年の瀬に蕎麦を食べる風習、年越し蕎麦。 元は二年参りの人が蕎麦を食べていたのが始まりだったという節ものあるが、 多くは大晦日の晩に蕎麦を食べるというものだ。 どんなに食が西洋化しようとも、 大晦日の蕎麦と元旦の御節・お雑煮という文化は守ってゆきたいものだ。 だが、世の中そうはいかないらしい。 どうやら、年越し二郎という風習が、都心を中心に浸透しつつあるというのだ。 当然二郎とは、ラーメン二郎の事であり、あのこってりして山盛りの 臭いラーメンを喰らうとは、日本文化との乖離も甚だしい。 私も密かに二郎の虜ではあるものの、あれを大晦日に食べるなんて。 何だか背徳的でスゴくいい。 でもそうすると、翌日をどうすればいいか。 さすがにその後で御節・お雑煮は食べられるか? 難しい。 やはりそこは当然、お雑二郎しかないよな。 脂ギトギトのこってりスープに瓦の様な餅、 そこへキャベツともやしを湯通ししたヤツを山盛りに。 そいつを 1.8ロット以内に喰らい尽くす!! こうしてまた、新たな迎春の形態が誕生した。 |
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