戯言日記過去ログ 〜1998/12/31


1998/12/26〜12/31
 ardryが実家に返るというのだが、その日は彼の給料日でもあった。 金があるなら、使わねばもったいないだろう。 つーわけで、ardryのパソコン強化計画を発動〜。 いやまぁ、俺は前々からそそのかしていただけだけどね(^^;
まずはardryのもとバイト先へ。とりあえずここで、ケースを購入。 次にバージョン1へ移動して、MendocinoとGIGABYTEの6BXEを購入。 そのままardry宅へ突入し、組み上げ。とりあえず正規の設定で確認したあと、 早速オーバークロック。とまぁ、流れるように進む(笑)
 そんなこんなで、 ardryのベータ版ページ にある言葉は忘れてやって下さい(笑)。自分がMendocinoに惚れ込んで以来、 周りの人をどんどん巻き込んでいるような気がするが、 気のせいでしょ、多分(^^)

 かくして、大幅に構成が変化したパソコンを持ち、彼は実家に帰っていった。 その後に俺が計画したこと、それは「大須行き」である。
以前から、VRMユニットが欲しいと言っていた。だがしかし、浜松にはない。 ついでにいろいろと欲しいものもあったので、友人I君と共に出かけることにした。 ところが、重大な事実が発覚。カードケースを無くしてしまい、 ほとんど軍資金を引っ張ることができなかったのだ(苦笑)
 かくして、寂しい懐を抱えたまま大須を歩き回る。ちなみにこの日、 もう一つ重大な使命を帯びていたことを忘れてはならない。 バージョン1の店長に、ポセイドン(ある意味有名な水冷キット)を買ってきてと、 お金も預かっていたのだ。自分の買いたいVRMユニットが見あたらなかったので、 本題はいつの間にかそちらに移っていた。しかし、あまり安くない。 歩き回っているうちに、第2アメ横内のパーツショップで面白いものを見つけた。

 その名も「氷嚢君」。ポセイドンのようにすべてセットになっているわけではないが、 なかなかしっかりとした作りの水枕(ペルチェをつけ、熱交換を行う肝心な部分)である。 売っていたのは水枕とCeleron用の固定キットだけだったが、 他の部分(パイプ、ラジエータ、ポンプ)等はDIY関連の売場にあるものが使える。 ペルチェ素子と水枕、固定キットをあわせて買っても1万円ちょっとぐらいと、 なかなか安い。ポセイドンが3万円とかするので、すべて必要なものをそろえても安い。 店長と電話で相談し、こちらにすることにした。
 ちなみにペルチェ素子、店で売っていた最大級のものを購入。 4A(アンペア)の製品でもかなり冷えるということだが、9Aの防湿加工済みの品にした。 別にここまで強力なものを購入する必要はないのだが、 電源などで制御してやれば使用に問題はない。大は小を兼ねると言うし(笑)

 あと、ばかでかいアルファのヒートシンクを使用したクーラーも購入。 一辺が12cmぐらいある巨大なもので、名前は「汎用クーラー」となっているのだが、 何に使うのは普通は想像もつかないだろう。とりあえずの購入理由は、 「なかなか面白いから(^^)」と、「ラジエータに使えるかも」という理由。 大きさはなかなか非常識だが、値段はそう高くもない。 ということで、相談して2コ購入。うーん、面白くなってきた(笑)
 結局、自分の買い物は何もしないまま浜松へ。そのままバージョン1へ行き、 早速遊び始める。例のばかでかいクーラーにペルチェを貼り付け、通電。 おお、あっという間に冷える冷える。さわっていると手が痛くなるレベルだ。 ペルチェの上にプラスチックの容器を置き、そこにぬるいお茶を注いでしばし待つ。 おお、アイスティーになってる(笑)。そのままさらに放置した。おお、凍っている(笑)。
 そんな風にしばらく遊んだ後に帰宅した。

