オーテックザガート写真館


ここでは、出会うことも希なオーテック・ザガートと、過去から現在までにザガートが手掛けたクルマ達の写真を紹介していこうと思います。
とにかく、稀少車種だらけになること間違いなしの写真館なのですが、私一人では撮影できるクルマにも限りがあります。
そこで、稀少ザガートのオーナーの皆さん、貴方の愛車の写真を送って下さい。
電子メールもしくは生写真でもOKです。
将来は、御連絡頂いた皆さんと「ザガート・ミーティング」でも開きたいなどと、見果てぬ夢を持っております。


オーテック・ザガート編

御存知、私のZagato Gaviaです。

お隣のジェミニは、珍しい純正の赤をまとったイルムシャー・ターボ。
オーナーは、お仕事の傍らクルマ関係のエッセイを出版されている、「杉本氏」。
彼のジェミニは、10万キロを越えたとはとても思えぬ程、美しいクルマです。
こちらのZagato Gaviaは、平成12年の正月イベントで知り合ったオーナーさんのクルマ。

会場に行ったら、突然、このクルマが止まっていて驚きでした。
よく見ると、グリルの塗装が、私のとちょっと違う。
でも、私のクルマとは1番違いの製造番号でした。
流石は、手作り。  1台1台微妙に違う!
ダーグ・ブルーとガン・メタのデュオ・トーンのZagato・Gavia、こんな配色があったなんて初めて知りました。

このクルマのオーナー氏は、私のHPにアクセスして頂き、お知り合いになりました。
それにしても、シックな色合いです。

なんと、未登録車をご購入されたそうで、既に5万キロも乗ってしまった私には、羨ましい限りです。
さて、お知り合いのyowさんより、オーテックザガート・ステルビオの全色揃い踏みのお写真が送られて参りました。
この圧倒的な迫力を見よ!  これで、あと10年は戦えるッス(何と?)
で、下が、yowさんの作った1/43オリジナルモデル(完成品)のステルビオの全色揃い踏み!!
限定で10台の販売だけど、まだ完売じゃないようなので、欲しい人は早めにGETだ!

 遂に、STELVIOオーナーから、愛車写真のご提供がありました。

 オーナーのkaz_kaz氏は、ALFAROMEO GT1600Jr(1973年)に10年以上もお乗りの生粋のカーマニアで、このSTELVIOは、絶対手放さないという前オーナーに3年以上も通い詰めてようやく手に入れたという極め付きの一台です。

 流石に惚れて通い詰めただけの事はあり、非常に美しい状態に保たれています。

 STELVIOというと、ザガートレッドのボディカラーを連想してしまいますが、ガンメタ(ブラックメタ?)のボディカラーもよく似合ます。

 このクルマはシャシNo.が、AZ1−0020で、内装がタン・カラーだということで、かなり街中では目立つ存在なのでしょう。

 それにしても、このクルマを「醜いクルマ」と称する一部の訳知り顔の自称カーマニアの連中は、どこを見てその様なたわけた事を言うのでしょうか?

この迫力のフロントマスク!
造形美溢れるテール処理!
そして、隙のないボディラインを見よ!!

 何年経とうとも決して色あせないデザインこそ、ザガート・カーの魅力なのです。


 続いては、噂のザガート・オーナーの登場です。
この方は大阪にお住まいのK氏で、御覧の様にオーテック・ザガートを2台所有されるという、生粋のマニアです。
 氏もまた、アルファからの乗り替え組で、やはりアルファロメオとザガートの因縁浅からぬ関係が伺えます。

 このガビアの方は、上から2段目の車両と同じ個体なのですが、その隣のステルビオは本邦初公開なのです。

 実は、最初にザガート・ガビアを購入され、その毒気に当てられたK氏は、どうせならステルビオも所有してしまおうと考えられ、八方手を尽くして車両を探し出し、遂に東京でこの個体と巡り会われ、購入に至ったという、恐るべき執念の持ち主なのです。

 このステルビオは、kaz−kaz氏のステルビオと同じブラック・メタリックを纏っています。

 私も実際にこのお車を拝見致しましたが、想像以上にブラックメタリックが似合っていて、とてもシックな雰囲気でした。

 残念な事に例のFRP(カーボン・ファイバー)のボンネットに幾つかの小さなクラックが発生しており、オーナー氏も非常にそのことを残念がっておられましたが、やはり、オーテックザガート系のクルマはボンネットに問題の発生する頻度が高いようです。

 ガビアなどは、ボンネットが反り上がる傾向があり、ステルビオはクラックの発生などが起こる可能性が高いようです。
 
 さて、この個体の内装はブラックで、縫い取り糸がタンという洒落た仕様でした。
 加えて、シートの縁取りもタンで縫い取られていて非常に見栄えが良く、あつらえの上質さが伺えます。

 それにしても、僅か110台+α程度の生産台数で、こうまで1台1台の仕様が違うとは思っていませんでした。
これも又、ザガートというカロッツェリアを理解する上で、貴重な資料になることと思います。

