BOOKS

その他


へんなものみっけ!1(ビッグコミックス)     著者 早良 朋
                     小学館  552円+税
博物館のウラ側のリアルな実態を、若き鳥類研究者のキヨス先生と、
市役所勤続3年で市立博物館に3年間の出向が決まった薄井君(26歳)
とを軸に描くコミックです。最初の出会いから、フクロウのヒナへの
足環付け、ツバメの神様との出会い、コノハズクのヒナの保護など
知られざる博物館の世界を描いています。 
          〔 ISBN978-4-09-189545-5 〕2017/07/12


初めてでも楽しくできる
ゲッチョ先生の昆虫と自然の描き方教室     絵・文 盛口 満
                            ナツメ社  1,800円+税
昆虫を主な題材に生き物の絵をうまく描くにはどうしたらいいのか説明
した書籍。PART1 生き物スケッチの準備と基本、PART2 さまざまな昆虫
を描く、PART3 海に棲む「虫」を描く、PART4 生態画を描く、に分けて
解説しています。
                〔 ISBN978-4-8163-6262-0 〕2017/06/15


カラスと京都     著者 松原 始  旅するミシン店  1,500円+税
奈良県生まれの著者が24年前の1992年から1997年 通学して過ごした
京都での学生時代のことを、当時付けていた何十冊ものフィールドノートを
記憶の補完としてまとめたもの。主な登場人(鳥)物は著者の「マツバラくん」、
ハシブトガラスの「カラスくん」ハシボソガラスの「αくん」に「βくん」。著者が
カラスを見はじめ、どのように観察研究することになったのか、他の事柄を
交えて面白く書かれています。
                 〔 ISBN978-4-908194-03-0 〕 2016/08/05
※本書は卸会社を通さず、書店・小売店と旅するミシン店が直接取引契約を
結んで流通する形式です。近くの書店での単品注文が難しく、通販では
「旅するミシン店」(送料150円)と「honto」(送料無料)が取り扱っています。



風のゆくえ 北の動物たちを描く     著者 増田 寿志
                 北海道新聞社  2,500円+税
自然画家である著者 初のモノクロ細密画の作品集。表紙はクマタカの
羽根。題材は大きく原野、水辺、森、山に分けて絵に解説文を添えて
掲載しています。題材は野鳥が一番多くてオジロワシ、シロフクロウ、
シマフクロウ、オオワシなど28種類。
             〔 ISBN978-4-89453-834-4 〕 2016/07/01


 改訂5版
救急蘇生法の指針2015 市民用  
               監修 日本救急医療財団心肺蘇生法委員会
                            へるす出版  500円+税
国際蘇生法連絡委員会(ILCOR)が5年ごとに改訂している「CoSTR」を
日本蘇生協議会(JRC)が日本版として作成している「JRC蘇生ガイド
ライン2015」に準拠した救急蘇生法の指針です。この指針をもとに
日本赤十字社の救急法講習や消防署の救命講習会が行われています。
分かりやすく新しい救急蘇生法を解説しているので一読をお薦めします。
                 〔 ISBN978-4-89269-883-5 〕 2016/04/09


平林さん、自然を観る     著者 平林 浩
                    太郎次郎社エディタス  1,700円+税
著者が2002年から『人権と教育』誌に連載している「自然を観る」から、
「鳥を観る」信州戸隠にて、「山里と少年」諏訪の思い出、「天を観る、
地を観る」光と結晶、「生きものを観る」日々の出会い の題で各6~8編、
計28編を掲載しています。シジュウカラやクロスズメバチの話から、
惑星と月、アマガエルと多彩な内容です。 
                〔 ISBN978-4-8118-0791-1 〕 2016/04/08


自然を楽しむ 見る・描く・伝える     著者 盛口満  
                        東京大学出版会  2,700円+税
生き物が大好きな著者が教員という職を選び、生き物を見て、描いて、
伝えてきたことを振り返り、整理したもの。これまでなにを見たいと思い、
なにを描きながら、なにを伝えようとしたのかの集大成。
頭巻9ページと各章の初めにイラストはあるが、文中にイラストがなく
240ページにわたり文字が並ぶ、いままでの最終講義として書き上げたもの。
                〔 ISBN978-4-13-063345-1 〕 2016/03/16


 BIRDER SPECIAL
野鳥と木の実と庭づくり ~木の実と楽しむ、バードライフ~
                著者 叶内 拓哉  文一総合出版  2,400円+税
木の実を「野鳥が好む木の実」と「野鳥があまり好まない木の実」に分けて、
あいうえお順に掲載。1章~野鳥が好む木の実72種類、
2章~野鳥があまり好まない木の実24種類。
3章~野鳥が好む花 4章~野鳥が好む庭づくり
               〔 ISBN978-4-8299-7504-6 〕 2016/03/01


 集英社新書 ヴィジュアル版〈オールカラー〉
野生動物カメラマン     著者 岩合 光昭  集英社  1,200円+税
動物写真家の著者がアフリカ・サバンナ、北極圏、南極圏、中国・秦嶺山脈、
長野県・地獄谷で撮影した写真と、その裏舞台、野生動物への思いを
綴っています。      〔 ISBN978-4-08-720812-2 〕2015/12/17


野生動物は何を見ているのか バイオロギング奮闘記
     共著 佐藤 克文・青木 かがり・中村 乙水・ 渡辺 伸一
                      丸善プラネット  1,500円+税
バイオロギングとは、小型の記録計を動物に付けて、観察が難しい動物の
行動や生態を調べるやり方のことです。ウミガメ、マンボウ、オオミズナギドリ、
マッコウクジラ、チーターのバイオロギングで明らかになったこと、分かった
発見の研究成果をまとめたものです。本書に挿入されている写真に関連した
動画35本が「YouTube」にアップロードされていますので「野生動物は何を
見ているのか」で検索してみてください。
                 〔 ISBN978-4-86345-270-1 〕 2015/12/15


食べ物で見つけた進化のふしぎ ゲッチョ先生の食べ物コレクション
            文・絵 盛口 満  少年写真新聞社  1,800円+税
貝類、節足動物、脊椎動物、植物、菌類に分けて、食卓にならぶ料理の
材料から生命の歴史や進化の不思議を探っている小学生向けの本です。
オールカラーのイラストで登場する生き物は200種以上、中にはサソリの
かんづめも中身と共に描かれています。
                 〔 ISBN978-4-87981-548-4 〕 2015/12/14


 ちしきのぽけっと21
あつめた・そだてた ぼくのマメ図鑑     絵・文 盛口 満
                      岩崎書店  1,500円+税
オールカラーの精緻なイラストでマメのいろいろ、ダイズの品種、
いつ食べる?、地下のひみつ、野原のマメ、マメを食う虫、マメの花、
さやの形いろいろ、世界一のマメ、あつめてみよう、そだててみよう
など、マメのことを解説した小学生向けの絵本です。 
             〔 ISBN978-4-265-04371-2 〕 2015/10/27


テントウムシの島めぐり ゲッチョ先生の楽園昆虫記     
                著者 盛口 満  地人書館  2,000円+税
テントウムシを探して沖縄、東京、宮崎、そしてハワイ、ニュージーランド、
マーシャル諸島、グアムと太平洋の島をめぐって旅をしています。
頭巻にテントウムシの成虫・幼虫の拡大カラーイラスト口絵16ページ。
              〔 ISBN978-4-8052-0890-8 〕 2015/08/03


