室町時代の終わり頃種子島に南蛮船が漂着し、鉄砲が伝来しました。 漂着した人々はポルトガル人とスペイン人で地図や地球儀、洋服などの南蛮文化を 日本に伝えました。 また航海の途中に通る東南アジアの文化も日本に伝えています。 代表的な物が、インド更紗やジャワ更紗、絣。これは、日本の服飾文化に大きく貢献し、 現在では着物の柄としてすっかり定着しています。 十二単衣の時代には下着だった小袖が表着になって以来下着はありませんでした。 安土桃山時代になってやっと下着としての襦袢が出現しました。 織田信長や豊臣秀吉は、新しい物好きでしたので、 ポルトガル語で下着を意味する言葉『ジュバン』をあてたのでした。 当時、どれだけ南蛮文化の影響が大きかったかが窺われます。
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