私がとある商店で買い物をしていると、何故か猫の巣があった。 巣というのも変な話だが、つまりは常時猫が住み着いているらしい、 そんな空間があって、そこには 2匹の猫がいた。 その猫が、私を見つけるやトコトコと歩み寄って来る。 私はそれを、餌をねだるに違いないと見て取った。まあ餌を あげる位は訳ないのだけれど、店の中でそんな事をする訳にもいかない、 私は立ち去ろうと決めた。 だがそこは猫、にゃあにゃあと猫なで声で私の後を追ってくる。 私が歩くスピードを上げても上げても、猫はにゃあにゃあと追ってくる。 最後には店中をダッシュで逃げ回る俺と、それを追いかける 2匹の猫。 何故だ、何故こんな事に。 愚直とも言える程素直に餌を求める猫の顔を見ていると、胸が締め付けられる。 何故だ、何故こんなに苦しまなければいけないんだ。 とうとう俺は店を飛び出し、街中を逃げ走る。 猫はどこまでもどこまでも、俺を追い続ける。 この夢が一体何を具現化したのか、私自身見当もつきません。 |
−以上− |