 翌日に行ったらすでにポンプやホースが用意されており、 次に行ったときにはすでに動作実験が終わっていた。早いぞ、店長(笑)
なんでも、動作しているMendocinoの背面で7度を記録。室温が22度ぐらいで、 水温が35度を超えていたそうだ。熱交換は正常に行われているようだ。 しかし、このCPU温度はあくまでも「背面」のデータである。 店長曰く、「コアが凍り付いていた(笑)」だそうだから、コアの温度は確実にマイナスだろう。 そうそう、絶対にまねしないで下さいね(^^)。ちゃんと結露対策をしないと危険です(^^;
 ちょっと話が前後するのだが、店長とメールでいろいろやりとりをしていた。 話題はとりあえず改造一色(笑)。それも結構ヘビーな(^^)
冷却の話題はもちろんのこと、俺がマザーボードを探している関係上、 そちらの話題ももちろんあった。例の赤いマザーは、ちょっと値段が高い。 AX6BCのType-Rはなかなか良い品なのだが、コア電圧の変更が不可能という最大の欠点がある。 そんなことを店頭で話していたら、その日の夜にメールが。 Type-RのDCコントローラチップの情報があり、ちょっとした改造で変更可能なことが判明。 とりあえず俺もデータシートを見てみたが、設定は1.3v〜3.5vと、かなり多彩。 どう考えてもオーバークロック向けのマザーだというのに、なぜ電圧設定ができないんだろう。

 店長とそのことで話していたら、案外簡単に改造ができそうだ。 そういうチップの例に漏れず、設定用ピンをGNDに落とすかどうかで出力が決まる。 このビット情報が例によって2進数配列で、SCSI-ID決定用ロータリースイッチが流用可能。 足をあげて繋ぐだけで、簡単に設定できてしまうようだ。 原理は非常に簡単なのだが、それを実行するのはそう簡単ではない。 足と足の間隔が狭く、ピン自体も非常に細いため、乱暴に扱ったらすぐに折れてしまう。 俺のはんだ技術では難しいだろう。ところが、店長は元々技術畑の出身らしく、 それほど苦にならないようだ。
 俺にも「改造バージョン」のType-Rを売ってくれと頼んでおいた。 はっきり言って、電圧変更ができないという弱点さえなければ、 非常に魅力的なマザーボードなのだ。CPU側でマスクすれば変更可能だが、 あまりそれはしたくない。何より、それでは面倒だ。 電圧可変な赤いボードも良いのだが、いかんせん値段が高すぎる。

 話題ががらっと変わるが、いよいよ1998年も今日で終わり。 自作機に手を出したのが6/21、Webページ公開が3/24など、結構いろいろなことがあった。 そういえば、バージョン1がオープンしたのも今年だったなぁ。
しかし、自作機に手を出してからまだ半年も経っていないのかぁ。 半年でこれだけパーツを買い込んでいるということは、購入前の危惧は正しかったんですね(笑)。 購入当初から使い続けているパーツは・・・。キーボードだけかぁ(爆)
 はてさて、来年はどんな年になることやら。


1998/12/22〜12/26
 なんだか忙しい。年の瀬というような普通な理由ではなく、 ただ単に遊びすぎという説もある。そういえば、年末だなぁ(^^;
一応パソコンの方は、メインマシン/サブマシン共に安定するようになった。 結局、メインマシン用のハードディスクは今年中には入手できそうにない。 98の最大の利点「どのパーティションからでも起動可能」を利用して、 いくつかのOSを共存させているので、現在の9.6GBでもまだ足りない。
 最近のOSとアプリの巨大化には困ったもんである。ハードディスクはもとより、 メモリも64MBではちょっと足りないようだ。でも、メインマシン用のメモリは無茶高い。 何しろ、種類からして「ECC-EDO-SIMM」である。 最大で256MB(64*4)搭載できるのは良いのだが、いかんせん値段が高い。 バルクの品もほとんど無いし、サードパーティー製品は異常に高い。 I/Oの製品だと、128MB(64*2)で定価64K・・・。
 64MB(32*2)なら25K。しかし、これだと64MB->96MBにしかならず、 投資の割に対して変化しないことになってしまう。

