最近よく、マスメディアが意見を言う事がある。しかもそれが、 それがさも世間の代表として言っている風を装う事がある。 不正や犯罪を犯した者が謝罪をしたりするのに付け込んで 断罪する者もいる。 相手は不正や犯罪を犯した者だ、ヘタな反論もできやしない。 そこへ付け込んで罵声を浴びせているに等しいインタビューを 垂れ流す。これっていい事なんだろうか? もしマスメディアが報道としてこれを行っているというのであれば 即時止めてもらいたい。 私がマスメディアに期待する事といえば、情報をより正確に、早く、 そして湾曲させず素のままで、中立の立場から伝える事だ。 意見など入れて欲しくない。 何故なら、マスメディアには大きな力があるからだ。ちょっとした 情報の操作、意思の操作などた易く行えてしまう。そしてこの事は マスメディアの意義ではない筈だ。 もしマスメディアがエンタテインメントとしてこれを行っている というのであれば、これは安直過ぎる。 人を扱き下ろす娯楽はよく中年〜壮年の男性が読むスポーツ新聞や 週刊誌などによくある芸風だが、これは今ある物を否定するだけだ。 これは誰にでもできる低級な娯楽で、そして何も生む事は無い。 真のエンタテインメントは、肯定する、もしくは新しい物を創造する。 何故なら、何かを否定するエンタテインメントは、その否定の対象 にとってはエンタテインメントとして成立しないからだ。 そんな物はエセ・エンタテインメントとでも名付けてしまえ。 マスメディアの意見 (という事自体おかしな話なのだが) が報道なのか、 エンタテインメントなのか、はたまた別の何かなのかは知らない。 だがマスメディアという大きな権力の傘の下で意見を言う事は卑怯なのだ という事を知っておいて貰いたい。 意見を言うのなら個人として、責任を持って主張すればよい。 |
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