スキップ、それは軽く跳ねる事。 気分のいい時等に小粋な感じでステップを踏む事とも言えよう。 そんなスキップを歌に取り入れたものに、キャンディ・キャンディの歌がある。 その一説を引用したい。 おてんばいたずら大好き その、かっけっこ (徒競走) が好きというのは、よく分かる。 競争本能と己が体力の誇示のため、競い合うというのは動物として正しい。 私も幼少の頃から、かけっこは好きだ。 だが、スキップ大好きというのは、ちょっとした違和感を覚える。 確かに楽しい。スキップは楽しい。 例えば、人を小ばかにする時に得意顔でその人の周りをスキップして回ったり。 例えば、いたって真顔で独り、ひたすらスキップに興じたり。 だがこれらの味を知ったのは、大人になってからだ。 子供の頃はむしろ、なんでこんな事をするのかと、疑問にさえ思った位。 つまりスキップとは、大人の味なのだ。 そう思ってみると、ひょっとするとキャンディ・キャンディの歌は、 ちょっとした大人のテイストに満ちている様な気がする。 いたずら大好きなんてのは、いい感じだ。 ほっぺをつねってなんてフレーズは、ややフェティッシュとも言える。 キャンディ・キャンディ、それは幼少期に垣間見る、魅惑の大人の世界。 |
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