エンジンのチューニングに関しては、御存知のようにレパード用のVG30DETを利用し、オーテックにてエンジンのフル・バランス取り、ならびに吸排気系のフィニィッシュを加えた後、ターボ・チューンで出力を290PS,41.0kg/cm3まで高められたが、後の量産車に付けられた取扱説明書にはなぜか280PSと記載されており、これが我が国の自主規制に合わせる為のものであったのかどうかは、不明である。
なお、非公式ではあるが、ステルビオ及びガビアの実際のエンジン出力は、シャシ・ダイ等で複数のオーナー諸氏が計測したところ(私も実際に計ってみた)、限りなく300psに近い数字であったという事実をご紹介しておく。
また、足周りはワイド・ボディー化に伴い各部の変更をおこなっているが、主にブレーキの強化、サスペンションの変更等が中心であった。
特にサスペンションは全面的に見直されており、時期的に車高調節は不可能だが8段階に減衰率を変更できるショックが奢られ、1台1台再調整を施した後、オーナーに渡されていた。
ザガート・ガビアの純正アロイ・ホイール
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