ビクトリアフォールズの上空からよく見える
ようにゆっくり低空をながく旋回飛行する
許可を得て操縦桿を握り操縦する。
客席の人は、このことを知らない
ザンビアの首都ルサカからプロペラの双発の中型飛行機(20人乗りの乗り合いチャータ機)にてジンバブエとの国境にまたがる「ビクトリアフォールズ(滝)」へ行く。

ビクトリアフォールズは1855年にイギリスの探検家リビングストーンによって発見された世界三大瀑布の一つである(規模的には世界最大)。
ちなみに他の二つは北米のナイアガラと南米のイグアスの滝。

何としてもビクトリアフォールズの大瀑布とアフリカの大地の裂け目、大地溝帯を上空から、その全貌を見たかった

幅は1700m、落差108mと圧倒的水量を誇るこの大瀑布は、地球の咆哮のごとく轟き、水煙は200mも空高く舞い上がり周辺に雨のように降り注ぐ。日の出る限り、いつも上空には虹の橋をかけている。

太古の時代より少しずつ変化していく地球の営みの中で、裂けゆく大地とそこに流れ落ちるザンベジ川が偶然にも創り出した美しき驚異の自然に神の意志を感ずるほどの感動が胸にこみあげてくる。

次話以降では、
地上で接した大瀑布、 リビングストーンのこと、 ザンビアからザンベジ川にかかる国境の橋を歩いて越え、隣国ジンバブエ側より見た瀑布の様子、 夕方のザンベジ川のクルージングの際に見たザンベジ川を泳いで渡る「象」、 そして森の黒いシルエットの向こうに静かに沈む夕陽、正に「サンセット」。 等々 順次お伝えして参ります。
アフリカの大地の裂け目、大地溝帯 ビクトリアフォールズと大地溝帯
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