テント入り口

テーブルと椅子2脚
蚊よけのネットは四方に付いている

テント前のテーブル上には、ガスランタン

内部の、ベットとミニドレッサー

正面の向こうは、トイレとシャワー
サイドテーブルの上には、ローソク、香取スプレーに懐中電灯
ベッドボードの上には木製のハンガー掛け

サファリーは暑い。
よって、昼間は、テントの入り口はジッパーを開いて、半開きにしてある。
しかし、ここが問題なのである。 つまり、「蚊」の侵入である。

日本では、日頃気にしていないが、アフリカはマラリアの汚染地帯。 発病すれば命取りとなりかねない。 何人もの日本人が命を落としている。媒介するのは、ハマダラ蚊である。 サバンナの草原には「蚊」がいっぱい。 特に、夕方から夜は危ない。

私は、予防注射はもとより、香取スプレー、蚊取り線香、塗る蚊よけ剤等をいつも携行している。

テントは通風と外を見るため、防虫ネットを四面に張ってあり、出入り口はジッパーで閉める仕掛けになっているが、ネットに破れがあったり、ジッパーがピッタリ閉まらなかったりで、とうてい完全ガードは無理と思われた。

案の定、中にはいると、蚊が飛んでいた。

テント内のベットは、ツインタイプと、ダブルベットタイプがある。

サイドテーブルの上には、必需品の「ロウソク」と「香取スプレー」それに「懐中電灯」がある。

室内には、ミニテーブルと鏡、そして木製のハンガー掛けがある。

電気はない。 照明は「ランタン」である。
それが、全てである。

電話も、内線電話もない。
夜中は、あたりに野生動物が沢山接近してきて危険なので、テントの外へは出られないので、夜中の連絡と翌朝の連絡は前夜にボーイに全て頼んでおくことになる。 連絡手段はこれのみである。

ボーイが自動的に聞いてくれる。
ミスター、「モーニングコールは何時にしたらよいか」や「モーニングコーヒーは何時に運んだらよいか」 といった具合に。

正面のシートのジッパーを開けると、そこはバスルームとなっている。

一応、ベットルームとバスルームは仕切られている。バスルームには、洋式トイレに、シャワー、それに小さな洗面台がある。

蚊の飛んでいる、薄暗いところで、シャワーを使うのは、細心の注意と度胸がいる。 エイー、 やってしまえー と。

私は、薄暗く、何匹かの「蚊」が飛んでいる「バスルームを中心に、備え付けの「スプレー」と持参の「スプレー」の両方を使い、目が痛くなるほどたっぷりと吹き付けた。

その上、寝るときには、持参の「蚊取り線香」をベットルームに2つ、 バスルームに1つ つけた。

おかげで、蚊の心配は少なくなったが、 スプレーと蚊取り線香の煙で私がいぶしだされて、気持ちが悪くなってしまった。 外の空気を吸おうと思ったが、 しまった!

      キャンプは夜間外出禁止だった!
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