雑草が面白い その名前の覚え方     著者 盛口 満
                          新樹社  1,600円+税
知っているつもりで知らない雑草の名前、雑草に興味を持ったことから
気になる雑草を採種、スケッチして名前を調べ、どのように生きてきた
のか考えをめぐらせたどっていきます。「雑草の名前は、個々バラバラで
よいから自分の興味を持てたものから覚えていくものである」が著者の
雑草の名前の覚え方のようです。
               〔 BN978-4-7875-8649-0 〕 2015/05/13


植物の描き方 自然観察の技法Ⅲ    著者 盛口 満
                     東京大学出版会  2,400円+税
「生き物の描き方」「昆虫の描き方」に続く三部作完結編。植物は「植物と
いう生き物」である植物の「かたち」にはその植物の「れきし」と「くらし」を
反映したものとして、そこにある。スケッチのモデルとなる植物の「れきし」
と「くらし」を考えながらどのように描き表すか、線画によるスケッチ法を
紹介しています。   〔 ISBN978-4-13-063343-7 〕 2015/05/07


 北海道ネーチャーマガジン
モーリーNo.37 特集 外来生物の駆除、防除策  北海道新聞野生生物基金
                   北海道新聞事業局出版センター  900円+税
続いてこちらも北海道の季刊誌。特集は28ページを使って外来生物の駆除、
防御策をウチダザリガニ、セイヨウオオマルハナバチ、ブルーギル、オオアワ
ダチソウと実例を挙げながら解説しています。表紙はエゾフクロウですが表紙の
写真のみ、フォト・エッセイに極北からの珍客としてシロフクロウ(4ページ)が
紹介されています。      〔 ISBN978-4-89453-765-1 〕 201/12/17


faura(ファウラ)46号     編集・発行 ナチュラリー  952円+税
季刊誌、北海道自然雑誌「ファウラ」の46号。表紙はシロハヤブサ中間型
幼鳥。巻頭はオホーツク 流氷の海原、特集は「シロハヤブサと道南の
冬の鳥」(各12ページ) 道南とは渡島半島(津軽海峡につきでた半島)
あの逆Y型所です。道南バードウォッチングモデルコースも日帰りと
一泊コースが紹介されています。あと野鳥関係では野付半島 野鳥図鑑に
ケアシノスリ(1ページ)の記述があります。     2014/12/15


 ヤマケイ新書 YS012
唱歌「ふるさと」の生態学 ウサギはなぜいなくなったのか?
                著者 高槻 成紀  山と溪谷社  800円+税
1914年(大正3年)に発表された文部省唱歌「故郷」の歌詞を
保全生態学という切り口で読み解いていく。
ウサギ追いし――里山の変化、小ブナ釣りし――水の変化、
山は青き――森林の変化、いかにいます父母――社会の変化、
そして東日本大震災が福島の里山に与えた影響とその意味を考える。
             〔 ISBN978-4-635-51020-2 〕 2014/12/09


 生物のふしぎ大図鑑
ハンター 狩りをする生物たち     監修 小宮 輝之
                         西東社  900円+税
哺乳類(30)、鳥類(18)、は虫類・両生類(10)、魚類(15)、昆虫・クモ・
タコ(29)、古代生物(19)など121種類の狩りの技、武器、防御方法
などを写真・イラストを用いて各動物の生態をわかりやすく解説した
小学生向けの本です。 〔 ISBN978-4-7916-2267-2 〕 2014/12/04



 長編ドキュメンタリー
鳥の道を越えて     工房ギャレット  はる書房  600円+税
2014年秋に公開されたドキュメンタリー映画「鳥の道を越えて(93分)」の
パンフレット。序説、あらすじ、エピソード、メッセージ、コメント、シナリオ、
あとがきを収録している。映画は1947年に禁止されたカスミ網猟にまつ
わる監督の出身地、岐阜県東白川村での記録。
               〔 ISBN978-4-89984-146-3 〕 2014/11/20


北海道の動物たち 人と野生の距離  著者 千嶋淳
                           ホーム社  1,800円+税
春、夏、秋、冬に分けて北海道の野生動物について、現場からの最先端の
情報を盛り込んで筆者の写真とともに紹介すると同時に、古代から現代まで、
様々な時点での人間との関わりにも言及して、北海道の自然の素晴らしさや
人間と動物の関係に考えをめぐらせていただけたらとの思いがこめられ本です。
 カバー表紙は日本では北海道でしか見られない亜種シマエナガ、裏表紙は
ゴマフアザラシ。ちなみに文中にちりばめられた写真は白黒です。
                  〔 ISBN978-4-8342-5302-3 〕 2014/10/24


昆虫の描き方 自然観察の技法Ⅱ     著者 盛口 満
                        東京大学出版会  2,200円+税
2012年発行の「生き物の描き方」に続く第二弾。昔、虫のことが好きだった
人がもう一度、虫のことをおもしろがりたいなと思ったときに。虫のことは
苦手とも思うけれど、怖いものみたさもあって、ちょと興味があるなど野外に
出る機会が少ない場合でも、絵を描くことで自然にふれあうことができると
いうことを伝えたいとの著者の思いがこめられています。
                 〔 ISBN978-4-13-063342-0 〕 2014/07/10


 ちくま文庫
身近な生きものの子育て奮闘記 育児上手なオスはモテる!     
                  著者 稲垣 栄洋 筑摩書房  680円+税
『生物にとって「子育て」とは何か?』を考え、子育てするオスたちの奮闘
ぶりを紹介している。具体的に紹介しているのは魚類6種、両生類6種、
鳥類10種、哺乳類9種、虫6種。文庫書き下ろし
               〔 ISBN978-4-480-43189-9 〕 2014/07/09


哺乳類のかたち ~種を識別する掟と鍵~     著者 川口 敏
                      文一総合出版  2,400円+税
帯に『哺乳類(ヒトを含む)の「かたち」に興味津々な人、図鑑を見ても、
哺乳類の見分け方がよくわからない人、たまたま拾った「けもの」の
正体を知りたい人、骨の精巧な造型にはまってしまいそうな人、
そんな方にこの本はおすすめです。』とあります。哺乳類を見分ける
ために知っておくべきこと、哺乳類の同定の手法や目の付けどころを、
写真を交えて高精細なイラストで紹介しています。 
            〔 ISBN978-4-8299-7100-0 〕 2014/04/18


 たくさんのふしぎ傑作集
水中さつえい大作戦     文・写真・絵中川 雄三
                         福音館書店  1,300円+税
カモが水中で何を食べているのか、何とかして実際に食べているところを
見てみたいとの思いから、いろいろ工夫して実行しています。1995年に
発行された本ですからフィルムカメラを使っていることに年代を感じますが、
基本は今でも応用できますから試してみるのも面白いかもしれません。
              〔 ISBN978-4-8340-8080-3 〕 2014/04/08


 Miniこのは
絵解きで調べる田んぼの生きもの     著者 向井 康夫
                           文一総合出版  900円+税
田んぼで捕れる生き物を大きく、水面にいる、元気に動いている、底にいる、
うにょうにょしている、オタマジャクシ、カエル、魚に分けて1mmの網で捕まえ
られる動物だけを紹介していて、生き物の捕まえ方、探し方、観察に便利な
道具も紹介しています。  〔 ISBN978-4-8299-7202-1 〕 2014/03/31


食べて始まる食卓のホネ探検 ゲッチョ先生のホネコレクション
          絵と文 盛口 満  少年写真新聞社  1,800円+税
食卓に上がる、魚、鳥、ほ乳類の骨をオールカラーの緻密なイラストで
描いています。鳥関係では「ご先祖さまは何?」にツバメ、アオバズク、
スズメ、メジロの全体骨格。「持ち主はだれ?」でダチョウ、トビ、カルガモ、
ハシボソミズナギドリ、カワセミ、コアホウドリ、ヤマシギ、アオサギ、ウミウ、
セグロカモメなどの頭部骨格。「足先のホネ」でダイサギ、ダチョウ、
ウコッケイ、コアホウドリの足先骨格が紹介されています。
                 〔 ISBN978-4-87981-483-8 〕 2014/02/01


