2013年6月17日
駐札幌米国総領事
ジョン・リース 様
社会民主党北海道連合
代表 道林 實
在沖縄米海兵隊の矢臼別移転実弾演習の再開抗議と即時中止を求める要請書(談話)
貴職におかれましては、日頃から日米両国の平和と友好親善に向け努力されていることに敬意を表します。
さて、沖縄駐留の米海兵隊による陸上自衛隊矢臼別演習場での実弾射撃演習において、あろうことか6月11日、155ミリりゅう弾1発が演習場内から大きく外れ別海町内の国有地に着弾する事態が発生しました。言うまでもなく、このことは、地域に暮らす住民の生命と安全、暮らしがが大きく脅かされた事実であり、決して看過できない重大な誤射事故です。
しかしながらこのことに関して、「海兵隊員による操作ミス」という通り一遍の状況が報道されたのみで、現地自治体住民に対しての謝罪や反省など、納得いく説明も充分に行われることなく、15日には演習を強行再開するなど、このことについて強く抗議するところです。
こうしたことは、平和友好親善に背を向けるばかりでなく、平和を願う国民に対する米国の主権侵害ひいては米国の専制支配であるかのようだと言う市民の声に代表される不信の極みそのものであり、平和の冒涜であると言えます。
つきましては、今回の事態を重要視し、貴職に対して次の通り強く要請いたします。
記
1 現在行われている在沖縄米海兵隊による矢臼別移転実弾演習の再開に強く抗議し、演習の即時中止と全国持ち回り移転訓練をとりやめるよう米国政府ならびに在日米軍に要請すること。
2 道民の不安や心配を取り除く道民目線にたって、今回の誤射事故の正確な情報の開示説明と現地含めた周知などを行うこと。
以 上
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