大瀑布を背にして 幅1700mの岩場の間を落下する
雷鳴のような大瀑布の轟音、 怒濤のごとく押し寄せ、そして落下する想像を絶する水量。 高く舞い上がる水しぶき。 空に大きく架かる虹。・・・・・
う〜ん。言葉がない。

私はこの時、少年の頃に読んだ「密林の王者ターザン物語」の一場面を思いだした。
ターザンの恋人ジェーンが密猟者の悪者によって川に落され、滝の寸前まで流された時、ターザンが飛び込み滝のところに突き出ている岩にしがみつき、木から垂れ下がっているツタに飛びついて、すんでのところで助け出すというハラハラドキドキするというものであった。 大瀑布は色々な想像を引き出してくれる。

日頃の小さなサイズで考えていることが、いっぺんで吹っ飛んでしまう。

神は、 自然は何のためにこのような巨大な物を、エネルギーを人のいない密林の奥深く作ったのだろうか。
怒濤の水量 今日も瀑布の上は虹だった
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