かくれん部 “見えないけどいる”いきものたち
             かくれん部探検隊 編  アスペクト  1,100円+税
かくれん部と書いて「かくれんぼ」と読みます。学校の部活にたとえて
擬態生物の不思議な生態を「森のかくれん部」(コノハムシ・オオキリギリス・
ヒメハナグモなど)「陸のかくれん部」(エボシカメレオン・ヒキガエル・
ウミイグアナなど)「海のかくれん部」(シタガレイ・コウイカ・セミホウボウなど)に
分けて紹介しています。   〔 ISBN978-4-7572-2290-8 〕 2013/12/26


遙照山・沙美アルプス・御嶽山 登山詳細図     踏査・作成 道広静子
                                  解説・監修 守屋益男
                               吉備人出版  500円+税
縮尺1/15,000の地形図を使用したオールカラーの登山地図。遥照山
(竹林寺山・阿部山・加賀城山・安芸守山・鴨山・杉山・虚空蔵山・龍王山)、
沙美アルプス(矢崎山・佐方龍王山・寄島龍王山・福井山・泉山・大谷龍王山・)
御嶽山(傳兵衛山・四尋山)、青佐山、に登る65登山口を紹介しています。
地図用特殊紙使用で大きさは71cm×90cmを蛇腹8山×巻き3ツ折しています。
(11.2cm×23.8cm)      〔 ISBN978-4-86069-366-4 〕 2013/12/07


食べられないために 逃げる虫、だます虫、戦う虫
            著者 ギルバート・ウォルドバウアー  訳者 中里 京子
                           みすず書房  3,400円+税
陸上の生態系で、個体数においても種の数においても最大数を誇る昆虫は
あらゆる動物の餌として食されていますが、食べられる側の昆虫は食べられ
ないために、逃げ、隠れ、だまし、とあらゆる生存戦略を駆使して生き延びて
います。そんな昆虫の生き様を紹介しています。
                  〔 ISBN978-4-622-07766-4 〕 2013/07/24


そして恐竜は鳥になった 最新研究で迫る進化の謎
                  監修者 小林 快次  執筆者 土屋 健
                         誠文堂新光社  1,500円+税
食べ物の変化、子育ての変化、翼の変化、そして鳥の誕生と、最新の研究
から恐竜がいかに鳥類に進化していったのか、陸上を捨てて空へと生活圏
を広げる過程をわかりやすく説明しています。
                  〔 ISBN978-4-416-11365-3 〕 2013/07/10


雨の日は森へ 照葉樹林の奇怪な生き物     著者 盛口 満
                           八坂書房  1,900円+税
発光キノコからホタル、冬虫夏草など沖縄の森にいる生き物たちを興味深く
イラスト入りで紹介しています。また生き物屋を妖怪にたとえて「妖怪石めくり」
「妖怪こけわかり」 「妖怪ゆでかげん」 「妖怪ふんどし」 「妖怪かくれみの」
「妖怪あれはなにか」 「妖怪 森男」「妖怪冬虫夏草ぷりんす」と数々登場
させていますので何屋さんかもたのしみに。口絵はカラーで「オキナワウラジオ
ガシ」 「ウメムラセミタケ」 「アマミツチダンゴツブタケ」 「ヒナノシャクジョウ」が
2~3倍で描かれています。 〔 ISBN978-4-89694-152-4 〕 2013/03/23


 生物ミステリー
鳥類学者 無謀にも恐竜を語る     著者 川上 和人
                         技術評論社  1,880円+税
「鳥類は恐竜だ」を大前提に鳥の研究者が現生鳥類の形態や生態を介して
恐竜の生活をプロファイリングした御伽噺。序章で恐竜とはどんな存在かを
紹介、第1章で鳥と恐竜の関係、第2章では恐竜との縁類関係に基づいて
鳥類の進化を解釈、第3章では現代の鳥の生活に基づき、恐竜の生活を
想像、第4章では生態系のなかでの恐竜の役割について妄想している。
                 〔 ISBN978-4-7741-5565-4 〕 2013/03/16


食べられたがる果物のヒミツ ゲッチョ先生の果物コレクション
          文・絵 盛口 満  少年写真新聞社  1,800円+税
動物や鳥たちに種を食べられて増えていく植物、植物が目的の動物に
果実を食べてもらい種子を運んでもらうためにの工夫を精緻なスケッチで
「果物のからだ」「果物いろいろ」「果物の動物学」から探ります。鳥類では
ヒヨドリ、キウイ、カケスが登場しています。
               〔 ISBN978-4-87981-449-4 〕 2013/01/25


生き物の描き方
 自然観察の技法     著者 盛口 満
                       東京大学出版会  2,200円+税
自然を観察し、記録し、伝える手段として、どちらかといえば不器用だが、
絵を描くのが好きだった著者がどのように生き物のスケッチを身につけた
かを紹介している本。自然を見るうえでのいくつかの視点から始まり、
実際の自然を見に出かけてみるときの手立て、生き物のスケッチを取り
入れた観察法、具体例をあげての生き物の描き方を書き連ねています。
               〔 ISBN978-4-13-063335-2 〕 2012/12/12


森で過ごして学んだ101のこと       著者 本山 賢司(文・絵)
                            東京書籍  1,600円+税
吸血昆虫の居ない夏以外の「春」「秋」「冬」の野外での楽しみ方を綴った
エッセイ集。見開き2ページで料理、植物、動物、野鳥、道具、魚のことなど
をカラーイラスト付きで紹介している。 
                 〔 ISBN978-4-487-80643-0 〕 2012/03/31


 ゲッチョ先生の
イモムシ探検記     著者 盛口 満  木魂社  1,700円+税
沖縄大学で理科教育を担当しているあだ名「ゲッチョ先生」の探検記
シリーズで、卵、野菜、ナメグジに続く第4弾。嫌いな虫の上位に入る
蝶や蛾の幼虫「イモムシ」の入門書としてお薦めします。ケムシとイモムシ、
町の虫・渡る虫、遇産ガ、あやしいイモムシ、チョウとガ、イモムシ・マスク
など興味深い内容。イラストがカラーだったらもっと良かったけど、それは
イモムシハンドブック1を見ながらで我慢かな。
                 〔 ISBN978-4-87746-111-9 〕 2012/03


シダの扉 めくるめく葉めくりの世界     著者 盛口 満
                         八坂書房  1,900円+税
その昔、恐竜が食べていたかもしれない「シダ」は胞子から増え、葉しか
もたない植物です。小学校4、5年の時に山で一つのシダに出会ったことで、
シダの扉の前に立ち、シダへの興味を抱いた著者が本格的にシダに魅せ
られて、シダの扉を開けてのめり込みシダの色々を探し求めています。
                 〔 ISBN978-4-89694-990-2 〕 2012/02


見てびっくり野菜の植物学 ゲッチョ先生の野菜コレクション
          文・絵 盛口 満  少年写真新聞社  1,800円+税
日頃口にしている野菜を花・実・種子・葉・イモ・品種・文化などに大別して、
普段とは違った目から見た約180種の野菜を精緻なイラストで紹介して
います。表紙裏に原産地の地図を、裏表紙裏に野菜伝来年表を掲載して
いて、何処からいつごろ日本に伝わったのかもよく分かります。
                〔 ISBN978-4-87981-403-6 〕 2012/02/01


