about : 鉛筆削り

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来る 2011/11/05、京都で鉛筆削り日本一大会が開催されるらしい。
3分間で鉛筆を削り、その出来栄えを競うのだそうだ。

そう言えば私は、鉛筆削りを手でやった、という記憶はない。
大体小学生になった頃にシャープペンが世に広まったせいもあり、
鉛筆と言えば美術や技術の時にしか使った事がない。
それにその頃には電動鉛筆削りなんて物も世に出ていて、
棒状の物を機械に差し込むと回転してぶるぶると動き、
剥いてくれるという、そんな機械に私もお世話になったものだ。


そんな時代からはや幾年月、今時鉛筆削りなんて見たことも無い、
そんな人も増えている事だろう。

これはいい機会だ、字を書くというのがどういった技術に支えられているかを知り、
技術の有り難味を知るは良い事だ。


ちなみに優勝商品は 240本セットの色鉛筆だそうだ。
およそ 256色というこの色空間は、8bit のフルカラーとほぼ同じ、
素人には見分けも付かない位の解像度だ。

そして鉛筆 1本を削るのに約 3分とすると 720分、12時間が必要だ。
まさに苦行。

この賞品のために、果たして参加者は奮うのだろうか。
−以上−

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