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精神科・神経科・心療内科

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〒242-0007 神奈川県大和市中央林間4-5-19 MEGビル2階

心理療法・カウンセリングPsychotherapy

心理療法(カウンセリング)のご案内

施設写真

近年、副作用の少ない抗うつ薬や抗精神病薬が開発され、精神科の治療は薬物療法が中心になってきた感があります。確かに薬物療法は精神科の一部の疾患に対しては非常に効果的ですし、場合によっては治療上ほぼ必須とも言えるでしょう。

  しかし、パーソナリティ障害などは「その人がその人であることそのもの」、つまり性格やその人の持つ対人関係のスタイルの問題ですし、いわゆる神経症や摂食障害は表面に表れる症状の背後にその人の性格的な要因や対人関係の問題が大きく関わっています。そのような性格的な問題を長期的に根本的に改善していくことは薬物療法ではできません。ここから先は心理療法(精神療法)psychotherapyあるいはカウンセリングcounselingなどの心理社会的介入psychosocial interventionの適応になります。

  またうつ病の症状そのものは、多くの場合は抗うつ薬によって数ヶ月で治ってしまうものです。しかし、うつ病の背景にその人の対人関係的・性格的な何らかの問題がある場合、せっかく治ったはずのうつ病が数年で再発してしまったり、あまりすっきり治らずに慢性的に経過することもあります。しばしば見られるのが、自己評価を他者からの評価に頼りすぎているという対人関係的・性格的な特徴です。こうした人の場合、他者からの評価を高く得ようとするあまりに、長期的には自分にとって不利益なことまで請け負ってしまい、こうして周囲からは「いい人」だと見られながら、慢性的に負担を背負い込みすぎることが往々にして起こります。同時に、相手からネガティブに評価されることを恐れるあまり、「No」と言えない対人関係のパターンを伴うこともしばしばです。

  こうした「その人のあり方や対人関係のスタイルにかかわる基本的な問題」を長期的・永続的に改善していくことを目指すのが心理療法(精神療法)あるいはカウンセリングとよばれる治療の目的です。(一般の方々の中にはカウンセリングを「話して楽になること」と考えている人が少なくないのですが、精神科治療における心理療法・カウンセリングはあくまで治療、つまり長期的・永続的な改善を目的にしたものであり、そのような一時しのぎ的な効果を狙ってのものではありません。)本格的な精神療法(心理療法)は、一般的な精神科診察とは違い、基本的には毎週曜日と時間を決めて1回1時間弱の定期的な予約面接を組んでいくことになります。

  このような治療法は「心理療法(精神療法)Psychotherapy」と呼ばれたり、「カウンセリング Counseling」と呼ばれたりします。一般に「カウンセリング」は心理療法(精神療法)でも、認知行動療法的な技法や精神分析的な技法を用いない、非特異的なものを指しています。また「心理療法」は臨床心理士が行う場合、「精神療法」は精神科医が行う場合、をそれぞれ指します。しかしそこに実質的な大きな差異はありません。

  現在、「心理療法(精神療法)・カウンセリング」には、(1)精神分析的(精神力動的)精神療法、(2)認知行動療法、(3)特定の理論や技法を用いない非特異的なカウンセリング、の3つに大きく分けることができます。一般的に、特定の症状や問題がはっきりしており、その改善を目指すためには認知行動療法がより早く確実な効果を期待できることが多いです。一方で、症状や問題が多岐にわたり「その人がその人であることそのもの」の問題、持続的な対人関係の問題や性格的な問題をより根本的・永続的に改善していくためには精神分析的(精神力動的)精神療法がより適する傾向があります。

  当院ではうつ病の性格的背景要因や神経症、パーソナリティ障害など、「その人がその人であることそのもの」の問題の根本的・永続的改善を目的に心理療法に導入することが多いと思いますので、多くの場合は精神分析的(精神力動的)な方向付けを持つ心理療法(精神療法)が行われることになるでしょう。一部の不安障害等については行動療法・認知行動療法が行われることもあるでしょう。ただ、詳細については個々の治療者と相談の上で行っていくことになります。


心理療法・カウンセリングの適応疾患

「心理療法で何ができるか?

  前述のように、心理療法・カウンセリングは、基本的に対人関係的・性格的な問題に対して最も良好な効果を期待できます。

  このため適応疾患として「疾患名」を羅列すると、

(1)いわゆる神経症的性格である、C群パーソナリティ障害。つまり、強迫的なパーソナリティ、依存的なパーソナリティ、対人関係での傷つき易さと対人不安があるパーソナリティ、など。

(2)いわゆる重症パーソナリティ障害であるB群パーソナリティ障害。つまり、境界性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害、ヒステリー性格。およびそれらに随伴する摂食障害など。

(3)社交不安障害(社交不安の症状を示す人たちの中には統合失調症スペクトラム障害がベースにある人たちが含まれますが、その場合はあまり心理療法・カウンセリングは適応になりません。)

(4)パニック障害、全般性不安障害、気分変調症、適応障害、転換性・解離性障害、ストレス関連障害などの「いわゆる神経症」、対人関係の問題

(5)うつ病の背景にある性格的な要因、対人関係の問題

  などのようになるでしょう。逆に言うと、統合失調症、双極性障害(躁うつ病)、老人性認知症、知的障害や発達障害、などは、その疾患そのものに対しては、ここでの心理療法・カウンセリングの適応にはなりません。

  (統合失調症に対する対人関係スキル訓練やその他の認知行動療法、双極性障害に対する対人関係・生活リズム改善療法、老人性認知症に対するレクリエーション療法などはある一定の効果があることが分かっていますが、当院での積極的な心理療法・カウンセリングの適応とはしません。)


当院での心理療法・カウンセリング

  当院では毎週曜日と時間を決めて(通常、毎週1回1セッション45または50分)定期的に行う本格的な精神療法(心理療法)は、その治療が医学的に適応となり本人もそれを希望した場合に、医師または臨床心理士によって行われています。このうち医師による精神療法は保険適応で行いますが、心理士が行う心理療法(カウンセリング)は2026年6月以降は保険診療から切り離して自費として行うようになっています。いずれにしろ、まずは医師による診察を受けてからの相談になります。



心理検査について

機器写真

医学的な必要性に応じて、各種心理検査を行うことがあります。(保険適応内。)

この場合も、医師による医学的必要性の判断によって心理士が実施することになります。心理検査は大変に時間がかかるため、予約枠をとりにくく時間がかかることがあります。ご了承ください。

※2026年6月以降、心理検査を保険診療内で行うことは廃止しました。


こば心療医院こば心療医院

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