*通産省関連−目次−

通産省質問の回答−その6−

JISについて(4)




* 回答 *   * 質問・意見 *



アスベストには、「aマーク」がある。
石綿協会が1%以上含まれているものは徹底しろと指導しているようだ。 これを見ればわかるのではないか。

これはあくまでも自主マークだ。
それに実物を見なければわからない。

通常取引では、規格番号と名称が主になっている。これが今までは「石綿スレート」と書かれていたはず。
石綿スレートとなっていれば、アスベスト含有であるということがはっきりとわかる。 今では、アスベストが含まれているのかいないのか、わからなくなってしまった。

このときは、内外から、JIS規格が多すぎるという批判が強かった。
似たような商品が、同じ番号でいっぱいあると言われた。 整理統合しようという動きが出て、4,5年前から基本方針としてやっている。

しかし、これではアスベスト隠しかと思ってしまう。

そのようなことは全くない。

しかし、現実にJISの規格の説明には、「資源の有効利用の観点から低減化を図る」と書いてある。
これについてはどう考えるか。

うーん。これはちょっと・・・。
クリソタイルは、ILOでもWHOでも危険だからだめだとは言っていない。

そんなことはもう何年も前の話。
今では、フランスでも全面禁止になっているではないか。 日本だけこういう状況を何とかしてほしい。 10年以上前のILOの話など・・。
通産省がこのような考え方だからそういうことになっているのではないか。

ともかくJISの説明に「資源の有効利用のため」と堂々と書いていることは問題だ。
通産省を含む他の省庁でも、危険だから代替化の方針をとると言っているのに、規格の説明では違うことをはっきり書いている。
説明が間違っているなら、訂正してもらわなければならない。

解説は、JISではない。
代替品に入っていれば、前向きに取り入れる。
書いた人はそういう趣旨で書いているが、言葉足らずでこのようになったと思う。

今まで述べたようなことについて、異議を申し立てるところはどこか。
申し上げているように、JISのこの規格は、労働安全衛生法や工業標準法の目的に合致しているとは思えない。
適切ではない規格なので検討してほしいということをお願いしなければならない。 どこに言えばいいか。
工業標準調査会はどうか。

手続きとして決定したのは調査会だが、JISの認定は大臣がしているから、本局ということも言える。
再検討するとすれば、原案作成委員会になるので、そこに言ってもらえばいいが。
5年ごとの見直しとなっているのでそういう時に言っていただくのが一番だが。

関係省庁とのつながりはどうなっているのか。
建設省の方に、通産省からいうことはできないのか。

縦割りといわれるが、それはできないと思う。
中心となっているのは環境庁である。 環境庁に行っていただくのがよいのではないか。


−この後日本石綿協会の定款などの資料について説明。
 今後も経過を聞くことになった。
 JISについては、今回の説明では途中になっているので、
 今後どのような形で意見を言って行くのかなど、
 改めて説明をしてもらうことになっている。
         (担当:工業技術院標準部材料規格課)

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