 メディアファクトリー新書 043
東京 消える生き物 増える生き物  著者 川上 洋一
                      メディアファクトリー 740円+税
昆虫少年だった筆者が、東京都23区内で消えた生き物と、逆に増えて
きた生き物とその理由を自然観察によるデータに基づいて紹介し、人間と
生き物たちのあるべき関係をみつめ、生き物たちの背後にある都市の
自然環境を5章に分けて解説し、生き物たちの隣人として考える視点を
持つ事を呼びかけています。
               〔 ISBN978-4-8401-4346-2 〕 2011/12/27


ヤマネさん ―お山にかえるまで―
               著者 西村 豊  アリス館  1,400円+税
準絶滅危惧種で本州、四国、九州、の森林に生息し国の天然記念物に
指定されているヤマネを33年間観察していて長野県の「野生傷病鳥獣
保護ボランティア」をしている著者が春に保護した2匹のヤマネの赤ちゃん
を10月初旬に山に帰すまでと、冬眠前のヤマネを保護して春に山にかえ
すまでを描いた写真絵本。愛くるしい姿や表情にに心が和みます。
               〔 ISBN978-4-7520-0563-6 〕 2011/10/24


いきものつながり   制作 練馬いきものつながり
                     文一総合出版  1,000円+税
「カラスとの上手な付き合い方」、「アリは悪くない」、「ヘビをこわがらないで」、
「緑のカーテン」「外来生物ってなに?」、「学校ビオトープ」など、鳥・昆虫・
生きものとのつきあい方・みどり・注意したい生きもの・生物多様性・いき
ものつながりに分けて庭やベランダ、近所の公園や学校、商店街や街路
など、いろいろな場所で、生きものと暮らすための101のアイデアを紹介
しています。       〔 ISBN978-4-8299-1186-0 〕 2011/03/25


 自然科学読み物 生き物のちえ③
寄生する生き物の話   監修 今泉 忠明  文 伊藤 年一
                   学研教育出版  1,600円+税
小学生向けに書かれた自然科学読み物。子育てをしてもらう、社会寄生、
外部寄生、内部寄生、寄生植物に分けてオオヨシキリとカッコウ、サムライ
アリとクロヤマアリ、ツチハンミョウとハナバチ、ヤドリギとヒレンジャクなど
14組の寄生関係にある生き物を紹介しています。
                 〔 ISBN978-4-05-500808-2 〕 2011/02


  平凡社新書568
巨大翼竜は飛べたのか スケールと行動の動物学
                著者 佐藤 克文  平凡社  900円+税
ペンギンやマンボウなど野生動物にデータロガー(小型の記録装置)を
取り付けて、その生態を探る現生動物の行動学が専門の著者が、
今までの研究成果を紹介して絶滅した古生物の巨大翼竜が本当に
飛べたのかと疑問を投げかける。巨大翼竜に関するのは後半全ページ
の1/3程度でペンギンやウミガメ、マンボウ、ヨーロッパヒメウ、オオミズ
ナギドリなどデータロガーで得られた情報が興味深い。
              〔 ISBN978-4-582-85568-5 〕2011/01/15




  ヒューマンノンフィクション
ヤマネのすむ森 湊先生のヤマネと自然研究記  文・写真 湊 秋作
      絵 ミヤハラ ヨウコ 出版 学研教育出版
              発売 学研マーケティング  1,200円+税
ヤマネは本州、四国、九州、隠岐の森林に生息している体長約8cm背中
に一本の黒い線が特徴的な、げっ歯目の哺乳動物です。そんなヤマネの
生態を30年にわたり研究してきた過程をイラストや写真を織り交ぜて
子供向けに分かりやすく書かれた研究記です。
               〔 ISBN978-4-05-203035-2 〕 2010/07


ゲッチョ先生のナメクジ探検記     著者 盛口 満  
                             木魂社  1,700円+税
「ナメクジは貝である」このことを恥ずかしながら知りませんでした。
カタツムリの殻が退化したものがナメクジ!! 風呂場とか植木鉢の
底などにいるナメクジ、山の中にいた10cm以上のナメクジあれは
ヤマナメクジだったんだ!? 身近にいるナメクジの記述は少ないで
すが、こんなナメクジがいたのかと驚きいっぱいのナメクジ入門書。
            〔 ISBN978-4-87746-109-6 〕 2010/04


 岩波ジュニア新書
モグラ博士のモグラの話        川田 伸一郎 著
                    岩波書店  820円+税
身近に居るのに姿を見ることが少ない土の中で暮らしているモグラの、
今わかっていることをまとめたもの。モグラの生態や捕獲の方法、分類
学や生態学などの研究の話、なじみの無いモグラのことが少しは分かる
かもしれません。私はモグラの好物はミミズだとは知っていたのですが、
この本ではじめてモグラは食虫目に属して植物を食べないことを知りました。
                〔 ISBN978-4-00-500634-2 〕 2009/08/20


先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!
                小林 朋道 著  築地書館  1,600円+税
子リスたちが集団で行う防衛行動がイタチに対して進入抑制効果がある
のかどうかをフェレットを使って調べたりするなど、著者の専門分野である
人間動物行動学(動物行動学と人間比較行動学を合わせて)からみた
鳥取環境大学や周辺で起こる野生動物の事件を描いたエッセイ。
他に動物はニホンヤモリ、アカハライモリ、カヤネズミ、コウベモグラ、
ヒヨドリなどが登場するが主役はやっぱり人間!? 
             〔 ISBN978-4-8067-1384-5 〕 2009/07/09


森の写真動物記 6
樹洞            著者 宮崎 学  偕成社  2,000円+税
いろいろな動物が利用する樹洞のでき方から、使われている過程を樹洞で
子育てをするシジュウカラやムササビの様子から、そして樹洞が広がりフク
ロウ、ハクビシンが利用する様子、自分で樹木にえさ取りや巣作りで穴を
ほるキツツキと樹木との関係を紹介しています。
              〔 ISBN978-4-03-526860-4 〕 2008/10


四万十川  shimanto river     山下 隆文 著
                          青菁社  1,600円+税
最後の清流といわれる四万十川は源流から河口まで196Km。その全てを
撮影したいとの想いをめぐらせた筆者が心に響く風景を探し求め、四万十
川の自然美を四季、朝昼夜に撮影。その写真には幻想的なものが多く心
を奪われます。      〔 ISBN978-4-88350-049-9 〕 2008/02


田んぼで出会う花・虫・鳥  
     農のある風景と生き物たちのフォトミュージアム
              著者 久野 公啓  築地書館  2,400円+税
春、初夏、夏、秋、冬の季節ごとに、畦に咲く花からカエルやトンボなど
田んぼで暮らす生き物たちを表情豊かに写真で紹介しています。鳥類は
春のサギ、シギやチドリ、初夏のツバメ、夏のチュウサギやサシバ、秋の
ノビタキやタヒバリ、冬の猛禽、タゲリなど。
                〔 ISBN978-4-8067-1354-8 〕 2007/09


 ペンギンの足はなぜ凍らないの?  
     脳細胞がワクワクする雑学の本
      ミック・オヘア編  東本 貢司訳  PHP研究所  1,400円+税
「ヒトのからだ」「ご気分いかが?」「植物と動物」「食べ物と飲み物」「家庭の
科学」「惑星と宇宙」「げにも不思議な天気」「何かと気苦労の多い乗り物」
「厳選アラカルト」に分けて115の質問に答えるQ&A形式でまとめられた
雑学の本。鳥の話題が3問しかないのが寂しい。
              〔 ISBN978-4-569-69488-7 〕 2007/09/20


