広大なアフリカ大陸の大地の裂け目を見るには、飛行機で見るしか方法がない 上側:ザンビア側のザンベジ川と大瀑布
下側:ジンバブエ側
中央で大地溝帯に架かっているのが国境の橋
大地溝帯は延々と数千kmも続く 大地溝帯の深さは百数十メートル
世に言う大地の裂け目、アフリカの大地溝帯はアフリカ大陸の東側に大陸の下方より上方へ数千kmにわたって、深く荒々しい裂け目をさらしている。
アフリカ大陸の構造上の歪みと、長い年月の浸食により奇怪な姿となって延々と横たわっている。

広大な大地の上の造形の姿は高い上空からでないと良く認識できない。
良く知られている南米ペルーのナスカの「地上絵」なども上空から見て、はじめてその全貌がはっきりと分かる。

チャーターした飛行機はその目的のため、ザンベジ川、ビクトリア大瀑布、そして大地溝帯の上空を高く、また超低空で縦横に長時間旋回飛行し、その全貌を十分に見せてくれた。

人は極く小さな物にも感動するが、巨大なものには感動と恐怖と畏敬の念を覚える。
それは人の力では到底成し得ない思いと、何のためにこんなことをと思うからであろう。 かかる場面に接すると人の小ささを思い知らされてしまう。

次話へ