いや、メキシコ伝説 (レジェンド・オブ・メキシコ) 観る前の前座、という感覚で DVD を借りてきたんですけどね、これがもう素晴らしいのなんの。さすがロドリゲス。監督、名前からしてメキシコ。只者じゃあない。
主な内容はアントニ・オバンデラスの歌とギターと銃撃戦。そして何より、メキシコの大地と文化、そしてヒゲ。
どちらかというとシリアスというよりネタとして観た方が楽しめると思うのですが、映画にそういう方面を期待している人には必見な代物です。ぜひ観ましょう。
圧倒的なヒーローの見せ場だけの映画です。アントニオ・バンデラスがあの戦い方で何故死なないのかが不思議なくらい。戦闘シーンではほぼ立ちポーズから二丁拳銃を連射、連射、リロード、連射。10人以上の悪役相手に 1人で戦って、傷一つ負わない。まあこの辺は、ある意味日本の時代劇にも通づるものがあります。
映像は、メキシコと聞いて連想する風景そのもので、乾いた大地に古びた建物。男は皆ヒゲを生やし、女は情熱的。敵のアジトは中途半端に豪勢だけどどこかセットっぽい。全てが期待通りです。
見所はやはり、出だしのバンデラスの歌ですか。アレは本人が歌ってるんですかね? なかなか格好良いですよ。
観るポイントとしては、序盤にヒッチハイクした時、運転手の顔を覚えておく事ですね。
2004-11-07