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2000.7.8   7月16日に、東京文京区で「ノー・モア・アスベスト2000 in 文京」実行委員会主催のシンポジウム・交流会が開かれます。(実行委員会より送られたちらしを転載させていただきます。)

-------呼びかけのちらしより〜全文転載〜

  ノー・モア・アスベスト 2000 in 文京
 〜 NO MORE ASBESTOS 2000 IN BUNKYO 〜

 1999年7月、保育園児が隣にいる中で行われた「文京区さしがや保育園の改修工事」に伴う吹き付けアスベストの飛散は、アスベスト対策では先進的とされる東京都内でも、吹き付けアスベストやアスベスト含有建材の除去に関する、自治体の体制や指導ができていない実態を明らかにしました。

 アスベストの飛散と対策は、決して過去のものではありません。既に他の自治体で起きてきた可能性、日本のどこでも繰り返してはならない事態が、建築物の回収や解体時期にあたる今後、他の自治体でも起きる可能性が高い、と私たちは考えます。

 アスベストは発ガン性等の有害性が明らかであり、吸入濃度と健康影響の関係が確立している数少ない物質です。現在日本では毎年600名近くの方が、アスベストに深く関連する悪性中皮腫で亡くなられています。肺ガンの増加の一因である事も言われています。アスベストの環境対策が十分たてられるかどうかは、ダイオキシンやディーゼルによる浮遊粒子状物質等、今後対策を要する環境での有害影響物質の試金石なのです。

 さしがや保育園での工事から1年を機に、アスベストの環境ばく露を受けた被災者や関係する個人及び団体が集まり、今後の環境でのアスベストばく露をなくす対策、万が一被災した際の救済制度の確立、今後必要な様々な働きかけを論じあい交流します。
 是非、多くの皆さんの参加を呼びかけます。

  日 時: 2000年7月16日(日) 13:30〜17:00
  場 所: 文京シビックセンター 3階・障害者会館会議室(保育あり)
  参加費: 500円(資料代込み)
  当日連絡先: 070-5105-4106(永倉)

〜プログラム〜

≪第1部 報告≫
 ・ビデオ上映−さしがや保育園
 ・さしがや保育園アスベスト飛散の経過−さしがや保育園父母の会・会長
 ・文京区情報公開による区有建築物の現状
 ・職業性アスベスト被災者からのメッセージ

≪第2部 シンポジウム−アスベストの環境ばく露をなくすために≫

 ・マリ・クリスティーヌさん 市民として東京女学館と阪神大震災のアスベスト飛散
 ・大越慶二さん(アスベスト環境コンサルタント) アスベスト含有建材除去の現状
 ・村山武彦さん(早稲田大学理工学部助教授 リスク論) アスベストの環境でのリスク
 ・長松康子さん(さしがや保育園被害を考える会 副会長)
≪終わりに≫
 ・要請文採択  ・「ノー・モア・アスベスト」 森 英記さん

主催   「ノー・モア・アスベスト2000 in 文京」実行委員会
【賛同団体】  アスベスト根絶ネットワーク/さしがや保育園アスベスト被害を考える会/日本消費者連盟/石綿対策全国連絡会議/なかの人と環境を考える会/下川入環境を守る会・鈴木昌子
連絡先 アスベスト根絶ネットワーク 代表 永倉冬史(TEL&FAX 03-3363-0917)

----------------------------転載終わり


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