干潟ウォッチング フィールドガイド  
      編者 市川市・東邦大学東京湾生態系研究センター
                            誠文堂新光社 1,500円+税
干潟に生息しているエビカニ類、ゴカイ類、魚類、二枚貝類、巻貝類などを
イラストと写真で紹介、干潟生物の観察の仕方もあります。
                〔 ISBN978-4-416-70716-6 〕 2007/04/20


   平凡社新書365
なぜイノシシは増え、コウノトリは減ったのか   
                   著者 平田 剛士 平凡社  740円+税
魚類のイトウ、鳥類のコウノトリ、哺乳類のツキノワグマなど絶滅が心配
されているもの、野生種が絶滅したものをどうしてそうなったかを各地で
取材して、動物との共存するためには何をしなければいけないのか、
何をしてはいけないのかを問いかけ、提示しています。
               〔 ISBN978-4-582-85365-0 〕 2007/03/19


昆虫の食草・食樹ハンドブック     著者 森上 信夫・林 将之
                      文一総合出版  1,200円+税
昆虫と植物を同時に知ることが出来ればと、それぞれに詳しい著者が
お互いに意見をぶつけ合いながら書かれた冊子。昆虫82種と植物68種を
掲載していて、昆虫から食べている植物を調べる使い方が基本ですが、
植物の名前が分かっていれば植物さくひんから逆に植物を食べている
昆虫の名前が調べられます。 
               〔 ISBN978-4-8299-0026-0 〕 2007/04/01


   めくってびっくり短歌絵本4
ぺったんぺったん白鳥がくる 動物の短歌
      穂村 弘・編  青山 明弘・絵  岩崎書店  1,400円+税
イチョウ、馬、クロネコとペリカン、犬、ツバメ、雪だるま、イカなど動物の
短歌を14首収録。歌人は与謝野晶子、斎藤茂吉、北原白秋など。
見開き3ページにわたり描かれた絵がかわいい。
                〔 ISBN978-4-265-05264-6 〕 2007/01


巣箱 森のいのちを育てる   著者 国松 俊英
                          くもん出版  1,300円+税
山では樹洞がある大木が切られ、寺や神社でも樹洞は木をいためるとして
ふさいでいます。そのことでフクロウやムササビなどのねぐらや営巣場所が
なくなってきています。巣箱はそんな生きものたちの命をはぐくむ大切な
場所を提供するものです。この本は日本各地の森に巣箱がどのように
かけられ、どのように使われているかを記録したものです。 
               〔 ISBN978 4-7743-1216-3 〕 2007/02


生き物屋図鑑     著者 盛口 満  木魂社  1,700円+税
生き物の不思議な魅力に取りつかれ一線を越えた人々の生態を綴った
エッセイ。 拾い屋、骨屋、クマ屋、ドングリ屋、毒ヘビ屋、カマキリ屋、
鳥屋、貝屋、コケ屋、シダ屋、ヒト屋、シカ屋、ゴキブリ屋、ハチ屋、
クモ屋など40あまりの生き物屋を紹介しています。
               〔 ISBN4-87746-100-0 〕 2006/12


自然観察会の進め方    著者 浜口 哲一
                       エッチエスケー  900円+税
平塚市博物館の館長でもある著者が、長年にわたって自然観察会の
案内役を務めてきた経験を元につづられたもの。「自然観察会を始める
には」、「自然解説の方法」、「リーダーとして自分を磨くために」など
実際の観察会での様子の写真や使っていたチラシ、ルーフレットを
織り交ぜながら分かりやすく解説しています。
                 〔 ISBN4-902424-03-7 〕 2006/12


   350シリーズ かがくだいすき④
だあれだ?むしのかお     写真 難波 由城雄
                         ポプラ社 350円+税
山陽新聞の「ナーンダ?この顔」コーナーでお馴染み、自然写真家の
難波由城雄さんの幼児向け絵本。カミキリ、チョウ、クワガタ、クモなど
8種類の虫の顔のアップですが、さてあなたは何の虫だか名前が分かり
ますか?!            〔 ISBN4-591-09446-4 〕 2006/10/31


ツキノワグマ     宮崎 学 著  偕成社  1,400円+税
最近テレビでもよくクマに襲われるニュースが流れます。熊は臆病で人の
気配がすると逃げていくと思っていましたが、どうやら騒音や人間を怖がら
ないツキノワグマが増えているようです。里山が荒れて昔のように野生
動物の境界線としての機能しなくなったこともありますが、クマが生活して
いる環境に人が入り込んでいる状況ではもっとクマの生態を知っておかな
ければクマとの共生は難しいと感じました。
                    〔 ISBN4-03-745120-4 〕 2006/10


冬虫夏草の謎     著者 盛口 満  どうぶつ社  1,600円+税
冬虫夏草は昆虫などから生ずるキノコの総称です。冬虫夏草を食べて
みたから始まって普通のものと珍しいものなど、冬虫夏草との出会いから
どんな虫に取りつくのか、どんな環境で見つかるかなど実地体験に基づい
た疑問を究明していきます。口絵で46種の冬虫夏草をカラーイラストで紹介
していて本文中に出てくる種と番号で関連付けがしてありどんな冬虫夏草か
確認しながら読み進められます。 〔 ISBN4-88622-333-8 〕 2006/06
 〔2013/10/25丸善出版より復刻1,800円+税 ISBN978-4-621-08791-6〕


原寸どうぶつ図鑑 もしあの動物が隣にいたら    
                     著者 小宮輝之&飼育係の皆さん
                            宝島社  1,300円+税
上野動物園で飼育されている動物を40種類掲載している原寸写真図鑑。
大きな動物は特徴のある体の一部分が原寸表示されている。鳥類では
オウサマペンギン、ハシビロコウ、ベニイロフラミンゴなど日本に生息して
いない種もあるが珍しい白化したハシボソガラスも載っている。
日頃から動物に接している飼育係の飼育日誌が興味深い。
                    〔 ISBN 4-7966-5268-X 〕 2006/05


眼の誕生 カンブリア紀大進化の謎を解く
       著者 アンドリュー・パーカー  訳者 渡辺 政隆・今西 康子
                            草思社  2,200円+税
地球上に40億年前に誕生した生命がカンブリア紀になぜ爆発的に進化
したのか? その謎を生物が視覚を得たことによるものとの仮説から生物学、
地質学、物理学、化学など、あらゆる分野にわたって順序立てて分かり
やすく説明している一般向けに書かれた科学書。
                   〔 ISBN4-7942-1478-2 〕 2006/02/23


 小さな骨の動物園     INAX出版   1,500円+税
INAXギャラリーで開催された「小さな骨の動物園」展と併せて刊行された
冊子。ヘビやコウモリ、ネズミやウサギなどの骨格標本。カメや魚、色々な
種類のサルの頭骨。人間にはない陰茎骨。魚の耳石など日頃見ることの
ない色々な骨が掲載されています。 〔 ISBN4-87275-834-X 〕 2005/12
 〔2013/07 LIXIL出版1,500円+税 ISBN4864807043〕


 土の中の小さな生き物ハンドブック   文・写真 皆越 ようせい  
            監修 渡辺 弘之   文一総合出版  1,400円+税
日ごろ馴染みの薄い土の中に暮らす小さな生き物、ミミズ、ダニ、クモ、
ダンゴムシなど85種類を紹介しています。ほとんどの写真が自然条件下
で撮影されており生息状況なども分かりミミズ7種類、ダニ5種類など色々
な種類がいることに驚かされます。
                   〔 ISBN4-8299-2193-5 〕 2005/10


