夜の摩天楼

黒い夜空を無数の灯りがきらめく
ブルックリン橋の下で
吊り橋のロープにイルミネーションが


ブルックリン橋を眺めながら想う


ハドソン川の向こうの
マンハッタンの輝く灯り
川と橋の向こうは輝く夜の宝石

ニューヨークで印象深いものは、たくさんあるが、中でもベスト10に入るのが”マンハッタンの夜景”であろう。

マンハッタンは摩天楼の林立する世界最大の大都会。 夜の帳が下りると、その雰囲気、表情を変える。

昼間の摩天楼は世界の中心はここだと言わんばかりに、巨大なエネルギーと力を誇示している。

ところが、夜になり摩天楼の窓ごとに灯りがともると、その灯りは天まで届かんばかりに、高くつづき、街全体が灯りで彩られる。

大都会の夜のロマンチックで、切ない想いに引き込まれる。

夜のマンハッタンはあまりに”美しい”

夜景を美しく見る場所はいろいろある。

摩天楼の真ん中で、下から見上げる。 特定のビルを見上げる。 ブロックを見る。洒落たカフェバーから見る。 いろいろな高層ビルの高いフロアーのレストランから見おろす。遠くから見る。などなど。

私はブルックリン橋の斜め下の小さな広場から、ブルックリン橋を見上げながら、ハドソン川越しに水平から少し見上げる目線で見るマンハッタンの摩天楼の夜景が一番美しいと思う。

これは、身震いするほどの迫力と感動を与えてくれる。

夜空に輝く無数のきらめきは人の想像力を豊かにする。

もっとも、私はこの夜景をいつも一人で見つめていた。
もし、これが別のシィチュエーションであったなら、別の見方、いやどんな見方でも美しかったかも知れないが・・・。

夜は魔物。 人を、街を妖しく変身させる。

マンハッタンの夜景は魔物の化身なのであろうか。

無数の迫り来る輝くきらめき

  う〜ん。でも、見事に ”美しい”

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