 とりあえず、メモリに関してはしばらく我慢かなぁ。 重いアプリはサブマシンでやればいいし、それほど不自由してないし。
だいたい、ただ速さを求めるだけならとっくに自作機にスイッチしてるって(^^;。 組んだ当初は、「とりあえずCD-Rが焼ければいいや」とか思っていたのに、 増設に次ぐ増設で、いつの間にやらスペックはメインマシンより遙か上(笑)
最近いろいろとソフトウェアの最適化を進めていたら、 FinalRealityの結果(Overall)が5を突破(^^;
 これがサブなんだから、世の中よくわからない(笑)。 もちろん、98より速度は上。でも、まだ乗り換える気にはならないんだよなぁ。 「使い勝手」は今のところ98の方がよい。ノーマル状態ならどうかわからないが、 強化してある分まだついていけている。 まぁ、Windows2000とか言うたわけもんOSは動くかどうか怪しいところではある。 使うかどうかも、怪しいなぁ。本当に「2000」かどうかも怪しいし。 2001になったりして(笑)

 この期間で面白かったのが、最近このコーナーの常連になりつつある友人YHFネタ。 彼はいつも俺の「そそのかし」の被害者(^^)になっており、 俺がパーツを買い換えるときにはよくそちらに流れる。 以前のEPoXのマザーボードなども彼が使っているし、その他にもいろいろとある。
で、今回のネタはもちろん「メンドシノ」。彼の現在の構成は、 k6-2-300+Mem128MB+G100+Voodoo2といったところ。 とりあえず金があまりないというので、CPUだけ買っていた。 とりあえず、産地と時期を限定して、安売りのものの中からチョイス。
 とりあえずマザーボードは後でということになった。たぶん、俺のBH6が流れるだろう。 別に何が悪いというのではなく、Type-Rに惹かれているからである。 前回の更新分で「欲しくない」とか書いておきながら、 いろいろと調べていたら欲しくなってしまった。遊び甲斐ありそうだし。


1998/12/12〜12/21
 期間長すぎ(^^)。あまり詳しく覚えているわけではないので、 とりあえず思い出すままに書いていきますかね。
最近すっかりおなじみとなったバージョン1だが、この期間はここを中心としていろいろあった。 まず最初に、G200の増設メモリが俺が買った値段よりも1K安く手に入ると聞いたこと。 ぬぅ、一日遅いよぉ。「入るけど結構高くつくよ」とか言ってたのにぃ。 まぁ、いつも無茶言ってるからいーか(^^;
 次に行ったときには、K6-2の380MHz版があった。購入予定にはなかったが、 現物を見てしまったからねぇ。ちなみに、400MHzのもありました。 そっちは値段が高いことと、AFQ(耐熱限界が低い)であったことから、 購入する気にはなりませんでした。このネタについては、 こちらに譲りましょう。
本当はこの日は、全然別の用件で行ったのですがねぇ。

 本来の用件、それは学校のパソコン調達についての打ち合わせでした。 一応俺は、パソコン研究部に所属している。今まで活動してないけどね。 年度末が近づいているというのに、予算を全然使っていなかったのだ。 これは結構まずい。このままでは、来年度の予算が減らされてしまう可能性がある。 それならと、パソコンを導入することにしたのだ。 部長でも何でもないヒラの部員だが、YHFが次期部長であることや、 ゼミ担当の先生が顧問だったりと、好きに動ける環境は揃っていた(^^;
 今更メーカー製のパソコンなど欲しくない。で、行きつけのバージョン1で組むことにした。 パーツの選定もすべて俺がやったので、かなり趣味に走っている。 簡単にスペックをば。構成としては2台あり、片方がWindows用、片方がUNIX用とした。 まずはWindows用から。CPUはMendocino-300をチョイスし、マザーボードはGIGABYTEのGA-6BXE。 メモリは基本的に128MB(CL=2)だが、もう一台の方を64MB*2にしてあるので、 必要に応じて192MBにすることもできる。VGAにG200、YMF724のサウンド、NIC、32倍速CD-ROMなど。 とりあえずハードディスクは8.4GBとした。
 うーん、なかなか俺好みで贅沢な構成だ(^^)

