イースト・リバーとブルックリン橋 屋上では低い手すりの通路から見る
強い風が高さの恐怖を増してくれる


ミッドタウンの摩天楼
世界に知られた双子ビル
設計者は日系人のミノル・ヤマザキ氏

ニューヨーク・マンハッタン島は縦に細長い島で、左側にハドソン川、右側にイースト・リバー。
マンハッタン島の中央に、これまた縦に細長い、大きな「セントラル・パーク」。
セントラル・パークの下の界隈が摩天楼の林立する「ミッドタウン」

世界貿易センター・ビルはマンハッタン島の下部(南部)の「ロアー・マンハッタン」と呼ばれる証券・金融を中心とするエリアにある。

島から更にニューヨーク・ベイ(湾)にでると、有名なリバティー島の「自由の女神像」がある。

貿易センタービルからの眺望は、東西南北どの方向も見事であるが、まず注目するのは、ミッドタウンの摩天楼と、眼下の金融の街「ウオール街」である。

ウオール街には、世界最大の証券取引所の「ニューヨーク証券取引所」を始め世界の大銀行、大証券会社がある。

アメリカ経済が巨大であり、世界を動かしているということは、とりもなおさず、「ニューヨーク証券取引所」も巨大であるということである。

毎日の新聞の、経済欄で「ニューヨーク・ダウ」とか「ナスダック」が上がったとか、下がったとか書かれており、日本の経済人や証券投資家は一喜一憂している。
昔から、「アメリカがクシャミすると、日本が風邪を引く」と言われているが、今まさに、その張本人を眼下に見下ろしている。

世界の経済と金融はニューヨーク・ウオール街から始まる。

ここで世界に冠たる「ウオール街」について。

マンハッタン島は最初オランダによって開発され、ニューアムステルダムと呼ばれた。
その頃の中心は、南部の一区域であった。 時のオランダ総督は、繁華街を守るため、丸太とレンガで高い防壁を作ることを命じた。
この防壁はウオールと呼ばれました。

ウオール街のウオールは高いビルが壁を作っているからではなく、その時の名前の名残なのです。

ちなみに、「ハドソン川」は、その昔、この島を探検したイギリス人の「ヘンリー・ハドソン」の名前によるものです。

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