 骨の学校3 コン・ティキ号の魚たち     盛口 満 著
                          木魂社  1,700円+税
日頃食べている食事からどれくらいの骨が出るかで始まった「食卓の
骨取りプロジェクト」豚や鶏の骨では集めていてもつまらないと種類の
豊富な魚の骨を食べてから骨格標本を作っりますが、魚を入手する
ために市場に出かけたり、はては深海魚まで手に入れたりと普通は
食卓に出てこない魚のオンパレードで興味がそそられます。 随所で
挿入されている精緻な骨格のイラストはさすがです。
                  〔 ISBN4-87746-095-0 〕 2005/04


 わっ、ゴキブリだ!     盛口 満 著
                         どうぶつ社  1,200円+税
見つけたら思わず「あっ !」と言ってしまうゴキブリ、口絵にある「あなたの
家には何が出る?」のカラーイラストを見ると我が家でよく見かけるのは
クロゴキブリ(家ゴキ)のようですが、ゴキブリって野外で暮らす(野ゴキ)
のもいて日本には52種類もいたのですね。そんなゴキブリたちを調べ
回ってその生態の謎に迫っています。 
                  〔 ISBN4-88622-330-3 〕 2005/05


 いろいろたまご図鑑     伊澤 みよこ 編 ポプラ社 1,650円+税
虫とクモ、鳥、淡水の生き物と両生類、は虫類、海の生き物、土の中の
生き物などのたまご約180種類が紹介されています。この図鑑はたまご
だけでなく生まれた幼虫、幼鳥などの写真も豊富に掲載されていて見て
いるだけでも楽しめます。今まで分からなかったたまごの主が見つかる
かもしれませんよ。        〔 ISBN:4-591-08554-6 〕 2005/05


   時間をとめた生きものたち
 栗林慧ひみつの瞬間写真館 魚・カエル・鳥 たくみな生きもの
       栗林 慧 写真 三原 道弘 構成・文 金の星社 2,800円+税
魚類はテッポウウオ、カエルはヌマガエル、アマガエル、ツチガエル、
ヒキガエル、トビトカゲ、鳥はヒヨドリ、メジロ、ウミネコ、フクロウ、あと
ハツカネズミ、モモジロコウモリ、モモンガなどの餌を採る瞬間、飛ぶ
瞬間など人の眼では捉えることができない決定的瞬間の写真が
載っています。        〔 ISBN4-323-05554-4 〕 2005/03


あっ!ハチがいる! 世界のハチとハチの巣とハチの生活 
          千葉県立中央博物館監修 晶文社出版 1,600円+税
怖いとのイメージが強いハチですが、人に危険なのは世界に12万種いる
うちのわずか数パーセントの種類に過ぎないようです。この本はハチに
対する誤解を解き、ハチを通して自然界は相互に依存する複雑な関係で
つながっている事を知ってもらい、ハチを好きになってもらいたいとの思い
から書かれています。        〔 ISBN4-7949-7610-0 〕 2004/07


浅間山のふもとにて   中野 千枝子 著
                       上毛新聞社出版局 953円+税
嬬恋村の森や山小屋で観察したニホンリスを中心に5月から11月にかけて
の自然の営みを木々や花々、野鳥を織り込み描いた心和む画集です。
                     〔 ISBN4-88058-904-7 〕2004/09


   Nature discovery books
 アンコウの顔はなぜデカい  鈴木 克美 文 小林 安雅 写真
                          山と渓谷社 1,600円+税
きれいな姿の魚、ぶきみな顔の魚、細い魚、丸い魚など、海に暮らす魚の
顔と形はさまざまです。それそぞれ写真で紹介しながらなぜそんな顔つき、
姿になったのかをその魚の生態から考えます。
                     〔 ISBN4-635-06341-0 〕2004/09


    岩波科学ライブラリー 92
 小鳥の歌からヒトの言葉へ      岡ノ谷 一夫 著
                            岩波書店 1,100円+税
動物の心が知りたかった筆者が、小鳥の聴覚特性を測定し他の小鳥に
比べて複雑な歌を歌うジュウシマツを通して鳥の歌声を研究し、複雑な
歌には文法がありそれがメスの気を惹くためにより綺麗な歌をうたおうと
して発達していると考え、このことから人間言語の進化の謎に挑む。
                     〔 ISBN4-00-006592-0 〕 2003/06


 吸血コウモリは恩を忘れない 動物の協力行動から人が学べること
        リー・ドガトキン 著  春日 倫子 訳 草思社 1,600円+税
動物たちはなぜ助けあうのか、「家族を助ける理由」「貸し借りを忘れず
精算する」「ひとりでできないことはみんなで」「仲間のためなら危険もいと
わず」の助けあう四つのやり方から動物の協力行動の進化を考え、この
ことが人間にも何か役立ちはしないかと考えさせる本です。 
                  〔 ISBN4-7942-1327-1 〕 2004/07


西表島の巨大なマメと不思議な歌   盛口 満 著
                      どうぶつ社 1,500円+税
サヤの長さが1 m、種子の直径4~5cmにもなる巨大マメ、モダマの謎を
追いながら、西表島の植物や動物、島の自然と人々の暮らし、島に伝わ
る不思議な歌の事などを精緻なイラストを織り交ぜて綴った西表島自然記。
                   〔 ISBN4-88622-325-7 〕 2004/03


  青いクラゲを追いかけて   盛口 満 著 講談社 1,400円+税
沖縄に暮らす筆者がなぎさに打ち上がった青い色をしたクラゲ、カツオノ
カンムリの謎を追いかけていく過程で出会った色々な生き物、カツオノ
エボシ、アサガオガイ、オキナガレガニなど「ニューストン」と呼ばれる、
海面近くに住む生き物たちの博物誌。
                   〔 ISBN4-06-212397-5 〕 2004/05


動物の見つけ方、教えます!都会の自然観察入門   
       文・イラスト・写真 宮本 拓海 監修 佐々木 洋
                           数研出版 1,300円+税
帰ってきた動物たち、自然研究の「虫」、定点観察のすすめ、見えない
動物を見る、いきもの事件簿、デジカメで撮る動物の世界の各章に分け
て都会にも住んでいるいろいろな動物(鳥類、哺乳類、両生類、爬虫類、
昆虫)の見つけ方を紹介しています。
                   〔 ISBN 4-410-13809-X 〕 2004/04

    Outdoor21books 12
 教えてゲッチョ先生!雑木林は不思議な世界  盛口 満 著
                            山と渓谷社  950円+税
ブナ、コナラ、クヌギなどの木の種類ごとに雑木林にいる多彩な生き物たち
のおもしろさ、不思議を精緻なイラストを添えて見開きページで紹介して
います。              〔 ISBN4-635-00812-6 〕 2003/10


虫こぶハンドブック     薄葉 重 著
                          文一総合出版  1,200円+税
葉っぱなどに付いているこぶのようなものを見たことがありますか? あの中
には虫が居ることが多いので虫こぶ・虫えいと呼ばれるようになりましたが、
虫以外にもダニや線虫、菌類や細菌によっても形成されることが判ってきま
した。この本では虫えい、ダニえい126種が掲載されています。 
                   〔 ISBN4-8299-2178-1 〕 2003/06/07


親と子の動物行動学  野生動物の一生から学ぶ  
                 小原 秀雄 著  教育出版  1,800円+税
動物の生態を親と子の行動に重きをおいて「動物の子どもというもの」
「親子の成り立ち」「おとなになる」「家族と家庭」「老いと死」「動物を見て
人間を見る」の各章に分けて紹介しています。
                  〔 ISBN4-316-80011-6 〕 2003/08