 もう一台、こっちはUNIX用である。本来ならそれほどスペックを高くする必要はないのだが、 予算の関係と俺の趣味(^^)により、結構いい感じ。
まずはCPU。いつものようにK6-2と行きたいところだが、今回は安定性を考えてP55C-233にした。 K6-2でも問題はないのだろうが、もし万が一相性や互換性問題がでたら困る。 マザーボードはASUSのP5A。メモリは64MB*2(CL=2)。なぜ二枚かと言えば、 上にもあるように構成に柔軟性を持たせるためである。VGAはなぜかこれまたG200。 本当はVirgeとかにしようと思っていたのだが、それでは予算が余ってしまってもったいない。 かといって、今のボード市場で気に入る品はほとんどないのだ。 nVidia系のチップはいやだし、BansheeはXFree86の動作が難しそうだ。 T2R4やPERMEDIA2も考えたのだが、結局お気に入りのG200に。 XFree86の動作も、標準でサポートはされていないものの、すでにサーバは入手してある。 サウンドはSB16-PnP、NICとCD-ROMは同じものを。ハードディスクは6.4GB。
 ・・・とまぁ、これがUNIXマシンのスペックかぁ?(^^)
その他細々としたパーツ類をそろえて、残った予算は2K以下(^^)。 うーん、なかなかうまいお買い物だなぁ。

 これらのパーツを、店長に無理を言って学校まで持ってきてもらった。 とりあえず俺とYHFでWindowsマシンを組み、 LINが店長とバイトのいおりんのサポートで組むことに。 こっちの方は順調だったが、LINの方がうまくいっていない。 どうも、ケースのデキがあまりよくないようだ。あちらが悪戦苦闘しているうちに、 こっちは組みあがった。とりあえずチェックしようとしたが、起動しない。 ちなみに原因は、CPUの差し込み不足。しっかりと差し込んだら起動した。 早速OSのインストールにはいる。今回は一緒に購入したWin98のOEM版である。 そうそう、ディスプレイは飯山のA701GとAcerの15e。このあたりに差別化がされている(笑)。
 やっぱりCD-ROMブートは便利だった。製品版にもつけろよなぁ、この機能。

 さくっとインストールを完了し、とりあえず「安定性や耐久性の評価」 とか称して(^^)、ベンチマークを走らせてみる。
・・・問答無用で速いですな。CPUはどノーマル(66*4.5)だというのに、 うちの自作機よりも全然速い。結果など見なくとも、画面から明らかに違う。 これはCPUが良いと言うよりも、むしろチップセットだろうなぁ。 Mendocinoのコアはそれほど進化していないし、いくらフルスピードでL2が動作すると言っても、 ここまで強烈な差は出ないはずだ。コアやアーキテクチャはK6-2に分があるかもしれないが、 メモリアクセスなどでかなりの差が出てしまっているようだ。 互換チップセットメーカーには、もう少しがんばって欲しいものだ。
 そうこうしているうちに、もう一台も組みあがっている。とりあえずOSのインストールだけして、 その日はお開きとした。

