米国には America's most foolish person という世論調査があるそうだ。 1000人程の電話聞き取り調査で、アメリカ一の馬鹿を決めようというものだ。 これで、4年間連続一位の座をキープしている男がいる。当然今年もブッチギリ 優勝だった。 その男こそ、マイケル・ジャクソン様である。 少年と床を共にしたり、 その事を素晴らしい事だと賞賛したり、 部屋の窓から赤ん坊を差し出してみたり、 裁判費用でネバーランドを売りに出したり、 原因不明の奇病で黒人から白人へと変貌を遂げたり、 そんな功績が認められての快挙と、他人ながら自身の事の様に喜んでいる。 私も馬鹿として名を上げんと欲する志士である。 日々、この厳しい世界をヌルイ感性で生きようと模索して過ごしている。 そういう意味では、彼は私の敵、ライバルの筈だ。 がしかし、彼に対しては、彼に対してだけは、そんな気持ちが湧いて来ない。 それは彼の持つ、生来のスター性の為せる業だろうか? こと馬鹿に関してだけは、彼には敵わない、そんな気持ちにさせられるのだ。 言わば、畏敬の念とでもいおうか。 きっと私の様な凡人には、彼を超える事なんてできやしない。 これこそ、バカの壁というものである。 |
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