2006年生きる”小児がん征圧

(命名 渡 哲也)
チャリティー・コンサート
2006年”生きる”小児がん征圧「天使の泉」によせて・・

                    日新聞社小児がん征圧キャンペーン取材班 本橋 由紀記者

毎日新聞社の「小児がん征圧キャンペーン・生きる」は
96年夏、始まりました。
清水さんをはじめとする「ひとつ」の会のみなさんは当初から、趣旨に賛同してコンサートを続けてくださっており、感謝しています。子ども達にとっては地道に支えてくれる人がいることが力になるからです。

小児がんという病気は白血病、脳腫瘍、悪性リンパ腫などがあります。専門医によると、1万人に1人が発症します。当事者にとってはとても大変な病気です。長期の強力な治療が必要ですし、治るようになったとはいえ、「死」と直面する場面もあります。薬や放射線の副作用で本人とわからないような風貌や体型になることもあります。

近くにいたら、「力になってあげたい」と思うのは自然なことです。でも、周囲にいる私たちは実際に治療に当たれるわけではなく、当事者の気持ちを本当の意味で理解することもできません。
では、どうしたらいいのでしょう?子ども達の声に耳を傾けると、答えが出てきます。


「病気の子としてではなく、ありのままに普通に接してほしい。でもちょっぴり配慮もしてほしい」これは実は意外に難しいのですが、肩の力を抜いて、素直になればよいような気がします。最初の一歩はこのコンサートに来たみなさんは歩み始めています。

次の一歩は本を読んで理解を深めるとか、ボランティアとして何かを手伝うとか、あるいは骨髄提供者(ドナー)になるために骨髄バンクに登録する・・・。

ご自身が無理なく続けられる方法を考えてみてください。きっとその思いは子ども達に通じます。

“生きる”小児がん征圧「天使の泉」によせて・・ 肝芽腫の会 神原結花

小児がんの子供たちのためにいつも歌を歌うことでサポートしてくださっている
皆さんに感謝します。

肝芽腫(かんがしゅ)は小児がんと総称される小児悪性腫瘍の中でもまれなもので、発症率はこども100万人に0.7〜1人と言われています。日本では毎年全国で20人から40人のこどもにしか発症しません。そのため同じ病院に病気のことを話せる仲間がいない上に、病気についての情報を得るにも大変な労力を要します。
 私たちはたまたま近い時期にこどもが肝芽腫になり、神奈川県立こども医療センターで治療を受けました。わずか3人ですが、全国に散在する肝芽腫のこどもを持つ親の孤立感を少なくし、肝芽腫に関する情報を得ることで、治療中や退院後の再発に対する不安を少しでも軽減できたらと思い、会を結成しました。
患児の親だけでなく、その周辺にいる人々、小児がんには全く縁のない方々にも肝芽腫のことについて知っていただけたらうれしく思います。


 親としての私は、自分の子供が小児がんになり、様々な人たちが病気を治そうと
病気のために辛いいろいろなことを軽くしてあげようと一生懸命になっている姿を
見ているうちに『感謝』『ありがとう』という言葉を多く口にするようになりました。
皆さんありがとうございます。        
                                      


2006年 「天使の泉」 によせて
ざいつきげん(レディオ湘南DJ&コピーライター) 

◇音楽の不思議なエネルギーが心を一つに・・・
1996年にスタートし11年目を迎えている「天使の泉」チャリティーコンサートは、これまでに数え切れない程たくさんのに方々に支えられながら開催されてきました。次世代を担う小さな命の大切さを“小児がん征圧”活動を通じて呼びかけている皆様に心からありがとうの言葉を贈ります。
音楽の持つ不思議なエネル
ギーは“聴く人、奏でる人”の心をひとつにしてくれるのが嬉しい

これからも音楽を通して心と心のコミュニケーションの輪を広げながら、子どもたちが可愛くて素敵な笑顔を
取り戻せるように・・・・・微力ながら応援します

                                      ”ざいつきげんの音楽鍋”

ざいつきげんさん

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