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少々古いネタながら、"10年前の生活を振り返る" という記事が
ZDNet に出ていた。その内容を少々抜粋すると、
  • 太陽系の惑星の数は9つだった
といったものだった。

そうだ、確かに昔の太陽系は 9つの惑星だった。昔学校で習った事が、
科学の進歩によって変更されてしまったのだ。昔習った事が、今では
変更されてしまっている事は他にもある。例えば国なんかがそうだ。
もう冷戦は終わり、ソ連やユーゴスラビアは無くなった。
ゴルバチョフが SMAP の番組に出たりもする。

この様に世界は常に変わっている。
だが、私の知識は果たして、それに追いついているかというとそうではない。
昔習った事はまるで真実で普遍のものと信じ込んでいたが、それは間違いだった。
あくまで習ったその時の "状態" を習っていただけなのだ。
状態が変化するのであれば、その変化を捉え、状態の認識も更新して
ゆかなければ、その知識は "間違った" ものになってしまう。

間違った知識ほど危険なものはない。
Macworld Expo で Mac を見ようとしたら Apple が参加していなかったり、
彦龍でまずいラーメンを食べようと出かけたら閉店していたり、
学研の学習と科学を買おうと思ったら休刊していたり。
…と、過去のメモを多量に消化しておいて、
間違った知識を他人に教えてしまうなんてのが、最も危険なんじゃないだろうか。
もしくは間違った知識を押し付けて議論になったり喧嘩になったりなど。


そういう事をなくすためにも、知識の更新のための勉強が必要だ。
子供の頃は学校を卒業しさえすれば勉強の呪縛から開放されると思っていたが、
そんな事は決してないのだ。
−以上−

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