about : 踏みにくい

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私の幼少の頃には、缶蹴りという遊びがあった。
かくれんぼの応用の様な遊びで、
鬼は他の参加者を発見し、その名前を読んだ後に缶を踏む。
上記処理された参加者はアウトとなる。
この流れで鬼が全員を発見→名前を呼ぶ→缶を踏むとゲーム終了、
鬼の勝ちとなり、先のゲームで最初に発見された者が鬼となり再ゲーム。
但し、鬼が全員を発見→名前を呼ぶ→缶を踏むする前に、
缶を蹴る or 倒すと、鬼はそのままで再ゲームとなる。

このゲーム、昨今のペットボトル化により、ゲームが成立し難く
なっているのではないだろうか。
そしてこの先缶が無くなってしまったとしたら、
それはペットボトル蹴りになってしまうのだろうか。
そして万一ペットボトルさえなくなったら、
その時はこの遊びの存続すら危ういのではないか。
等と、不安を覚えた。

そこで一計を案じた。
缶以外の立つ物を用意し、それに代替させる事だ。
それは恒久普遍に存在する物が好ましい。
そしてさらに環境に配慮し、再利用可能な物であることが望ましい。
これにより幼少の頃に遊んだメモリィを傷つけずに済むだろう。

そしてそれを実現する物を、私は知っている。
缶蹴りは主に男の遊びだ。
男であるが故に常時入手可能で、
立てることができて、
蹴ることができて、
当然再利用も可能でゴミにはならない、
そんなモノを、私は知っている。

ただしそれを利用する場合、
鬼とそれ以外だけでなく、一人立ち役が必要となる。
常時立たせておくには尋常ならざる集中力を必要とするだろうし、
踏まれる時、蹴られる時に激痛を伴う。
そしてそれが、この遊びに新たなスパイスとなる事だろう。

それがナニであるか、もう分かるだろうと思うので、
後は子供たちに任せようと思う。
未来を担う子供たちに。
−以上−

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