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さて、このように素晴らしい内装を与えられたオーテックザガートであるが、残念なことに、幾つかの部分はベース車両からそのまま流用されている部分が目に付く。
で、その辺りの落差に耐えられなくなった私によって、かなりの部分がモディファイされている。
天下のザガートの作品に手を加えるなどと言う、正に天に唾するが如き蛮行に出てしまった以上、その所業の一部始終を公開し皆様の「反面教師」として、活用していただこう。と、いう訳である。
それでは、見ていただきましょう。
ステアリングは、ザガートでデザインした小径(35φ)のナルディ製の物が装着され、勿論専用ステアリングであり非常に丁寧に縫製されている。
但し、私のクルマにはモディファイの一環として、同じくザガート製のオリジナル・ステアリングを入手して交換してある。
これは、ザガートがカー用品の商品展開を目論んで作ったブランド「SUPERa」の一連の商品の中で、汎用ステアリングとして発売されていた物であるが、正規に輸入されて一般販売された形跡はなく、殆どがオーダーによる取り寄せ形式であった。
因みにセンターのホーンボタンがzagatoエンブレムであることが最大のポイント。
左側がザガートのブランド「SUPERa」のLW LINEと名付けられたステアリング。
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A/Tセレクターレバー,サイドブレーキレバーなどの機能部品等にはF31の物がそのまま使われており、素材の違いによる見栄えの落差が顕著で、豪華な素材で仕立てられた内装に貧相なレバー類が生えている姿はかなり辛い物がある。
で、この辺りもモディファイの対象となってしまうのである。
まずは、無様なR30系譲りのA/Tセレクターを見てくれの良い市販品に交換するわけであるが、ここで問題となるのが現行モデルとのセレクターのシャフト径の違いである。
運良く古い市販品を見つけることが出来ればよいが、私がモディファイに着手した1995年当時には既に対応する市販品で私の好み似合う物は入手出来ない状況であった。
今回選択したセレクターはガングリップタイプで本物!のウォールナット材(当然、バーズアイのある根っこの部分ではなく、プログレと同じ幹の部分)を加工した上品な物で、出来る限り純正に見える?様なデザインの物を選んだが、品質に比例して販売価格が高騰するのが世の常で3万円以上する商品を買う羽目になった。
しかも、そのままではシャフトの径が異なり、取り付けできないのである。
ネックとなったシャフトの径はA/Tセレクターを分解!してシャフトを取り出し、旋盤で加工する事で太さを変更した。
運の良いことに直径で1.5mm程削れば良く、しかも本体のシャフトの肉厚は充分過ぎるほどの厚みがあり問題なく加工が出来たので、あとは、取り付けて完成である。
使用感は引っかかり等の扱いにくさもなく、見た目にも高級感(当たり前だ。ホントに高かったのだから)があり、満足できる物である。
さて、次はこれまた貧相なサイドブレーキレバーで、ご多分に漏れずこれもモディファイしている。
合成樹脂のラバーグリップで成形されている物を、ウッドグリップに本革のブーツという定番のスタイルに変更するのであるが、これには、某広島製オープン2シーター・スポーツカーのオプションパーツをそのまま組み込んだ所、まるであつらえたようにジャストフィットした。
比較的お手軽で効果絶大な方法である。(費用は4万円ほどであった。)
ペダル類は、F31の物と同様の色気のない物が付いているので少々興醒めである。
私はイタリア・ブランド?であるMOMO・CORSEのA/T用ペダルセットとフットレストを取り付けてある。
アルミ製の変哲のない物だが、オリジナルよりはなんぼかマシである。
あとはドアのパワーウインドウ・スイッチ・ベースやら、センターコンソールのコインケース,ルームランプの枠などのプラ剥き出しの小物部品にバックスキン風の革を貼り込んだだけである。
貼り込むといっても、殆ど平面である上、ビニール素材に較べても鞣し革の方が圧倒的に貼りやすく、私のような素人?でも簡単に作業が可能である。
この辺りの材料は「東急ハンズ」等で、気が付いたときに買っていた物を引っぱり出しては、使用している。
インテリアに関して改造する時にはオリジナルとのバランスが大切で、 間違っても貧相な上に、仕上がりも悪い「VIP・Car」連中が愛用している胡散臭いアイテムなどは使用してはいけないだろう。
ところで、私のガビアもご多分に漏れず純正オーディオのBOSEシステムがおシャカになり、仕方なく市販品のナカミチ製2DINオーディオに交換しており、オリジナルではない。
最近のオーディオはガキ向けというかギラギラした安っぽい商品が主流で、ザガートの様な内装のクルマに合わせるオーディオは見つけるのに苦労している。
まあ、お金を出せば素晴らしい物があるのだが、流石にレシーバーだけに20万円以上突っ込む程、拘りは持っていなかったので事なきを得た次第である。
取り付けに際しては、少々の配線加工と引き直しが必要になるが、流石は国産ベースだけのことはあり、比較的簡単に装着が可能である。
ただし、コンソール・パネルの分解には細心の注意を払った。
左側の物体が悪名高きBOSEのサウンドシステムである。
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