮世絵等からみると現在とは比較にならないほど自然と
共存していたようです。その頃の川柳より鳥にちなんだ約400句を集め当時の
人々が自然をどう感じどうしらえていたのか詳しく分かりやすく解説しています。
                       〔ISBN4-309-01321-X〕 1999/12


 神の鳥 コタンクルカムイ  ― 他三篇 ―      著者 須藤 千波
                           文芸社  1,200円+税
コタンクルカムイとはアイヌ語で部落や里の守り神、シマフクロウのこと
です。シマフクロウが特別天然記念物に指定されて間もない頃、養魚場
で捕獲され、傷ついたシマフクロウを自然に帰すまで物語です。
                    〔ISBN4-88737-808-4〕 2000/01


イヌワシ物語            著者 風間 辰夫 
                         郷土出版社  1,600円+税
長年、鳥獣行政担当官の職にあり傷病鳥獣の保護、飼育してきた著者が
絶滅の危機にあるイヌワシの生態やイヌワシとの関わり合い、保護のあり
かたなどを述べています。    〔ISBN4-87663-455-6〕 1999/09


本州のクマゲラ         著者 藤井忠志
                         緑風出版  1,800円+税
北海道と東北地方に生息し、天然記念物にも指定されているクマゲラ
ですがその生態はあまり知られていません。そのクマゲラに魅せられ、
東北地方のブナ林に棲息しているクマゲラを18年間調査して得た事柄を
分かり易く書いてるクマゲラの解説書です。  
                    〔ISBN4-8461-9913-4〕 1999/10


シマフクロウ         著者 山本純郎 
                   北海道新聞社  3,000円+税
日本では北海道にだけ生息しているシマフクロウを20年間調査、
研究してきた著者の集大成。シマフクロウの知られざる生態を
豊富な写真と分かりやすい構成でまとめています。
                 〔ISBN4-89453-045-7〕 1999/11


詩画集 鳥の巣のうた        詩・画 鈴木まもる
                  岩崎書店   税込1,100円+税
鳥の巣の収集が趣味の鈴木まもるさんの3冊目の巣の本です。
身近な鳥カイツブリ、ミサゴ、カワウをはじめ 日本にはいない
コウノトリ、オオフラコンゴなどの19種類の鳥達の巣の絵とその
絵の詩を書いています。 
               〔ISBN4-265-06904-5〕 1999/09


 旅のついでのバードウォッチン     著者 安西英明
            写真 中野泰敬  人類文化社 1,333円+税
書名は旅のついでとなっていますが内容的には旅に限らず鳥との
出会いを紹介していて季節、環境、などにより見られる確率の高い
鳥200種類が載っています。
                 〔ISBN4-7567-1182-0〕 1996/06/


アホウドリが復活する日     著者 国松俊英
                          くもん出版 1,300円+税
東京から南に約580kmの所に直径約3kmの小さな「鳥島」という島が
あります。鳥島はかつては何十万羽のアホウドリが暮らしていた鳥の
楽園でした。それが明治時代に羽毛のために乱獲された事も有り一時
は絶滅したとも考えられていました。この本はアホウドリを絶滅させて
はならないと生き残っていた十数羽のアホウドリを調査・研究、保護に
より1000羽をこえるまでに回復させた記録です。
                    〔ISBN9784774303178〕 1999/04/


鳥の巣の本     著者 鈴木まもる  岩崎書店  1,500円+税
鳥の特徴でもある卵を生んで暖める(一部例外もありますが)、その時
なくてはならないのが「巣」ですが、その巣の特徴を身近な鳥33種類に
ついて判りやすい図で紹介しています。子供から大人まで楽しめます。
                  〔ISBN9784265029198〕 1999/04/20


     科学で環境探検
 
鳥たちが教える琵琶湖の未来     著者 飯村茂樹
                        大日本図書 2,200円+税
日本で一番大きな湖、琵琶湖。その琵琶湖の野鳥たちを15年間
見つづけてきた筆者が野鳥を通して琵琶湖がどのように変わって、
または変わっていっているのかを豊富な写真でわかりやすく子供
向けに書かれた本です。 
               〔ISBN978-4-477-00971-1〕 1999/02


