HOME

2000.2.25     静岡県と静岡市の新エネルギー推進施策について


静岡県と静岡市に、新エネルギー推進施策について聞いてみました。
(一部不正確な部分があります。詳しくは今後の説明によりご確認ください。)

-------------------

静岡県:担当 エネルギー対策室(054-221-3498)

1 新エネルギー導入研究会

・新エネルギー導入研究会(14名)を設置して検討中(委員名 略)
・来年度中に提言のような形で意見としてまとめる予定
・現在までは2回会議を開いた(1回の時間は1時間半〜2時間程度)
・来年度中は4回を予定
・「しずおか新エネルギー導入ビジョン21」の見直しも含めて検討する予定

*「しずおか新エネルギー導入ビジョン21」
 平成8年3月に、「静岡県新世紀創造計画」のエネルギー部門として、新エネルギー等の導入促進に間する施策の方向を示す基本計画として提示されたもの。1996年度を初年度、2000年度を途中の目標年度、2010年度を最終目標年度年として15年間の導入の指針を示した。
 急激な伸びを見せている風力やそれほどでもない太陽光発電など、実態に合わせて種別ごとに数値自体を見なおす必要があると考えて、この研究会で今後の数値目標を再検討することを考えているという。

*この研究会が、新エネルギー推進のための施策の検討や、導入プランの数値目標を変更することを検討するのであれば、審議内容は県民の生活とかなりかかわりを深く持っているので、傍聴などを認めるようにお願いをしている(検討するという)。
*現在の扱いとしては、このような研究会があることも公表しておらず、インターネットで流している審議会等のリストにも入れていない。 また、会議録も非公開という。

2 アンケート調査
 1月末を締め切りとして、家庭編、企業編、自治体編のアンケートを実施した(アンケート用紙参照)現在、概略をまとめたところ。まとまれば公表できる。

3 その他の施策

・しずおか風トピア(ふうとぴあ)街道
 現在、御前崎風力発電施設(マリンパーク御前崎)・大東海洋公園風力発電施設・中部電力兜l岡町佐倉の風力発電施設の3基が設置されている。(運転状況をインターネットで公表)

・市町村に対する助成
 県は、市町村の行う新エネルギーの導入に対して助成をすることができる。(別紙参照。現在どのような助成が行われているかは不明。)  (富士宮市、袋井市に続いて、4月から、静岡市と浜松市が一般住宅の太陽光発電施設に対する国の助成に上乗せすることを決めている。)

・畜産バイオマスの研究(家畜衛生室 221-2706)
 糞尿をメタン発酵させ、発生するガスを暖房用として使用するため、市販されている浄化槽の改造などについて研究中。主な目的は浜名湖周辺の河川や湖の汚染防止。今年度から3年間の予定で研究を続け、実用化に向けた結論を出す。
 直接の担当は中小家畜試験場(菊川)。見学については聞いて見なければわからない。
 予算は施設費として500万、研究調査費として200万円(1年間分)。
 課題は、冬の暖房が必要な時期にメタンガスの発生が低下する点。

・グランシップでコジェネレーションを運転中
*見学申し込み済み、日時は未定。見学には時間は余りかからない、簡単な説明ならできるということ(担当 グランシップ総務課 054-203-5713)

・沼津運転免許試験場
・4月から、新しくできた文化芸術大学で太陽光発電施設が動く(20kW)。
・県立美術館の温熱利用システム(見学申し込み予定)

3 現在議会開催中で質問も予定されている。議会が終われば説明できる。(3月中旬後を予定)

---------------

静岡市:担当 企画調整課(221-1020)

1 新エネルギービジョン策定

・昨年夏頃から、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成を受け、新エネルギービジョン策定委員会を設置し、新エネルギービジョンの策定に取り組んでいる。(助成金額は750万円くらいの予定)
・2月25日、第3回目の委員会を開催して報告書(ビジョン)の最終取りまとめを行う。3月中に取りまとめて、数100部程度作成して関係機関等に配布する予定。(概要はインターネットでも公表する予定)
・策定委員は11名(委員名 略)。
・3回限りで時間の制約があったため、審議過程を公開するなどの対応はできなかったという。

・アンケート調査を行った。
 選挙人名簿の住所コードから等間隔に抽出した市民758人にアンケートを送った(0.2%)。回収率は291人で、38.4%。取りまとめた結果はビジョン(報告書)の中に示されている。(資料参照、正式には作成が終わった段階で公表する。)

2 太陽光発電施設の助成
 来年度から、NEF(新エネルギー財団)の助成を受けた一般住宅の太陽光発電施設に対して、市が上乗せで助成することを決めた。100万円(国の助成)+50万円(市の助成)で、システムの約半分程度が補助できると考えている。
 予算は500万円(10人分)だが、国の助成を受けた人がいれば助成することにしている(昨年の実績が9人だったことから。足りなければ補正を組む。)

3 来年度、500万円の予算で、井川地区の風の状況の調査等をする予定。(県立公園の問題などはクリアできる前提で考えている)。これは企画調整課で引き続き担当する。

4 新エネルギーの推進については、今後は環境保全課が直接の担当となって、環境基本計画の一環として推進していくことになる。ビジョンの実施にあたっての検討や見直しなどは、環境基本計画の点検作業の中で行われることになる。市民の意見はその中で反映されることとなる。

5 ビジョン(報告書)ができあがれば、詳しく説明することができる。(3月下旬頃を目途に、内容についての詳しい説明をしていただくことになっています。)



このホームページに関する御意見、御感想は
ヘパフィルター(E-mail:hepafil@ag.wakwak.com)
までお願いします

ホームページ 目次 次ページ メール