about : AUSTIN POWERS DELUX の感想(ネタバレあり Ver.)

ここには内容への言及があります。今後映画観賞の予定のある方はご覧にならない事をお勧めします。

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とにかく op をロールしたい

私の愛して止まないものに "ごっつええ感じのけっこう仮面" というものがあるんだが、これと全く同じ手法。オースティンが何かホテルorパーティ会場らしきところを "全裸" で歩き回るだけなんだけど、モザイクは一切使わず、物の遠近や重ね合わせで上手い事隠す訳ですよ。いやこれが秀逸。こんなしょうもない画面を観ながら感心していたのはきっと私だけではないはずだ。

後半では服着ちゃうんだけど、どうせなら全裸で通して欲しかったと思う。

Dr.EVIL

キャラ設定では "世界征服を企む秘密結社のボス" というところなんだけど、こいつのキャラが気に入ってしまいました。何か知らんけど科学力はずば抜けているのに、知能は抜けているという、マッドサイエンティストというよりは、天才と馬鹿は紙一重の馬鹿の方というのが妙にハマる。

あまりにもバカであるがため、言う事は全部抜け作。なので息子がそれに突っ込む役どころになっている。で、その息子が突っ込む度に Dr.EVIL は "お口にチャック!" と言い返す。息子がめげずに突っ込み続けると、その言葉に被せて "お口にチャック!" を連発。その内にムキになって "ビシャビジャビシャー" とか訳分からなくなってきて、適当な中国語風な喋りで息子の口を塞ぐという強引な手まで使ってくる始末。息子とのやり取りは大体こんな感じで何回か繰り返され、見ている内に癖になってくる。

ロケットによる英語の勉強

Dr.EVIL が宇宙に旅立つ時に用いるロケットはチンコ型。劇中それを見た人は一様に "おい、ありゃあまるで…" と言い放つ。だが、その肝心なところで別の人のシーンに切り替わる。だが、切り替わった先でも劇中の人がに "おい、ありゃあまるで…" というのをを繰り返すんだが、ここで上手いのはチンコの英語表現を、切り替わる先のシーンの人物名等に置き換えている点。

"おい、ありゃあまるで…"
シーン切り替わり
"ディック! 見てみろよ、ありゃあまるで…"

とまあこんな感じのシーンを何個も繰り返す訳です。チンコに関しちゃ、これを見れば英語はバッチリって位。dick は有名だけど、"johnson" や "woody" なんて知らなかったよ。そういやウド鈴木の事を "ウッディー" って呼ぶケースがあった気がするが、あれって "ちんこ" って呼んでた訳か。

総括

本編では主人公のオースティンが消沈していたので、オースティンが目立つととどういう風になるのか? が分からない。なので前編も観た上で、このシリーズが良いのか悪いのかという判断をしたい。少なくとも本編は私のお気に入りとなっている。

2006-02-19


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