 最後に、ステルビオのボンネット組み込みバックミラーが良く解る写真を見て貰いましょう。
 オーナー曰く、「ミラーの半分は車体が写る」と言われるように、如何にも後方視界は悪そうな位置に取り付けられています。

 また、このミラーの為に、車体のウエストラインに段差が施されていることが良く解るでしょう。
 この段差は、御存知の通りに全て手叩きで仕上げられたアルミ・パネルで構成されており、ザガート工房の技術の高さが理解できます。

 特に、機械プレスでは絶対に表現できないエッジの程良い丸みといい、フロントからブリスター・フェンダーを経て、ドアに移るラインの巧みさといい、眺めていて見飽きることのない美しさが非常に魅力的です。 

 さて、お次は四国にお住まいのMIT1さんのSTELVIOです。

 この個体は、珍しいガンメタリックで、詳しい内容がオーナーのMIT1さん自らメールしていただきましたので、ここに一部ですが掲載しておきます。

 『私の購入するステルビオは車体番号がAZ1−0021で、平成6年9月初年度登録の女性のワンオーナー車(業者引取りまではとのこと)で走行距離は3万9千Kと低走行で条件は良いほうでした。』

 おお、kaz_kaz氏とは1番違いのクルマですな。
なるほど、元は湘南方面で生息していたとの情報なので、たぶん、同一時期に販売されたのでしょう。


『女性がオーナーだったせいか禁煙車のようで内装が比較的きれいなのですが、残念なことに助手席前のパネルが割れています。また、ステレオのヘッドユニットがボーズサウンドシステムからSONYの1DINに変更されております。』

う〜〜む、やはりウォールナットのパネルには皆さん苦労されているようですね。
 私のガビアも同様ですが、とにかく直射日光厳禁,取り扱い最注意を心がけても何時の間にか、新たなクラックが発生しています(泣)
もう、最近は諦めモードですね。

さて、続いてオーナー氏のレポートです。

『ところが外装には少し難が有り、ボンネットとトランクの塗装が少しぼけてしまってます。FRPへの塗装は簡単にボケてくるのでしょうか?』

そういえば、K氏も同じ事を言われていましたね。
STELVIOはボンネットが弱点??


『また、マフラーのタイコを打ちつけた際にテールパイプがリヤスカート部と干渉したらしくテールパイプ上部が少し割れてしまってます。』
『しかし、これはあまり目立たず、また、簡単に補修できそうでもありました。』

どうやら、ここは納車時には補修されていたようです。
また、助手席のウッドパネルも同様に修復されていた模様で、なかなかキチンとしたショップさんですね。


『しかしながら、エンジン、ATおよびエアコン、パワステ等の補機の状態に全く問題が無かったことから、総合的に判断した結果、購入を決定しました。』

まあ、4万キロ弱の走行距離だったら問題ないでしょうね。


『しかし、ステルビオには専用の取り説や記録簿のほか立派な冊子のパーツリストまで付いてくるのですから少しびっくりしました。』

それは良かったです。
純正で付いているブック類は揃っているのは嬉しいですよね。

 さて、最後に、気になる画像が・・・
オーナー氏も疑問に思われているフロアマットなんですが、確かにSTELVIOの刺繍が施されています。
 これが、オリジナルで付いていたのでしょうか?
 どうも、後でオーナーが作った様にも見うけられますが、実際のところはどうなんでしょうか?

 詳しい経緯をご存知の方は、ぜひともご連絡下さいませ。

追記:このマットは、夏用にザガートジャパンが用意したものという情報を頂きました。
どうもありがとうございました。

ステルビオ亜種?


 さて、久々にステルビオの個体をご紹介しようと思います。

 この個体は、私のHPを見て頂いた「浜岡」様か御投稿頂いた物なのですが、まずは、浜岡様のメール内容をお読み下さい。

「さて、私は今までに5台位の個体と遭遇したことがあるのですが、先日11月20日東京銀座にて奇妙なStelvioを見かけました。」
「StelvioのStelvioである証、ボンネット ビルトイン フェンダーミラーが無く、いわゆるドアミラー装着車です。」
「路上駐車中でオーナーの方もいらっしゃらず、詳細不明です。」

ということで、早速、お願いして画像を送って頂いたのですが・・・・

「こ・これは!!」

 ご覧の通り、ステルビオ最大の特徴でもあり、批判の元とも言えるフェンダーミラーが綺麗さっぱり消え去っております。

そして、ドアに新設されたミラーは、一見するとガヴィアのショーモデルに取り付けられていたミラーに似たものが装備されています。
 しかし、見ていただければ判りますが、この車両の見事なモディファイは一見に値すると思います。
どう見ても素人仕事とは思えないフィニッシュは、それがザガートで施されたものなのか、それとも、に国内の優れた職人のワザによる物なのか?は、釈然としませんが、破綻のない見事な作品です。


