南米はチリのとある首都で起こった、ある男の不幸に全南米が泣いている。 その男は 35歳、この働き盛りの男はその盛りを利用し、泥棒を働こうと したらしい。だが門をこじ開けるのに失敗し、塀を乗り越えようとした時、 悲劇は起こった。 塀の上部に仕込まれた杭が、何と彼の尻に深々と突き刺さり、 そして彼はそのまま昇天してしまったのだ。 多分男として、最も避けて通りたい出来事、そしてそれで自らの命を 落としてしまった不幸。例えそれが無法を犯した代償だとしても、酷すぎる。 彼の不幸を忘れないために、杭が刺さったまま昇天した彼の姿を銅像にして 後世の教訓としようという動きも一部あるようだが、多分それは一部の性的趣向の 集団が己が欲望を満たすためであると思われる。 ところで、杭を乗り越える時に杭が刺さるとしても、絶命するほど深く刺さる ものだろうか? 私には甚だ疑問だ。ひょっとすると彼は刺さった瞬間、 ちょっとした快楽を覚え、思わずピストン運動をしてしまったのかも知れない、 そんな風に思っている。 |
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