ビクトリア瀑布にかかる虹 大瀑布の轟音と水量を目の前にして
高く上がる水煙と大地の深い切れ目 大瀑布を背に驚異する
第1話で空からのビクトリア瀑布へのアプローチを一部紹介いたしましたが
ここでは、地上から見た瀑布を紹介いたします。

とは言っても瀑布の全貌はとても写真では紹介しきれないのが実感です。
上の写真も全体のほんの一部分しかカメラのフレームに入りません。
私は瀑布を端から順番に、また上下のアングルで沢山の写真を撮りましたが一度に掲載できないのが残念です。

大瀑布は、なにしろ幅1700m、落差108m、莫大な水量が轟音と共に 目の前で、 落下し、水煙をあげている光景は胸の熱くなる深い感動をおぼえる。

しかもそれがアフリカの奥深いジャングルの中で、イギリスの探検家リビングストンによって発見されるまでは、訪れる人もいないなかで、ただ一人、長い時を黙って送っていた。 この巨大なエネルギーは一体何の為に存在してきたのだろうかと、むしろミステリアスな気持ちになってきた

ビクトリア大瀑布には、いつも虹がかかっている。
高く舞い上がる水煙と太陽がいつも作り出している。 誰に見せようというのか。

これほど巨大な自然の造形を目の前にすると、何故か神の意志によるものかという気がしてくる。 昔から宗教の始まりは「自然」が対象であった。 納得。

私はこれまで、これ程巨大な、自然の作った「動的造形美」を見たことがない。 しばらくの間、ただ呆然とそこにたたずまざるをえなかった。

写真や言葉ではとても伝えきれない、巨大な自然の驚異と摂理
それはアフリカの「ビクトリア大瀑布」です。
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