では、最後に氏の撮影データを。

撮影データ
東京都中央区銀座 ミキモト前 路駐中
2001年11月20日午後2時30分頃
撮影機種:写るんです
仕事中に偶然発見。急いで用事を済ませたところ、まだ路駐中。
慌てて写るんですを買いに走る。

それにしても、まだまだ私の知らない車両が存在しているようです。
まさに1台1台が微妙に異なるザガートカーですね(笑)

もしも詳細な情報や、オーナー様を御存知のお方は、是非ともご連絡頂きたいと思います。
補足

この個体に関しては、ステルビオの最終型で有ることが判明しました。
最後に生産された数台(詳しい台数は不明)が、ボンネット埋め込みのバックミラーからご覧のドアミラーに変更されて出荷されています。
(カーマガジンに記事有り)
いずれにせよ、大変貴重な遭遇であった事は確かです。
情報、ありがとうございました。
更に補足

このステルビオについて、ホームページをご覧になられた方から情報がありました。

実は、このステルビオは日本の某レストア工房においてボンネットを「アルミ手叩き板金」によってワンオフされた個体であるとの情報がございました。
残念な事に、板金を行った工房名については「秘匿」して欲しい。とのご要望でしたので、詳細な内容は公開出来ませんが、いずれにしても、極めてレアな個体で有ることが判明いたしました。
現在、この個体のオーナーであられる方の情報等を熱望しております。


またも、ブラックメタリックが・・・

久々に新たなステルビオの個体をご紹介します。
F市在住のオーナー様よりのメールを頂き、無事、掲載の運びとなりました。
既に14万キロを走破した個体だそうで、今のところ、特に問題となるトラブルは発生していないとの事です。(ブレーキ性能は不満だそうです)
今時の国産ベースとはいえ、10万キロ超でノントラブルというご報告は、この種のクルマとしては大変有り難い情報でした。
これからもレポートよろしくお願いします。


そして、遂に待望の「赤いステルビオ」が!

関西方面にお住まいの「やっちん」様のステルビオです。
遂にザガートレッドも目映い「真紅」のステルビオの登場となりました。

左フロントフェンダーの後付っぽいコーナーポールがいじらしいですが、冗談ではなくステルビオの外装補修代金はシャレにならない価格ですので、至極真っ当な安全対策といえるでしょう。

シャシb`Z1−062との事です。

さて、ここからちょっと羨ましいお話になるのですが・・・

このステルビオ、実はお父様の所有だそうで、殆ど乗っていない状態だったそうです。
それゆえに、4番目の画像のような信じられない走行距離で保管されていた訳です。
この画像は目の毒です。
(特に相当な距離を走破した私にとっては!)

最近になって、やっちんさんが乗り始めたそうですが、勿体ないのであんまり距離を延ばさないでください。
(大きなお世話)

ご投稿、どうもありがとうございました。
今後とも、宜しくお願い致します。


家宝は寝て待て。
ブルーメタのステルビオです。

極めて稀少なボディーカラーのステルビオを紹介出来る事となりました。
ご覧の様に、ダークブルー・メタリックを纏ったステルビオです。

ステルビオの塗装色はその殆どがザガートレッドで占められているのですが(ザガート側からは全車レッドの塗色で。という提案がなされたのですが、AJ側からは塗色のバリエーションを求められ、5色の設定となったようです。)、その割合はかなりレッドが多く、レッド90%:他の4色10%といった割合だったようです。

中でも、このブルーメタとシルバーはかなり台数が少ない。という情報をメーカーサイドから頂いていますのでオーナー様からご連絡があり、且つ写真掲載が出来たのは僥倖であります。
(ステルビオ/ガヴィア系のオーナー様からご連絡がある時点で、かなりの僥倖だとは思いますが・・・)

さて、この画像は関東にお住いの「アンク」様よりご提供頂きました。
ご覧の通りのブルーメタのステルビオです。
但し、既に生産されてから10数年が経過した準旧車?ですので、エナメルラッカーで塗装されたボディカラーのダメージや、車体外板の痛みに補修が成されていない車両は少なくなってきている状況で、アンク様のステルビオもボディ・外板共に相当、手を掛けられたそうです。
オーナー様は、かつてはBMW850(ひ〜)をご所有されていたそうですが、紆余曲折有って、この個体に落ち着かれたそうです。
これからも大切にお乗り頂きたいものです。


さて、御覧の通り、STELVIOとGAVIAの2台のZagato Carの写真が多くなってしまいました。
後は、アイボリーとシャンパンゴールドのデュオ・トーン,それに、巷で噂の全身真っ黒なGavia。
そして、Stelvioはなんとしても全てのカラーのクルマの写真を、ここに収めたい物です。

 勿論、他のZagato作品をお持ちのオーナーの方の愛車のお写真もお待ちしております。

是非とも貴方の愛車の写真を、ここに飾らせて下さい。

御連絡はこちら!


ザガートデザイン編
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