    えほん 森のちいさないきもの③
 
クマゲラ     文・瀬戸波たいら 絵・浅野俊一 監修・小笠原暠
                            くもん出版  1,200円+税
日本で一番大きいキツツキの仲間、「クマゲラ」 は北海道と本州北部の
一部にしかすんでいません。全長は46cm、頭が赤いのと、くちばしを
除いては真っ黒でカラスより少し小さいぐらいの大きさです。
そのクマゲラの子育ての物語の絵本です。
                   〔ISBN4-7743-0143-4〕 1998/12/


 ハチクイは、旦那が実家に入り浸     著者 ニコラス・ウェイド
     監修 安西英明 訳者 木挽裕美  河出書房新社 1,800円+税
サイエンスタイムズに載せられた記事のうち、鳥に関する記事をまとめた
ものです。題名に用いられた他にも面白い表題がつけられた記事がたくさん
あります。たとえば「カナリアの親は末っ子ほどえこひいき」、「持つべきものは
よき隣人?」、「サイチョウは熱帯雨林の農夫」など他に、「超高性能レーダー」
チョウゲンボウは紫外線で獲物を追うなどの最新の研究成果を紹介しています。
                    〔ISBN4-88135-629-1〕 1998/09/


 鳥が教えてくれた空     著者 三宮麻由子
                   日本放送出版協会  1,500円+税
私たちが野鳥に接する時、姿を見鳴き声を聞いていますが、もし目が
見えなかったとしたらどうでしょうか、著者は歳のころ失明し、そのことが
ずっと心のキズになっていたのを癒してくれたのが野鳥だったというような
ことを書いています。読んだ後、鳥とはいろんな接し方があるんだなあと
感じさせる本です。     〔ISBN978-4-14-080385-1〕 1998/09/01


   森の新聞19
 オシドリの木     著者 星野嘉助 室伏友三
                         フローベル館  1,500円+税
題名の通りオシドリは他のカモと違って木と供に生活しているカモです。
繁殖のためにオシドリは木のほらに卵を生みますし、雑食ですがどんぐりの
実はオシドリの好物です。木の枝に止まれるのもオシドリだけです。
そのオシドリの珍しい生態を描いた物語です。
                    〔ISBN4-577-01857-8〕 1998/11


 フィールド・サインで見つける 街なか 生きもの 探検ガイド
        
     著者 佐々木 洋 かとう まさゆき かとう もとあき
                        NTT出版株式会社 1,900円+税
フィールド・サインとは生き物たちが生活している、あるいは生活していた
痕のことです。たとえば巣、卵、足跡、排泄物、死骸などです。載っている
のは鳥類、哺乳類、昆虫類、爬虫類など普段は姿を見せないけれども、
多くの生きものがいる事が分かるでしょう。
                   〔ISBN4-87188-529-1〕 1998/05/11


   森の新聞⑪
 カケスの森     著者 中村浩志  フローベル館  1,500円+税
とても愛嬌のある顔つきをしているカケスとドングリ、森との関わり、
人との関わりを写真や図で分かり易く紹介しています。
                    〔ISBN4-577-01849-7〕 1998/01


   子ども たのしいかがく
 オオタカのひなのそだつ里     著者 松山史郎
                             大日本図書  1,500円+税
この辺では冬の間しか居ませんが関東地方より北の方では繁殖もしている
オオタカの子育ての物語です。  〔ISBN978-4-477-02388-5〕 1998/01


 都市動物たちの事件簿 2     著者 佐々木洋  
                           NTT出版 税込 1,300円+税
野生動物の居そうにない都市ですが、鳥をはじめいろいろな種類の動物が暮ら
しています。数が増えているもの、減っているものさまざまですが、いずれも
人の生活に関係しています。 その都市で暮らす動物たちのエピソードです。
                      〔ISBN4-87188-522-4〕 1998/01/12


   福音館のかがくのほん
いつ寝るの?     著者 高田 勝  福音館書店  1,400円+税
子供から大人まで楽しめる写真絵本です。物語は大学生と小学校の同級生
2人の、3人が2泊3日の予定でキャンプに行くところから始まります。
その夜、3人は近くの林や沼を探検に出かけますが、その時沼のほうから
「グワァッ」という声が聞こえます。その声の主を探したり、ほかの動物や鳥を
観察していつどのように寝ているのかをいっしょに考えます。
                      〔ISBN4-8340-1396-0〕 1997/06/25