森の野生動物に学ぶ101のヒント  日本林業技術協会編
                           東京書籍   1,400円+税
増えすぎて問題になったり絶滅やその心配がある野生動物の暮らしぶりを
知るために大きくは「動物の分布と生息環境」「動物のライフサイクルや
習性」「観察の手引き」「研究現場から」の4つに分けて見開きページにて
100項目、最後にさらに勉強したい方のために参考図書の紹介をして
います。              〔 ISBN4-487-79854-X 〕 2003/02


森の楽校 (自然と遊ぼう3)     小林 毅 著
                        山と渓谷社   1,600円+税
楽校と書いて「がっこう」とひらがなが振ってあり、表紙に「森は気持ちの
いいところ。たくさんの木や草花、鳥や動物がいます。五感を使って森を
感じれば、音楽家になったり、詩人や画家にもなれます! 森での楽しい
遊びを満載。」とある通り森の楽しみ方を写真を使って分かりやすく
紹介しています。    〔 ISBN:4-635-52032-3 〕 2003/05/01


ジュゴンの唄     盛口 満 著  文一総合出版   1,400円+税
小さい頃から生き物が好きだった筆者が骨に魅せられていった原点、大学を
卒業して高校の教諭になって初めての春休みに西表島旅行。西表島の民宿
での父ちゃんとの出会い、マングローブの唄、ジュゴン漁の唄などと西表島の
自然を織り交ぜながら今は沖縄に住む筆者の西表島への思いを綴った物語。
                      〔 ISBN4-8299-2174-9 〕 2003/04


骨の学校2 沖縄放浪篇     盛口 満 著  木魂社  1,700円+税
埼玉から沖縄に移り住んだ筆者の骨集め物語第二弾。 身近な食材 ブタ、
魚、ハリセンボンの骨、海岸に流れ着いた ウミガメ、ヤギ、シカの骨、交通
事故死した イモリ、カメ、ヘビ、オオコウモリの骨など精緻なイラストで描か
れていて、哺乳類のオチンチンには骨があるものとないものがあることや
鳥の舌にも骨が有ることなど実際に骨の標本を作っていないと分からない
事や知らないことがたくさん書かれています。
                    〔 ISBN:4-87746-091-8 〕 2003/06


ゾウの耳はなぜ大きい?  
      「代謝エンジン」で読み解く生命の秩序と多様性 
           クリス・レイヴァーズ 著  斉藤 隆央 訳
                            早川書房  2,200円+税
動物は体温が高すぎても低すぎても生きていけません。動物のエネルギー
源に関する「代謝エンジン」の考え方から動物が生きていく上でどうして
現在の体形に進化したかを解き明かしています。 
                   〔 ISBN4-15-208432-4 〕 2002/07


   
(朝日選書709
雑木林に出かけよう
 ドングリのなる木のツリーウオッチング 
                   八田 洋章 著 朝日新聞社  1,200円+税
もっとも身近な自然である、里山や雑木林の主役であるドングリのなる木、
クヌギ、コナラ、ミズナラ、クリなどブナ科の植物をていねいに見ていった
記録。日を追って観察した木々のスケッチと写真が豊富に掲載されています。
                   〔 ISBN4-02-259809-3 〕 2002/08


   教えてゲッチョ先生!
 昆虫の?が!になる本     著者 盛口 満
                           山と渓谷社  950円+税
生徒からゲッチョ(カマキリ)のあだ名で呼ばれている理科の教師が生徒
たちのくれた 疑問を出発点に昆虫の不思議な生態を精緻なイラストととも
に描いていて書名通り、 昆虫の?(ハテナ) が!(ビックリ)になる本です。
見開きページで完結しているのでどこからでも読み始められます。
                     〔ISBN4-635-00809-6〕 2002/02


 生き物の神秘  ─ デルタルで説明できないアナログの世界 ─
                著者 渋谷 達明  工業調査会  1,650円+税
数字列だけでは解き明かされない植物・昆虫・魚・鳥など生き物の面白さ
不思議さを春、 夏、秋、冬の季節ごとに分けて書かれた41篇のエッセイです。
                     〔ISBN4-7693-7107-1〕 2002/02


ドングリの謎 ~拾って、食べて、考えた~  著者 盛口 満
                            どうぶつ社  1,500円+税
  なんだドングリの話かと読み始めたのですが初めから「えっ、世界には
こんなドングリが有るの」と驚かされたりドングリを食べる動物やドングリに
産卵する虫との攻防など、ドングリの事だけでなくドングリのもとに関係して
いる知らない事柄も述べられていてとてもためになりる本です。
                   〔ISBN4-88622-315-X〕 2001/08


骨の学校  ぼくらの骨格標本のつくり方   盛口 満 + 安田 守
                              木魂社  1,700円+税
海岸や街中で拾ってきたグジラからモグラ、魚までありとあらゆる生き物の
骨格標本のつくり方、その過程が書かれています。自分ではつくろうとは
思いませんが読むぶんには動物の腐った肉の臭いを嗅がなくて済み楽しい
読み物です。          〔ISBN4-87746-085-3〕 2001/03


ぼくのコレクション  自然のなかの宝さがし    盛口 満  文 ・ 絵
                        福音館書店   1,700円+税
春、夏、秋、冬、にわけておもに植物、昆虫の自然界での営みが精緻な
絵によって描かれています。好奇心旺盛なお子さんはもとより大人が
見ても充分楽しめる自然を題材とした画集です。
                   〔ISBN4-8340-1725-7〕 2001/04


失敗、しっぱい、また失敗 ! ― 野生動物、泣き笑い撮影記 ―
             著者 田中 光常  山と渓谷社  1,800円+税
野生動物とつきあいはじめて50年になる著者が今までの野生動物の
撮影中の失敗談をまとめたものです。日本はムササビ・キツネ・ヤマネコ
など11種類、世界ではクロサイ・オランウータン・ベンガルトラなど11種類、
水中はシロイルカなどの3種類の野生動物の撮影記が書かれています。
                   〔ISBN4-635-33027-3〕 2001/02


哺乳類観察ブック  絵・文 熊谷 さとし 
                           人類文化社  1,800円+税
全体を フィールドに出てみよう、調査としての動物観察、動物ごとの観察法、
観察会主催マニュアルの4章に分けて著者の経験に基づいて哺乳類の
観察の仕方を解説しています。図やカラー写真を多用してあり読み物と
しても面白く野生動物の生態が分ります。
                   〔ISBN4-7567-1198-7〕 2001/02/01


子どもとの自然観察スーパーガイド  著者 日高 哲二
                            築地書館  2,000円+税
日本野鳥の会のレンジャーで三宅島自然ふれあいセンター・アカコッコ館で
チーフレンジャーを勤めていた著者が子どもたちと自然の不思議や美しさを
発見して楽しむ観察会を開いた経験から、どうすれば子どもと一緒に自然を
楽しめるかをまとめたもの。     〔ISBN4-8067-1218-3〕 2001/02


良い父親、悪い父親   動物行動学から見た父性
         著者 ジェフリー・M・マッソン  訳者 安原和見
                        河出書房新社  1,800円+税
この本でいう良い悪いは、子育てに協力するかどうかのようで、それには
一夫一婦制が大きく関わっているようです。体の大きさが雄の方が雌より
かなり大きい場合はライオン、ゴリラ、ゾウアゾラシのようにハレムを形成
することが多く雄は子育てはまったくしないようです。皇帝ペンギン、魚類、
オオカミ、カエル、タツノオトシゴなど良い父親の代表で、特に皇帝ペンギン
の子育ての様子は精細に書かれていてその直向さには感動しました。
                    〔ISBN4-309-25129-3〕 2000/10