 ここで問題になったのが、置き場所の問題。部室は建設中(^^)だし、 顧問の先生の部屋にはそんな空間はない。作業をした部屋は借りただけだから、 そこにおいておくわけにも行かない。電算機室にしても、盗難が怖い。 仕方がないから(笑)、俺の部屋で保護することにした。
家で作業の続きをしたのだが、LINが組んだ方が結構まずいことになっている。 いくら固定しにくかったからって、ネジを斜めに入れたり、 ネジ山をつぶしちゃまずいぞぉ。どうやら、かなり精神状態が悪かった模様。 言い換えれば、「キレかかっていた」とも言える(^^;
 そりゃそうだよなぁ。ほとんど初心者だというのに、難儀な作業だったみたいだし。 いおりんは「優しく教える」ってタイプじゃないし、店長はいおりんに任せていたみたいだし、 「気持ちよく作業」っていう感じじゃなかったなぁ。ちょっと考えが甘かったか・・・。
何はともあれ、すべてが正常に動作するようになった。これで俺の部屋には、 パソコンが四台鎮座しているということになった。せ、狭い(^^;

 そして19日、DNESの情報を聞くべくバージョン1へ行った。 俺もいろいろと探してみてはいるのだが、どこにも発売情報が出ていない。 今この時期に情報が全くないということは、クリスマス商戦はあきらめたのか? だとすれば、手に入る時期はかなり遅くなってしまう。 早くても来年の1月半ばってところか・・・。 とりあえずメインマシンに2GBのSCSIハードディスクを移動したので、 それでしばらく我慢することになりそうだ。
 で、話は先日のパソコンの話に変わる。「速さ」について話していたら、 いつの間にやらSlot1マザーの説明書をチェックしている俺がいた(笑)
ちなみにこの日、AOpenのType-Rが入荷していた。この製品、 確かにクロックの設定は非常にたくさんあるのだが、実用的な設定があまりない。 実際のオーバークロックで使用するFSBの周波数は150とかではなく、 せいぜい120程度なのである。100から120までの設定がたくさんあるなら良いのだが、 このボードはそういうわけでもない。CPUの動作クロックがあがるのは確かに効果的だが、 現在のIntelのCPUでは、500MHzを越えたときの性能はあまりよくない。 どうやら、L2キャッシュが効かなくなるか、性能が大幅にダウンしてしまうようだ。 AGPやPCIが同期なら大幅に強化できるが、そんな速度で動作するわけがない。 メモリもやばいだろうしね。結局、俺は欲しいとも思わなかった。値段も高いしね。

 しかしバージョン1、Mendocinoに惹かれているときに限って、 なんでたくさん入荷するかなぁ。全部10/27のコスタリカ産SL32Aだし(^^;
この時点で、購入する意志90%(笑)。幸か不幸か、 財布の中身も十分にあったりする。何かの陰謀ではなかろうか(^^)
つーわけで、マザーボードの選定にはいる。最終的に候補に挙がったのは、 GIGABYTEのGA-6BXEと、ABITのBH6。両者の値段差はほとんどないし、 構成もほとんど同じ。6BXEのほうが設定がディップスイッチであるため、俺としては好みだ。 定評もあるし、メーカー的にも安心感がある。ちなみにASUSのP2B-Fは、 フロッピーコネクタの位置がまずいから却下。EPoXは、設定に難あり。 結局6BXEに・・・しなかった(笑)
 最終的に購入したのはBH6。理由として、6BXEはこの前扱ったばっかりだし、 友人I君も使用している。同じでは面白くなかったからである(^^;

 家に帰り、早速作業に取りかかった。ほとんどのものは流用だし、 ストレージデバイスに関してはいじる必要が全くない。 結局、ほんの10分程度で作業完了。ちなみに、一番手間取ったのはアルファのクーラー外し。 もともと無理矢理につけたようなものなので、かなり苦労した。
P5Aはとりあえず、CPUをつけたまま(笑)お蔵入り。 起動したのだが、立ち上がりが遅い。電源ボタンを押してから、 ビープ音が鳴るまでに結構間がある。最初は失敗したのかと思った。 LINの使用しているマザーボード、IWillのXA100ほどではないが、かなり遅い。
 このマザーはディップではなく、BIOSで設定する類のものである。 とりあえずデフォルト(66*4.5)に設定し、Win98を立ち上げてみた。
おー、「不明なデバイス」が続々と。根幹から変化してるから当たり前だな。 しかし、ここですっかり忘れていたことがあった。 ノースブリッジもサウスブリッジもドライバのインストールが必要なのだが、 ドライバはCD-ROMの中。サウスブリッジが使用不可なので、IDEのCD-ROMは使用不可。 SCSIのCD-Rドライブにしても、PCIホストブリッジが動作していないのだから、使えない。 しょうがないから、一回再起動してDOSのCD-ROMドライバを組み込み、 やっと対処することができた。