   福音館のかがくのほん
落としたのは だれ?    著者 高田 勝  写真 叶内拓哉
                               福音館書店  1,400円+税
上に紹介した本と同じ設定で書かれた最初の本です。ある日小学校5年生の
つよしくんは、林の中で緑色をした美しい鳥の羽を拾いました。その羽がなん
と言う鳥のどこの部分の羽でどうして林の中に落ちていたかを調べていく物語
です。                 〔ISBN4-8340-1260-3〕 1994/11/25


鳥はどこで眠るのか     著者 アレクサンダー・ F・ スカッチ
        訳者 浜口哲一・高橋満彦  文一総合出版  2,600円+税
一見すると見慣れない鳥の名前だらけで、なじみがない鳥も多いのですが逆に
知っている鳥名より読んでもいいと思います。普段の観察でこの鳥はどこで
寝ているのか疑問を持った方も多いと思いますが、その疑問に答えてくれる
かもしれません。           〔ISBN4-8299-2120-X〕 1997/12/20


ヤマセミの暮らし    著者 神保 賢一路
                         文一総合出版 1,600 円+税
この辺では井原より北に行かないと見られないヤマセミですがその暮らし
ぶりを17年間観察してきた記録です。ヤマセミの紹介から始まり食事の
仕方、日々の生活、繁殖行動そして保護飼育までヤマセミのことを知りた
いと思っている方はぜひ読んでみてください。
                    〔ISBN9784829921210〕 1997/12/01


鳥たちに魅せられて 鳥と私と花鳥画と     著者 上村淳之  
                         中央公論美術出版  2,800円+税
前回紹介した日本画家、上村淳之さんの随想集です。帯にあるとおり鳥が
好きで花鳥画家になり、絵が好きでそのモデルのために鳥を飼い始めて
今では日本鳥類保護連盟から研究所の指定を受け200余種、1500羽余りの
鳥を飼育しています。その種類、数の多さでもわかる通りただ見ているだけ
ではわからない事柄が随所に描かれています。これだけしなければあんな
絵は画けないんだろうなあと思いました。今年一番のお勧めの一冊です。
                      〔ISBN4-8055-0342-4〕 1997/10/


朝日美術館 日本編10 上村淳之
                    
朝日新聞社  1,740円+税
図鑑など野鳥を識別するための絵とはちょと違う描いている作者の
気持ちが伝わって来るように思える日本画です。
               〔ISBN9784022702104 〕 1997/07/19


 野鳥記     著者 平野信明  福音館書店  3,400円+税
オールカラーの美しい写真で1年間の野鳥の生活や季節の移り変わりを
生き生きととらえています。   〔ISBN4-8340-1428-2 〕 1997/06/20


帰ってきたカワセミ 都心での子育て−−プロポーズから巣立ちまで
                  著者  矢野 亮  地人書館   1,800円+税
 最近どこでもよく見かけるカワセミですが、都会でも増えつつある鳥です。
そのカワセミの虜になり8年間にわたって観察を続けた記録です。見ている
だけでも大変だと思うのですが仕事に関係していると言えどもこれだけ細かく
観察しているのは驚きです。     〔ISBN4-8052-0512-1〕 1996/04/


WING野鳥生活記     著者 和田剛一  小学館  2,427円+税
鳥たちの自然なしぐさを、人の営みにたとえて面白くこっけいに、時には
感動的に描いている写真集です。 〔ISBN4-09-680362-6 〕 1995/05/10
  (パソコンを持っている人はCD-ROM版も出ています。
   Windows95&PowerMac対応 発売:シンフォレスト 3,900円+税 )


気分はカワセミ     著者 三浦 勝子  平凡社  1,359円+税
自宅の庭にカワセミが巣を作ったことから、その巣作りから巣立ちまでを
観察した第一章、第二章、第三章は工場建設予定地の崖にカワセミが
作った巣穴が工事のために抱卵中に壊されるのを見かねて巣穴ごと家
にもって帰り県から保護委託を受けて放鳥するまでの感動の物語です。
                     〔ISBN 9784582539103〕 1993/03/
           

 

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