人の一生の中には何度か厄年と呼ばれるものがありますが、女性の場合、 この時に厄から身を守るために、三角形が三つ連なった地模様の入った帯を 身につけると良いと言われております。 この模様は鱗紋と呼ばれるもので、厄を避ける魔力があるとされています。 元々三角形というのは、古来より、呪文として「再生」の意味の象徴でした。 古代中国の陶器や日本でも古墳や銅鐸、銅鏡に見られます。 古代呪術信仰では蛇は神の使いであり、家に宿れば繁栄し、 夢枕にたてば幸運が訪れるといわれ、いつしか三角形が三つ重なったものを 鱗紋と呼ぶようになりました 。 現在身近なところでは神社のお守り袋の模様によく使われています。 最近では毎日帯を身につけることが少なくなり、 代わりに【念珠】と呼ばれる「ブレスレット型の数珠」が流行っています。 若い人の間では『パワーストーン』と呼ばれています。多くの意味と願い、 知らず知らずのうちに先人たちの知恵は繰り返すようです。
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