 大幅に構成が変化し、ドライバの類もだいぶ変更されている。 よって、安定性に多少欠けるが、とりあえずベンチマークを採ってみた。 それまでの日常操作でも速度差があったので、どれぐらいの数値が出るか楽しみである。 FinalRealityの結果では、300MHzだというのに、K6-2-450より速い。 そのままいろいろ作業し続けて、耐久性のテストをしてみる。 しかし、全然問題がない。発熱にしても、ほとんど感じられないレベルである。
 いろいろやったので、初期不良の可能性はほとんどないだろう。 さあ、オーバークロックだ(笑)
Celeron(Mendocino)をノーマルクロックで使用している人はほとんどいないだろう。 ほとんどすべてがFSB100MHzで動作してしまうため、Intelも対策を講じているらしい。 が、この産地のこの時期のMendocinoなら、成功率は非常に高い。 そのあたりはすでに前調べ済み。買うつもりは無かったんじゃぁないのか、俺? まぁ、これは一般常識ということにしておこう(笑)
 普通なら少しずつアップしていくのだが、面倒なのでいきなりFSB100MHz。 電圧はとりあえずそのまま。・・・あっさり起動。さすが(^^;
さすがにそのままでFSB112は動作しなかったが、これは別にかまわない。 例のL2の噂もあるし、十分に速かったから。とりあえず次に、TurboModeにしてみる。 これは、クロックが2〜3%アップするというものだ。 ほんのちょっと安定感が下がったので、電圧を0.1Vアップ。 B21ピンのマスク機能があるので、このあたりは非常に簡単である。 これにより、完全に安定して動作するようになった。

 最終的な動作クロックは463MHz(103*4.5)。おそらくこの数字は、 CPUを買い換えたりしない限りこのままだろう。パフォーマンスは十二分。 OSの再インストールも行い、非常に快適な環境となった。 投資額は3万円弱だが、かなりの強化となった。
元々俺は、Slot1に否定的だった。弱点は多いし、将来性にも疑問がある。 だが、あれほどの速度差を見せつけられてしまうとねぇ。 同じような構成であったとしても、速度が全然違う。 家に部活のパソコンを持ち込んだのは、果たして正解だったのか?(笑)
 今のこの環境、恐らくK7が安くなるまでは変わらないと思います。 ってことは、SlotAへのつなぎってことか(^^;

 Mendocinoを買うなら、今が旬だろう。IntelがPentiumIIとの差別化路線を進むため、 今後のバージョンではオーバークロック対策がとられてしまうことだろう。 現在の品でも、FSB100での動作に失敗したという例がちらほらある。 Socket370のMendocinoになると、成功率はかなり低くなってしまうだろう。 はっきり言ってMendocinoは、PentiumIIよりよっぽど魅力的な製品である。 450同士の対決なら、恐らくMendocinoの方が有利だろう。 たとえ多少劣っていたところで、PentiumII-450一個の値段で、 Mendocinoとマザー、メモリ128MBぐらいは軽く買えてしまう。
 規格外の動作で比較するのもなんだが、ちゃんと調べて買えば失敗率は低いし、 そもそも俺は、Celeronシリーズはオーバークロックが当然だと思っている。 せっかく動作可能な性能を保持しているというのに、 それを使わないのではもったいないではないか。もちろん自己責任によるのだが。

