「開かれた県政」を求めて-目次-

会議の公開〜部局編〜


−環境部の考える「対話」っていったい?−



審議会等の会議の公開の件で、まずは環境部から話を聞くことにしました。
なぜ環境部からかというと、環境部では、このほど「環境コミュニケーション」という冊子を発表し、県庁西館2階に環境コミュニケーションコーナーを設けました。

これは静岡県の環境部で平成10年に提案された「しずおか環境戦略 3ヵ年プログラム“HOPE”」に基づく「環境K・G・B作戦」という広報戦略によるものだそうです。
「環境コミュニケーション」、“HOPE”、「環境K・G・B作戦」という言葉が3つも並ぶと、これはいったい何なのだろうという疑問が湧き上がってしまうのですが、(その疑問を裏付けるかのように?)この冊子の見開きには、県が進めようとしている「環境コミュニケーション」の方向が(どちらかといえばかなり一方的に)宣言されています。

でもそこには「環境コミュニケーション」の説明として、次のような重要なことが書いてありました。
「具体的には、行政の施策を構築する際には、県民、企業の参画を求めるとともに、県民、企業、行政が対話するための環境の状況に関する情報の提供、県民等が参加する施策の推進、市町村、関係都道府県、国と連携した施策の推進などを展開していく。」

これを見る限り、環境部においては、何か特別な理由でもない限り、審議会等の会議の公開を求めても、傍聴を拒否されるようなことはないに違いないと考えても、あながち無理からぬところでしょう?
静岡県の考える県民とのコミュニケーションとは、「対話」とは、「参画」とは、いったいどのようなものなのか、環境部の審議会等の会議の公開状況をもとに、ちょっと考えてみようとしたわけです。

さて結果はどうだったんでしょう?

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*平成12年3月22日「環境コミュニケーションコーナーの設置」についての記者発表資料には、「事業の目的」に、「県では、平成12年度の環境行政のテーマを「環境コミュニケーション」として、施策を進めていく。 」とあります。

*「快適空間しずおかの創造に向けた 環境コミュニケーション」は、県の環境政策室に申し込めばもらえます。「環境コミュニケーションコーナー」にも置かれています。

 (つづく)


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