前代未聞の超高価格



 1989年当時の国産オーナー車では車両価格800万円のホンダNSXが有名であるが、オール・アルミ・ボディを持ち、NAで280馬力を叩き出したV6−3000・DOHC・VTECをミドに搭載した本格的スーパースポーツに較べると、不人気車2代目レパードをベースにして変哲のないV6ターボ・エンジンを搭載したAT車が件のNSXの2倍以上の価格というのは、どう控えめに見ても「暴利」としか一般のカーマニアは思わなかったであろう。
 事実、私も当時にステルビオの雑誌広告を見て「この販売価格、誤植してるよ。1870万って、870万の間違いなんじゃないの。」と、大笑いしたものだ。
 更に当時は870万でも高いと思っていた事も事実。(何も情報がなかったのだから、仕方ない)
もっとも、今でもとても手の出せる金額ではないのだから、大笑いしてるしかないのが現実である。

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