 本当はこの期間、YHFの車で夜通し走り回っていたり、 その他にもいろいろとあったのだが、どうもパソコン関連のネタが多すぎて・・・。
本当なら、この時期は部屋の掃除をしているはずだったのだ。 かつての部屋移動、実はまだ全然終わってない。新しい部屋で一応生活できるものの、 以前の部屋は物置状態。相次ぐパーツ購入と部活のパソコン持ち込みにより、 箱が転がりまくってたり、パーツが転がってたり、ネジが落ちてたりと危険きわまりない。 何回も再インストール作業をしているので、CDが散らばりまくってるし、 ちっとも片付く気配がない。
 学校が休みに入って時間はできたのだが、その分パソコンに喰われている。 結局、掃除どころの話ではない。さすがにこの状態で年を越すのはイヤだなぁ。 とりあえず、あともう少しパソコンをいじってみて、 納得したら掃除に取りかかることにしますかね。


1998/12/9〜12/11
 12/9、この日はゼミ発表の日である。綿密な準備・・・などしてあるわけもなく、 完全に行き当たりばったりである。ここ見てればわかるけど(^^;
ほとんどのゼミ生は協力してくれないし、風邪が長引いてて気分悪いし、 ほかの課題はあるし、いきなり寒くなるしでやる気もほとんどなかった。 モチベーションの維持って難しいんですねぇ。パソコンいじりとかなら、 気がついたら朝だったっていうのが結構ありますが(^^)
 いざ始まってみても、眠いわ目の前にパソコンはあるわで、全然聞いてない。 しばらく巡回していたが、それすらも飽きてしまった。 何しろ、我が大学の回線では非常に遅い。ちょっとページを表示するのにも時間がかかるし、 ストレスがたまるばかり。半分を超えたあたりで、ここのBBSで遊び始める。 最初は「後で消せるからいっか」みたいな気持ちで始めたものの、 あまりにも暇なのでどんどん書き込みが増えてくる。 ardryに声をかけたら参加してきたので、ほとんどチャット状態に。 本当に暇だったんだね(笑)
 最後にアンケートを配布していたが、聞いていないのでまともに回答できるわけがなかった(^^)

 家に帰り、Win95の再セットアップを開始。変換ツールによって動作はするようになったものの、 いまいち安心できない。事実、動作が多少不安定になっていた。 Win95のインストールが終わったあたりでふと気がついた。 「サウンドボードを刺し忘れてる・・・」
そう、UIDE-98を外したことによって、メインマシンのPCIスロットが空いたのだ。 ここにPCIのサウンドカードを刺せば、Cバスデバイスを完全に排除できる。 特に必要性があるわけではないのだが、気分とちょっとしたパフォーマンスアップのためだ。 ちょうどいい具合に、自作機の方にブツはある。動かなくてもダメージはない。 まぁ、YMF724搭載のサウンドボードは、98での動作例が結構ある。 おそらく動くだろうと思いつつ、刺して電源を入れてみた。 ・・・おやぁ?なんで画面が16色(640*400)で表示されるんだろう(笑)

 グラフィックボードには手も触れていないというのに、いきなり行方不明。 他のPCIデバイスは正常に動作してるし、サウンドカードはあっさり動作している。 にもかかわらず、いつまでたってもディスプレイアダプタをインストールすらできない。 何回か試行錯誤しても改善されないので、フォーマットからやり直し。 再度Win95をインストールしてみたが、症状変わらず。 「PCIセットアップユーティリティー」を使用して、設定を確認することにした。
 トラブルの理由はわかった。ビデオカードにIRQが割り当てられていない。 原因は全くもって不明。サウンドボードが一番怪しかったので、 外してみたのだが、それでも症状は変わらない。 このまま考えていても埒があかないので、とりあえず刺しなおしてみることにした。
すると、症状が変化。ユーティリティーによれば、IRQ0を確保しようとしているようだ。 もちろん、そんなものを確保できるわけがない。結局動作はしない。 だが、症状に変化が現れたのは朗報だった。何回も抜き差ししていたら、動作するようになった。 サウンドボードもちゃんと動作するようになったし、ようやくハードウェアの設定が終わった。

