作詞・作曲 HEPAFIL
連帯という言葉で、れんげの花を思った
れんげの花でつくった、首飾りのことを
風に吹かれて、やさしく揺れる
みんなといっしょに れんげ
私が摘んでしまったら
摘まれた昔の方を懐かしむだろうか
連帯という言葉は、れんげの匂いがした
首飾りの輪の中で 少し寂しそうなれんげ
連帯という言葉で、古びたおもちゃを思った
使い古されて、壊れてしまったおもちゃ
廊下の隅の日だまりの中
ぽつんと忘れられたおもちゃ
私がなおしてあげたなら
壊れた昔の方を懐かしむだろうか
連帯という言葉は、懐かしい響きがした
新しくきれいになって、少し悲しそうなおもちゃ
それでも生まれ変わりたくないなら
連帯という言葉は 傷ついた痛みがした
使い古されて、ぼろぼろになった言葉
(C) 1997 HEPAFIL