ゴビ砂漠一面に太陽光発電を敷き詰めると、全世界の電力を供給できる という事がよく言われている。ただ、電力需要はこれからも伸びるだろうし 第一ゴビ砂漠一面の太陽電池の維持コストは馬鹿にならない。 有難い話ではあるが、有り得ない話だ。 といってもこれは現状の設定での話であって、今後の技術革新により効率が 上がれば、いずれ人類が太陽光発電に依存する、そんな日が来ないとも限らない。 何しろ太陽がある限り無限に得られるエネルギーだ、利用しない手は無い。 (宇宙に発電装置を造って、レーザーで地球に持ってくるなんて方法もあるらしい) この様に、化石燃料以外にも色々なエネルギーはこの世に幾つかある。 その内の一つが電気ウナギだ。新江ノ島水族館や岐阜県世界淡水魚園水族館 等は、この電気ウナギの電気でクリスマスツリーを点等させる、という イベントが行われている。 ちなみに電気ウナギ体は、発電すると頭が+で尾が-と、まるで電池として 私を扱って下さい的な構造になっているという。つまり、DC電源だ。 その電気ウナギ電池は、数百V、1A 程度の出力が可能との事。これなら クリスマスツリーどころか電子レンジ位はイケそうな勢いだ。 といっても、残念な事にこの電力を常に発生させられる訳ではない。 この電気は獲物を感電させて捕らえるためのもので、ほんの一瞬しか 発する事はできないらしい。よって、電気ウナギの電力でほかほか鰻丼 という事はできないだろう。 だが、ちょっと考えてみて欲しい。ゴビ砂漠に太陽光発電を敷き詰めるのと 電気ウナギを大量に飼うならどちらがいいだろうか? 発電してよし食べてよし (味はよくないらしい) の電気ウナギこそ、未来の エネルギー危機と食料危機を乗り越える切り札なのではないだろうか。 |
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