 ルータのおかげで、ネットワークの設定は非常に簡単になった。 今までは再インストールのたびにプロバイダの設定表を引っぱり出していたのだが、 設定はすべてルータが記憶している。こちらがすることといえば、 TCP/IPをインストールすることぐらいだ。 たったそれだけでインターネットの使用が可能になる。Win98なら標準で入っているので、 設定の必要はないだろう。いきなり接続してくれそうだが(^^;
 しかし、メインマシンのハードディスクは現在一つ。 いくら特殊なSCSIボードとはいえ、IDEドライブは一台しか接続できない。 自作機から2GのSCSIハードディスクをもってくるという手もあるのだが、 面倒だし、あのドライブは音がうるさいからあまり使いたくない。 結局、購入するハードディスクはIBMの新型ドライブ「DNES-309170」にほぼ決定した。 DDRSと回転数は同じだが、シークタイムの改善、GMRヘッドの採用など目を引く点が多い。 なによりすごいのが、キャッシュの容量。DDRSは512KBと一般的なのに比べ、 DNESはなんと2MB。記録密度も向上しているので、なかなか面白い品である。 もちろん問題もある。最大のものは、「まだ流通してない」ことだろう(^^)

 どのショップのウェブページにも掲載されていないし、話も聞かない。 俺がこの品を知ったのは、IBMのページからである。 ただ単にDDRSの性能確認をするだけのはずだったのだが、偶然見つけてしまった。 確認が一日遅れていたら、恐らくDDRSを発注してしまったことだろう。
どこのページにも載っていないということは、実売価格が全くわからないことを意味する。 定価など存在しないので、いくらになるか全く予想がつかないのだ。 多少高いのだろうが、多少なら気にならない。大きく違った場合は・・・どーしよ(^^;

 次の日、再びバージョン1へ。ハードディスクの相談と、 LIN(情処1種を持っているが、現状には非常に疎い人^^)のCD-ROM破損問題の解決のためだ。 最初の目的と、最後の結果が異なるのはいつものこと。 店を出るときには、LINが新しいCD-ROMドライブを持っていたし、 一緒にいたYHFはフルタワーケースと同じくCD-ROMドライブを持っていた。 俺はとりあえず、「DNESが65K円より安かったら即買う」と言っただけで、なにも買わなかった。 サウンドボードをもう一枚買うつもりはあったのだが、 どうもイメージに合う品がなかったのである。 とりあえずLINとYHFはそこで別れ、友人I君とともにPC-EXPERTへ。 彼はDVD-ROMドライブを予約し、俺はサウンドボードを買うことにした。 ちょっと話していると、ショーケースの中に見慣れない物体が。 なになに・・・「G200増設RAM SGRAM-8MB」・・・なんとぉ!(^^;

 店を出るときには、それも持っていました(笑)
いや、もちろん必要性などありません。珍しかったし、安かったし。 早速帰って付けてみようとしてみたが、PC-EXPERTにあったG200とメモリスロットの形が違う。 あれは見た感じDIMM似、うちのはSIMM似・・・。 ううっ、初期ロット品は悲しいのぉ(^^;
 スロットの形は違えど、動作には支障なし。ちゃんと認識されてるし、 自己満足度はかなり高い。役に立つかどうかは別問題だろう。
うーん、これでビデオメモリ16MBかぁ。I君の持つ「RevolutionIV」の32MBには及ばないが、 俺の使用法で不足することはまず無いだろう。例の不具合さえなければ、 G200は非常によいボードだと思うし、気に入っている。 一時期Rage128が欲しくもあったが、このまま行く可能性が非常に大きくなった。 もちろん、実物を見てしまったらどうなるかはわからない。 画質を保ったまま高速化されていたら欲しくなるだろう。
 もう一枚G200を買う可能性もあるが(^^)。サウンドボードも全く問題はなかった。


戻る