大瀑布の幅は延々と続く。 滝はザンベジ川より落下する。
大瀑布の深い割れ目ギリギリ
の所に立ち、深い崖下を覗く。
危ないから戻れと止められる
ビクトリア瀑布はザンビアとジンバブエの丁度国境にある。
つまり、瀑布となっているザンベジ川が国境なのである。私はザンビア側から瀑布に行った。随分と長い時間ザンビア側であちこち歩き回りながら瀑布を見た後、国境のザンベジ川を越えてジンバブエ側から見ることにした。

国境となっているザンベジ川には橋が架かっており、川の両側に両国それぞれの検問所がある。私のパスポートにはザンビアのビザしかない。
私はまずザンビア側の検問所でジンバブエ側から見たいので一度出国させてくれ。2時間後にはまた戻って来るのでその時はこの国の入国ビザは無いが入国させて欲しいと頼んだ。
そしてなにがしかの金を渡し、パスポートにスタンプを押して貰い橋を渡った。

ジンバブエ側の検問所では、ビザは無いが入国させてくれ。2時間後には出国するからと頼んだ。ここでも金を払いパスポートにスタンプを押して貰い、入国した。

川向こうのジンバブエ側からもダイナミックで凄まじい大瀑布の景観が展開されていた。2時間ほどしっかりと見つめていた。

帰りの検問所は既に顔見知りになっていたので、スムースに手続きが出来、無事にザンビア側に戻ってきた。

両国はこの大瀑布を観光の目玉にしようとしているが、何しろ場所が
アフリカの奥地。世界の何処からも行くまでが遠い。
大勢の観光客を呼ぶのは、大変な苦労が必要のようである。
どこまでも続く大瀑布 驚愕の思いで、大瀑布の前に立つ。
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