平成10年度通商産業省委託 石綿含有低減化製品等調査研究

 
平成11年3月       社団法人 日本石綿協会

(以下転載)-----------------------

平成10年度通商産業省委託研究報告書目次

    はじめに (1)調査研究の目的
    (2)調査研究の内容
    (3)調査研究の期間
    (4)調査研究の委員会組織

    第T章 石綿含有建材使用建築物の経年変化に伴う石綿の付着状態把握調査

    1 調査目的
    2 調査建築物と使用材料
    3 調査方法
     3.1 試料採取機器
     3.2 試料採取方法
     3.3 試料採取現場記録
     3.4 分析方法
     (1)光学顕微鏡法
     (2)電子顕微鏡法
     3.5 調査結果
     (1)光学顕微鏡法による結果
     (2)電子顕微鏡法による結果
    4 考察
    (1)光学顕微鏡法
    (2)電子顕微鏡法
    5 まとめ

    〔付属資料〕 気流による石綿粉じん飛散実験方法の検討

    1 実験目的
    2 実験材料
    3 実験機器
    4 実験方法
    5 実験結果
    6 実験方法の今後の課題

    第U章 石綿含有建築材料切断時の石綿粉じん飛散状況に関する考察

    1 過去における石綿含有建築材料切断時の石綿粉じん濃度データ
    2 平成8年度、平成9年度委託から得られた情報
    3 石綿粉じん飛散状況に関する考察
    4 まとめ

    第V章 繊維状物質ライフサイクルに関するアンケート調査

    1 調査目的
    2 調査内容
    3 調査方法及び回収結果
    4 調査結果
     4.1回答企業の概要
     4.2繊維状物質製品のライフサイクル各段階における取り組みについて
     4.3繊維状物質製品のライフサイクル全般での取り組み
     4.4国際的な動向への対応等について
     4.5関係する情報等について
    5 まとめ

    展望

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はじめに

    (1)調査研究の目的
    石綿は、大量に長期間吸入した場合に人の健康に影響を与える恐れのある物質として、その使用に当たっては、管理の徹底が必要とされており、ILO(国際労働機関)でも、管理下の安全使用を前提とした「石綿の安全使用に関する条約」(石綿条約)が採択されている。一方、石綿以外の繊維状物質に関しても、その安全性が国際的に議論されてる。
    このような背景の中、平成8年度及び平成9年度において、石綿の安全使用に係るライフサイクルの視点から、施工工場を想定した石綿及び粉じんの発生量の実験及び窯業系建築材料製造会社に安全使用のためのライフサイクルに関する考え方の調査を実施してきた。本年度における調査研究では、安全使用に係るライフサイクルの一つである建築物に使用している石綿含有建築材料の経年変化による石綿粉じん飛散状況を把握するとともに平成8年度、9年度に実施した調査研究のデータ整理と分析を行った。併せて、石綿代替繊維状物質製造企業が製造している繊維状物質の安全使用に係るライフサイクルをどのように考えているかの実態調査を行った。

    (2)調査研究の内容この調査研究では、次の事項について調査検討した。
     (1)建築物に使用している石綿含有建築材料特に外装材料に関し、経年変化(劣化等)による石綿粉じん飛散状況を測定し、その実態を把握した。
     (2)平成8年度及び平成9年度調査研究の成果及び過去の施工現場等における実測データに基づき、窯業系建築材料の発じん状況特に石綿粉じんについてデータ整理を行った。また、特に実験材料の切断粉に関して、石綿含有率等の分析を行った。
     (3)石綿代替物質製造企業に対するライフサイクルについての対応に関するアンケート調査を実施し、その実態を確認するとともに石綿代替繊維状物質の在り方について検討した。


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(3)調査研究の期間
 平成10年度(平成10年8月11日〜平成11年3月31日)

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(4)調査研究の委員会組織

    委員構成

                     データ分析及び測定作業部会
    本委員会      ______ (主査:田中勇武)
    (委員長:田中勇武)       アンケート調査作業部会
                     (主査:二渡了)

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    本委員会 委員長 田中勇武 産業医科大学教授
    委員 東敏昭 産業医科大学教授
    委員 名古屋俊士 早稲田大学理工学部教授
    委員 本橋健司 建設省建築研究所
    委員 本城薫 通商産業省生活産業局住宅産業窯業建材課
    委員 小西淑人 (社)日本作業環境測定協会
    委員 乙黒利和 (財)建材試験センター
    委員 山谷恒夫 (社)日本石綿協会
    委員 間島洪一 スレート協会
    委員 野津雄三 セメントファバーボード工業組合
    委員 峯康晴 日本窯業外装材協会
    委員 富田雅行 ロックウール工業会
    委員 神谷健二 硝子繊維協会
    委員 竹中秀 ウイスカー懇話会
    委員 白木征彦 セラミックファイバー工業会
    委員 鈴木忠能 日本化学繊維協会
    委員 居谷冨士男 炭素繊維協会

    (1)データ分析及び測定作業部会

    主査 田中勇武 産業医科大学教授
    委員 大和浩 産業医科大学助教授
    委員 村山正子 通商産業省生活産業局住宅産業窯業建材課
    委員 小西淑人 (社)日本作業環境測定協会
    委員 富田雅行 ロックウール工業会
    委員 間島洪一 スレート協会
    委員 野津雄三 セメントファイバーボード工業組合
    委員 峯康晴 日本窯業外装材協会

    (2)アンケート調査作業部会
    主査 二渡了 産業医科大学助教授
    委員 村山正子 通商産業省生活産業局住宅産業窯業建材課
    委員 富田雅行 ロックウール工業会
    委員 神谷健二 硝子繊維工業会
    委員 竹中秀 ウイスカー懇話会
    委員 居谷冨士男 炭素繊維協会
    委員 鈴木忠能 日本化学繊維工業会

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実施日程

    項目       8 9 10 11 12 1 2 3月
    委員会
    本委員会 2回 (略)
    データ分析及び 3回 (略)
    測定作業部位
    アンケート調査 3回 (略)
    作業部会
    調査
    報告書作成

委員会開催日

    1 本委員会
    第1回 平成10年8月31日
    第2回 平成11年3月23日

    2 データ分析及び測定作業部会
    第1回 平成10年10月13日
    第2回 平成11年2月18日
    第3回 平成11年3月23日

    3 アンケート調査作業部会
    第1回 平成10年10月30日
    第2回 平成10年11月19日
    第3回 平成11年3月5日

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