about : 結論: ジャポネはうまい

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ケチャップって何だ!?
てゆーか何がケチャップだ! コノヤロー!!

ああ、新年早々取り乱しまして申し訳ありません。
このところですね、ケチャップの野郎が許せないんですよ。
何ですか、あの赤いのは。コミュニストかよ!
とは思いませんが、ええとつまり、しっくりこないんです。

だって、英語っぽくないんですもの。
語感からして、そもそも西欧っぽくないでしょ?

最初はスパゲッティー的にイタリア辺りが発祥の地かと
思っていたんですが、ふと違和感を感じましてね。
色々考えている内に、ムキーっとなりましてね。

しかもイタリアじゃあケチャップなんざ使わんらしいじゃないですか。
イタリアで使うのはトマト・ソースだそうじゃないですか。

じゃあどこから来たの? とバックワードサーチを掛けると、
いわゆるトマトケチャップはアメリカ発祥らしいですね。
で、それはさらに遡ってイギリスのマッシュルーム・ケチャップに、
さらには中国は福建省の鮭汁 (kechiap) にまで遡るのです。

そうそう、バリの音楽 "ケチャ" にそっくりのこの言葉、
語源が東アジアってのは大変しっくり来ます。

ついでに調べてみると、鮭汁とはいわゆる魚醤であり、
トマト風味の欠片もない調味料なのです。
まあその、マッシュルームが入った辺りでもう魚醤とは
縁も縁もない代物になっているとはいえ、恐るべし西欧人。
魚醤をトマト味にしちまうんだもんな。

そして発祥の地がすぐお隣にあると言うのに、敢えて
地球を逆に一周して来たまがい物を普及させてしまう日本。

そんな国だからこそ編み出され普及したナポリタン。
あんなの、イタリアにないですからね。
日本人が遠くナポリ思いを馳せて作りましたって代物ですもの。


そんな国だからこそ、銀座のどまん中でジャポネに出会えた訳です。
この国民性とジャポネの味に感謝致しましょう。
−以上−

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