about : 象の通った後は草も生えない

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この前電車の座席に腰掛けた際、向かいの席が殆ど空席である事に気付いた。
時は朝のラッシュアワーを少し過ぎた辺り、吊革につかまって居る人もいる。
席が空いているには少々不似合いなシチュエイションだ。

そこでふと向かいの空席の足元一帯に、血が広がっている事に気付いた。
しかもそれが、一つの席を挟んだ両隣の 2席に、ご丁寧にティッシュまで
添えられている。

そうか、鼻血か。しかも一つ席を挟んだ両隣で、シンクロ鼻血とは。
こりゃあ確変確定プレミアムイベント級の出来事だ。


しかし待てよ。どうしてそんな鼻血なんか出たんだろう?
朝と言えばむしろ血圧が低そうな印象さえあるというのに、まるで
男子中学生並の血の気の多さだ。

ん?待てよ…男子中学生→鼻血→…ボインか!?
そう言えば、鼻血の 2席の間 1席は全くの無傷だった。という事は、
そこだけ鼻血は出ず、かつ両隣が鼻血を出したという事だ。
そこから推測できるのはただ一つ、そこに鼻血の原因があったという事だ。
よし、判った! 真ん中がボインだ!!

きっとそこには、峰不二子級のボインちゃんがいたに違いない。
そして不二子級の色気にやられた両隣の男共が鼻血を出した、そういう事だ。
−以上−

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