漁師さんの森づくり 森は海の恋人  畠山重篤 著
                 カナヨ・スギヤマ 絵  講談社  1,,200円+税
著者は宮城県の気仙沼湾でカキ養殖をしている漁師さんです。 カキの養殖
には広島湾のように近くに大きな川が有り潮の流れの緩やかなことが必要
です。カキは植物プランクトンを食べておおきくなり、植物プランクトンは川が
運んでくる養分で育ちます。その事を経験から知っていた著者はその養分を
育む広葉樹の森をつくろうと仲間に呼びかけ「森は海の恋人」運動を開始しま
した。小・中学生向けに森と海とのつながり、森の大切さについて書かれた
本です。                〔ISBN4-06-210411-3〕 2000/11


 たまごのふしぎ たまごは生命のカプセル  著者 吉村卓三
                          オデッセウス  1,800円+税
軟体動物から昆虫類、魚類、両生類、は虫類、恐竜、鳥類まで色々な卵を
紹介しています。卵は大きさ、色、形などざまですが恐竜の卵が思ったほど
大きくなくて驚きましが、ナナフシの卵の形にまたびっくり、とても卵には見え
ません。子供向けの本ですが大人が見ても初めて見る卵に新鮮な驚きが
あるでしょう。             〔ISBN:4-87261-111-X〕 2000/07


    丸さんの絵日記4
ガンの編隊飛行     著者 丸山 尚
                          遊タイム出版  1,200円+税
JR新大阪駅付近で暮らしている著者が琵琶湖を目指して渡って来るガンの
編隊飛行の模様を挿絵とともに書いています。あと子供のときの自然との
ふれあいなども綴られています。 〔ISBN4-946496-82-3〕 2000/08/10


森からのてがみ キツツキは森の大工さん/きかんぼうの子グマ
         文 N.スラトコフ  訳 松谷さやか 絵 あべ宏士
                          福音館書店  1,300円+税
とうひの森に暮らすキツツキが自分が掘った穴に住んでいるのは鳥ばかり
だと思っていたのに鳥以外の動物が住み着いているのに驚いて、以前に
掘った穴にはどんな生き物がいるのかを調べて廻る物語です。
                     〔ISBN9784834016710〕 2000/05/25


 コースガイド80     編集 福山山岳会   
                    発行 福山山岳会  1,524円+税
福山山岳会が創立80周年記念で発行した福山近隣地域の登山・
ハイキングコース83ヶ所を紹介した本です。井笠地域も御岳山、
経カ丸山、高妻山など12ヶ所紹介しています。バードウォッチング
がてら近くの山に登ってみませんか。          1999/07


ツマノワグマのいる森へ     米田一彦 著 丸善  1,800円+税
日本では本州(九州では絶滅したようですが)で生息しているツマノワグマ
ですがその生態についてはまだ知られていない事がまだ多くあります。
それゆえに危険な動物と思われ、害獣として駆除もされてきました。この
ままではオオカミと同じように日本から消えてしまう日が来るかも知れません。
「被害を防ぐ方法を考えね人とクマが供に生きていく道を模索しよう」と著者は
言っています。ツキノワグマについて分かり易く書かれている本です。
                       〔ISBN4-900659-23-1〕 1996/06


自然と遊び、自由に描く     本山賢司 著
                             講談社  1,500円+税
 スケッチ程度でも描ければ寂しいフィールド・ブックも少しは見栄えが良く
なると思うのですがなかなか難しいものです。この本はそんな時に目にとま
りました。著者ははじめに初歩的な技術をほとんどの方がマスターしていな
いと言っています。描く対象の構造が分かればどんな複雑なものでも、単純
な形の重なり合いだ。だからいちど分解して、構造を理解する。そしてその形
を描く。と言っています。どちらにしてももっとよく観察しないと当分は描けそう
にありません。             〔ISBN4062640937〕 1999/01


     人とクマ、共生への道
 
月の輪熊は山へ帰った!      米田一彦 著
                            大日本図書 1,300円+税
 絶滅の心配が目の前に迫っている、ツマノワグマの保護に取りこんでいる
筆者の活動やまだあまりよく分かっていないツマノワグマの生態など、人と
クマがどうしたら供に生きていけるのかを子供向けに書かれた本です。
                     〔ISBN4-477-00939-9〕 1998/09


       森の新聞20
 ヒグマの原野     青井 俊樹 著
                          フローベル館 1,500円+税
日本に暮らしている陸上でもっとも大きな野生の哺乳類「ヒグマ」、その
生態は未だにまだ良くわかっていない事がたくさんあります。そのオスの
ヒグマに発信機を取り付け2年間以上追跡調査した記録です。
                     〔ISBN4-577-01858-6〕 1998/12


少年は鳥になった!     長島 价紀 著   草思社 1,600円+税
心臓に障害を持って生まれ、いつ死んでもおかしくない状況の中で懸命に
生き16歳に成らずに死んでしまった自分の息子への切ない追想。小さい時
から生物に興味を持ち、野鳥を愛し、環境破壊を心配し、これからもっと
生態学を学ぼうとしていた時の突然の死、そんな息子さんの思い出を
綴った手記です。          〔ISBN4-7942-0864-2〕 1992/01


   環境を守る最新知識
 ビオトープネットワーク ―自然生態系のしくみとその守り方―
       団法人日本生態系協会 編著  信山社サイテック 1,900円+税
表題と図柄に引かれました。書いている内容は多岐にわたり今問題に
なっている産業廃棄物、ゴミ、ダイオキシン、大規模開発、その他諸々の
問題はすべては我々人間が生活していく上で起こったものであるがゆえに
その生活習慣、行政のあり方を変えない限り解決できないものですが、
変えれるとしてもその方向付けは私たち市民サイドから積極的に参画しな
ければいけないと思います。そのための基礎知識として知っておくべき事柄
が書かれています。        〔ISBN4-7972-2531-9〕 1998/08
 〔2006/06/第2版発売2,100円+税 ISBN4-7972-8531-1〕 


 親子でわくわく自然観察事典 書き込んで楽しむワークシート100
     著者 石川 英雄、和泉 良司  農山漁村文化協会  1,524円+税
家のまわりや公園、雑木林、水辺などの身近なところで観察できる草花、
野鳥、昆虫などの観察の要点や目のつけどころをワークシート形式でまとめ、
自分だけの自然観察ノートができる本です。
                    〔ISBN4-540-97010-0〕 1998/04


    子ども科学図書館
 タヌキまるごと図鑑     盛口 満 作
                           大日本図書  1,400円+税
最近交通事故と思われる動物の死体をよく目にしますが、その中でもイヌ、
ネコ以外ではタヌキが一番多いでしょう。こんな所にも居たのかとおもう所
にも死体が転がっている所を見ると私が知らないだけで案外身近にいる
のか、それとも私が思っている以上に活動範囲が広いのか分かりませんが、
鳥のようにすがたは見せませんが身近に暮らしていることは確かなようです。
思えば、ニホンオオカミはもう居ませんし、ツキノワグマもこの辺では中国
山地のごく一部に生息しているだけです。イノシシ、ニホンザル、ニホンシカ
は相当山の中に入らないと居ないし、キツネ、ノウサギ、(どちらも神島で
見ましたが)もその姿を見せることはめったにありません。このところ「里山」
に関する写真集、書籍が数多く出版されています。写真を見れば懐かしい
なあ、こんな所に住みたいなあと思うのですが、現実にはそういう所は年々
少なくなっています。この本は作者がくらしている町でのタヌキの生活を
描いたものです。           〔ISBN4-477-00841-4〕 1997/07

 

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