「いったい何の騒ぎだ金翅?」
 不意に後ろから綺羅の声。
 「?綺羅、ではこの男は、、、。」
 魔那斯龍王、、、。
 「ったく、なにをやって、、。」
 あきれる綺羅に腕をとられ、ばつの悪そうな表情の2人を残し部屋を後にする
 「わしは、、、てっきりお前が、、」
 「俺がなんだ?」
 いぶかしそうに綺羅が聞き返す。
 「いや、何でもない、、、
  しかし、、では何をしにこの屋敷に?」
 「燐閃王と龍基盤をさしていたんだが?」
 燐閃王、黒燐姫の父王の名だ、龍基盤とは人界で言うチェスのようなものだと
 考えればよい。
 「、、、、では、黒燐姫とは、、、」
 「黒燐姫がどうかしたのか?」
 「、、いや、それなら良い、、,」

  すなおに早とちりした事を話す。        なんでもないとごまかす。