about : 引っ張り隊

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そういえば昔聞いた事がある。イキそうになった時、
キンタマをきゅっと引っ張るとイかないと。

中国では 1979年より一人っ子政策というものを採っている。
これは、人口爆発を危惧して整備された政策であり、一世帯に
設けられる子供の数を一人に制限するものである。但し、
農家や少数民族については厳格な運用はなされていない。

ところでこの一人っ子政策だが、違反した場合は罰金を納める
事になっている。そのため富裕層では罰金を払い、普通に
第二子以降を生み育てる事ができるのだという。

だが、貧しい庶民はそういう訳にも行かない。ただでさえ
子育てには金が掛かるというのに、罰金を支払ってまで
という訳にも行かない。そのため、出生を届け出ずに
育てるという例が増えているのだという。


この様な出生届のなさていない子供を増やさないため、
政府は新たにストーム・トルーパー隊を創設した。
部隊は国民の性行為を庶民のタレ込み、通信傍受、張り込み
で把握し、行為が始まれば赤外線スコープやスパイ衛星等、
最新の技術で現場の状態を常に監視しているのだ。そして
いざ射精となると雪崩をうって行為の現場へ突撃し、
射精寸前の男性の一物をきゅっと引っ張る。
そして男性の射精を食い止めたのを確認すると、
一陣の風の様に去ってゆくのである。


その活躍たるや、一度の射精も許さないという的確ぶりで、
この見事なまでの隊の活躍に庶民は
"セックスあるところストーム・トルーパーあり"
と、畏敬の念を込めて恐れているという。

この様な部隊の陰の努力によって、政策は粛々と履行されて
ゆくのである。
−以上−

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