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社会新報号外「札幌圏版」 53号(1) 

止めよう!原発再稼働

 野田政権は4月6日、原発再稼働の判断条件となる原発安全対策の暫定基準を決め、9日に大飯原発3・4号機はこの基準に「おおむね適合」との判断を示し、数日の間に、暫定基準が「安全基準」となるような異様な早さで再稼働に向けた動きを進めています。
 大飯原発の耐震安全評価については、原子力安全・保安院が指示した活断層の連動評価の見直しで、制御棒の挿入時間が基準をクリアすることは確認されていません。さらに、フィルター付きベント設備や免震重要棟の建設など未実施のものは、行程表に入っていれば良いということで、安全対策は置き去りのまま再稼働に見切り発車しようとしています。
 京都府・滋賀県、大阪府をはじめ、関西の自治体の首長が、大飯原発の再稼働に懸念を表明し、世論調査でも再稼働反対が多数を占めています。
 再稼働をさせないために、私たちの声を国に届けましょう
野田首相へ再稼働反対のFAXを送りましょう。FAX03-3508-3441

社会民主党は子どもの未来のため原発ゼロを目指します

 東京電力福島第一原発の大事故は、1年以上経った今も放射性物質による汚染が続き、原因は十分に究明されておらず、国会事故調査委員会が検証を行っている最中です。北海道においても泊原発で事故が起きれば、北海道全体が放射性物質に汚染され、道民の生活破壊はもちろん、農業・漁業・観光などが取り返しのつかない打撃を受け、深刻な状況になります。
 5月5日に、泊原発3号機が定期点検で停止し、国内にある54基の原発が停止し「原発ゼロ」になる日が実現します。「原発ゼロ」を恐れる政府や電力会社は、大飯原発の再稼働に必死になり、「電力が足りない」と宣伝していますが、夏の数時間のための対策は節電や電気の融通で乗り切れると言われています。 
 社民党は、「脱原発アクションプログラム」をつくり、「2020年までに原発ゼロ、2050年までに自然エネルギー100%にする」ための活動を続けています。
 核と人類は共存できません。子どもたちの未来に「負の遺産」を残さないためにも、持続可能で平和な社会、原発に頼らない社会の実現を目指していきましょう。
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