伝統のZ・エンブレム


 ザガートモデルの証として、クルマに取り付けられるZの形をしたエンブレム。
上方に「Zagato」下方に「Milano」の文字を配した極めてシンプルなもので、通常はフロント・フェンダー後方に取り付けられる。
基本的にクルマのメーカー・エンブレムは車体の前後に、カロッツェリアのエンブレムは車体の左右に、というパターンがイタリアでは一般的な作法となっている。
 ザガートの歴史は80年以上あるので、このエンブレムも初めから取り付けられていたわけではなく、このエンブレムが使われだしたのは1950年代末からで、それ以前は異なった形状の物が使用されていた。
 近年では1993年のアルファロメオ・RZ,ランチア・ハイエナ・ザガートに、このZ・エンブレムが使われている。
それ以降の車両には別デサインの物が用意され取付られているが、単なるデザイン変更なのか、ザガート社内での管轄の違いを表しているのか、は不明である。

これがZエンブレムだ。

アルミの鋳物製で、取付用の
アシが2本付いている。

最近出回っているニセモノの
七宝焼き風エンブレムの方が
遙かにカッコ良く見える。

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