「妖魔使い?、精霊魔法、、、?。」
にわかには信じられないのだろう、彼は口の中で何度も反復していた。
「異世界の魔法使いだよ。」
「魔法?。」
どうやらこの世界には魔法という概念がないらしい、
精霊はこんなに満ちているのに。
基本的に、大地があり構造的に似た世界では必ず精霊はいる。
だが、彼らは彼らもまた精霊と同じ観念の生き物なのかもしれない。
その身に同種の力を宿しているのだから、、。

     私は彼に同行したいと思った。

     彼は元気になったようなので安心して道を別れた。