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2002.9.23 環境行政改革フォーラム総会発表のレジュメができました。


アスベスト全面禁止までの道すじ−予防原則の実現を阻む省庁の力学とは− (pdf)

    (要旨) 
     質問主意書をひとつの契機として、全面的な禁止の方向が打ち出されたアスベスト。しかし、禁止実現の見通しは依然としてたっていない。

    被害者増加のおそれが現実のものになって、ようやく禁止の方向に踏み出そうとしていている○○省。主要な省庁でありながら、自分たちの施策の結果被害者が出ても、それは他の省の仕事で自分たちには関係ないと、平然と知らんぷりを決め込む○○省。今まで業界に任せきりだったやり方を何とか変えてはみたものの、結局は業界の自主的な判断に委ね、業界の準備が整うのを待とうとする○○省。規制するのは自分たちの仕事、でも規制している物質をなくすのは自分たちの仕事ではないと、はじめから傍観者の立場を強調する○○省。そして、軍備に関係することには反対できないだろと完全防備の様相の○○庁、などなど。

    そこには、国民が思いもつかない摩訶不思議な力関係が見え隠れしている。
    禁止の方針を示しながら、いたずらにその実現を延ばすなら、それは犯罪的ともいえる行為になる。誰がどのような考えに基づいて、予防原則の実現を阻もうとしているのか、アスベストをめぐる考察のつづき。(2002.9.15)


浜岡原発差止裁判に参加して〜こんなことがよくわからない〜 (pdf)
    (要旨)  
     想定東海地震の震源域のほぼ中央に位置する浜岡原発。ついに差止裁判は始まった。
    訴えた人(私たち)と訴えられた人(中部電力)。対立に次ぐ対立。そこでは「震源域」や「活断層」という基本的な用語の定義すらも争点になる。

    想定されるいかなる地震力に対しても安全性は保たれると言い切る中電。本当に地震は想定された範囲でやってくるのか?根本的な問いに答えは見出せないまま、押し付けられた「安全」の中で、裁判が示してくれた膨大な争点とともに生きる私たち。(2002.9.15)


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